方墳の基礎遺構発見 谷を埋め立て〝古代の造成工事〟 小山田遺跡
舒明天皇や蘇我蝦夷の墓の可能性がある明日香村の小山田遺跡(巨大方墳、7世紀中ごろ)で方墳の基礎部分とみられる遺構が新たに見つかり、橿原考古学研究所が発表した。幅約50メートルの谷を埋めて造られており、橿考研は「権力者にふさわしい大規模な造成工事が行われたことがわかった」としている。
遺構が見つかったのは、昨年1月に方墳の墳丘(一辺50メートル以上)が確認された場所から西約11メートルの地点。地表下約3・5メートル地点から方墳の基礎部分と考えられる粘土を固めて造成した斜面状の遺構(幅3・5メートル以上、長さ3メートル以上)が見つかった。
斜面の厚みは3メートル以上あり、古墳築造以前は幅約50メートルの谷だった場所を広範囲に埋め立てたことがわかった。斜面上からは、方墳の濠に敷かれた石と同じ室生安山岩などが確認された。
今尾文昭・橿考研調査課長は「権力者にふさわしい大規模な造成工事で墓がつくられていることがわかった。方墳を復元する重要な資料になる」としている。
小山田遺跡では、濠を伴う一辺50メートル以上の飛鳥時代の巨大方墳の基底部が見つかり、日本書紀に登場する舒明天皇の初葬墓(滑谷岡陵)や、大豪族・蘇我氏の首領、蘇我蝦夷の墓(大陵)の可能性があるとみられている。
橿考研は調査成果を紹介する展示会を26日~4月17日に付属博物館で開く。問い合わせは同館(☎0744・24・1185)。
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「自然守りながら活性化」 エコパーク、大台ケ原などに拡張
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の生物圏保存地域「エコパーク」の一つで、エリアの拡張が決まった「大台ケ原・大峰山・大杉谷」(奈良、三重県)。地元の自治体でつくる同エコパーク保全活用推進協議会は、新しいロゴマークを発表した。白地に源流をイメージした水色のラインが描かれ、左から大峰山、大台ケ原、大杉谷と川の流れをデザインしている。
同エコパークは昭和55年、五條市、上北山、川上、天川、下北山、十津川村と三重県大台町の7市町村にまたがる3万6千ヘクタールが「大台ケ原・大峰山ユネスコエコパーク」として登録。今回の拡張で、面積は約3倍の約12万ヘクタールになり、大杉谷の名称も加わった。
エコパークは、自然を厳格に守る「核心地域」、環境教育などに活用される「緩衝地域」、自然と人が共生し発展する「移行地域」の3地域に分けられる。拡張前は大台ケ原の一部が核心地域、周辺の国立公園が緩衝地域だったが、今回で核心地域に大峰山脈の山上ケ岳や八経ケ岳などが追加。上北山村、天川村、川上村、大台町の全域と下北山村の一部が移行地域になった。
橿原市の県市町村会館で会見した推進協副会長の福西力・上北山村長は「自然を守りながら地域を活性化し、海外の人にもすばらしい大自然を見ていただきたい」と話した。
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身近な人の悩みに気付いて 自殺防ぐ「命の門番」養成進める
今月は「自殺対策強化月間」。県では専門職員らが悩みの相談に応じる「ならこころのホットライン」(☎0744・46・5563)を平日午前9時~午後4時まで開設しているほか、身近な人の悩みに気づいて適切な対応をする「ゲートキーパー(命の門番)」の養成を進めている。
警察庁の統計によると、全国の自殺者数は平成10年以降は14年連続で3万人超だったが、24年以降は下回っており、27年は約2万4千人、県内では240人だった。だが、近年は若年層の死因に占める自殺の割合が高くなっており、県内の20代では25年(61・5%)以降半数超、30代も38・5%となっている。
ゲートキーパーの主な役割は、変化を察して声をかける「気づき」▽本人の気持ちを尊重して耳を傾ける「傾聴」▽早めに専門家に相談するよう促す「つなぎ」▽温かく寄り添い見守る「見守り」の4つとされ、県内では24年度から県や各市町村が養成講座を開催。これまでに約6千人が受講している。
県の担当者は「自殺を身近な問題として、県民がゲートキーパーの役割を果たせれば」としており、強化月間中はその役割など紹介するパネル展を30日まで、大和高田市の県産業会館で開催している。
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過去と現在を一目で 平城京タイムトリップマップ制作 奈良ロータリークラブ
平城京について知ってもらおうと、奈良ロータリークラブ(安田勝彦会長、奈良市)が平城京条坊の重ね図「タイムトリップマップ」を作製した。
マップは、平城京の碁盤目の区画「条坊」と現在の地図を重ねたもの。メーンストリートの朱雀大路東側の左京では藤原仲麻呂邸や大安寺、東市などを示している。平城京や各寺院などについての説明や、歴史散策コースも紹介している。
1万2千部を作製し、学校や観光施設などに配布。同クラブ社会奉仕委員長の河野良文・大安寺貫主は「知っているようで知らない平城京を認識してもらい、観光にもつなげたい」と話している。
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産経舞踊の祭典 4月9日に県文化会館で開催 30組に招待券プレゼント
能や歌舞伎の流れをくむ古典舞踊や郷土色豊かな民踊、そして演歌などの歌謡曲に振りをつけた新舞踊が一堂に勢ぞろいする「第28回産経舞踊の祭典・奈良大会」を開催します。県内の舞踊愛好家を中心に13団体が35曲を披露します。
【日時】4月9日(土)午後1時開演(午後0時半開場)
【会場】奈良県文化会館・国際ホール(近鉄奈良駅から東へ徒歩5分)
【入場料】1000円(自由席)。当日券を販売します。
【出演団体】鎌田流百合の会▽香扇会▽園生流舟の会▽園生流篠乃会▽天理市芸能協会愛扇会▽日本民踊研究会大阪支部豊永会▽藤間流誉会▽峰扇流慶の会▽同・峰扇会▽同・久美次会▽同・久雅扇会▽牧園流美始鋭会▽若柳流吉翔の会(順不同)
問い合わせは産経新聞開発・開発事業部(☎06・6633・6852)。
30組に招待券プレゼント
この催しの招待券をペアで30組の読者にプレゼントします。応募多数の場合は抽選となります。ご希望の方は、はがきまたはFAXで〒556‐8666(住所不要)産経新聞開発(株) 舞踊奈良大会係(FAX06・6633・2709)まで。4月1日必着。
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みんな待ってたサクラ 奈良でも開花宣言 平年より6日早く
奈良地方気象台は23日、県内で桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表した。平年より6日、昨年より4日早い開花となった。今後、1週間~10日ほどで満開を迎えるという。
気象台によると職員が同日午後3時ごろ、奈良市の気象台構内にある標本木に5、6輪の花が咲いているのを確認した。担当者は「24日から再び寒気が流れ込むので、今年は花持ちがいいかもしれない」と話した。
天理市の天理大にあるソメイヨシノもちらほらと咲き始めており、所用で訪れていた奈良市の近藤麻佑子さん(31)は「満開が待ち遠しい。お花見に行くのが楽しみです」と話していた。
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「東京五輪までにまちびらき」と荒井知事 外資系高級ホテル核のにぎわい施設
荒井正吾知事は23日の定例記者会見で、奈良市の県営プール跡地に日本初進出となる外資系高級ホテル「JWマリオット奈良」が平成32(2020)年春に開業することを受け、「世界の中でも会員数が多い最高級のホテルが奈良に来る。大変光栄でうれしい」と改めて喜びを語った。
今後、コンベンション施設や広場などホテルを核とした周辺一帯のにぎわいづくりが課題となるが、荒井知事は「3月中にもにぎわい施設の事業者が決定する。6月議会に(議案を)出して、承認いただければ本契約となる。東京五輪までにまちびらきができるだろう」と述べた。
土木職員派遣で市町村支援
一方、県内の各市町村で深刻化している土木技術職員の不足については、「市町村から、県の土木技術職員を派遣してほしいという要望は強い」とし、「採用難に加え土木技術専門の職員が少なく、インフラの定期点検が難しくなっているのが背景にある」と指摘。「採用を一緒にしたり、人材交流や派遣をしたりして県が市町村を助けるのも『奈良モデル』のひとつだ」とし、28年度に3人の土木技術職員を川西、王寺町、黒滝村に派遣するほか、五條市と相互に土木技術職員を派遣する方針を明らかにした。
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焼却灰撤去の説明不十分 平群町議会が当初予算案否決
平群町議会は、清掃センターの焼却灰撤去事業費2億4500万円を盛り込んだ平成28年度一般会計当初予算案を賛成少数で否決した。町は修正を検討した上で、28日の臨時町議会に再提案する予定。
18日の本会議では、新年度予算案に5人が賛成、6人が反対した。反対した森田勝議員(無所属)は「焼却灰の撤去作業は必要だが、まだ地元住民への十分な説明がなされていない」と指摘した。
岩崎万勉町長は「住民説明は広報紙などを通じて丁寧に続けると繰り返し説明している」と主張、「反対した議員の討論は理由になっていない」などと反論している。
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もちいどのセンター街の案内板 景観広告優秀賞 老舗の看板も
景観に調和した屋外広告を表彰する「なら景観調和広告賞」で、奈良市の「もちいどのセンター街」のアーケードの柱に配置された統一案内板が、独立広告部門の優秀賞に選ばれた。商店街協同組合が「通り」の広告景観を創出した新しい取り組みで、周辺の観光地の位置情報も分かりやすく表現したことなどが評価された。
商店街を訪れた観光客から「駅はどっち?」「ならまちにはどう行けばいい?」などと道を尋ねられることが多かったことから、平成22年の平城遷都1300年祭に合わせ、商店街の店舗が費用を出し合って設置。現在、42本あるアーケードの柱のうち18本に統一案内板が設置されている。
格子と身代わり申をイメージしたシンプルなデザインで、駅や観光地までの距離や方向を分かりやすく表記。同センター街協同組合の松森重博理事長(67)は「観光客に分かりやすい案内板を、と設置した。受賞が商店街の活性化につながれば」と話した。
同賞は景観や屋外広告物への意識や関心を高めてもらおうと県が25年度から実施し、今回は61点の応募があった。
一般広告部門で優秀賞を受賞したのは、天川村で400年の歴史を持つ温泉旅館「宿 花屋徳兵衛」のケヤキの看板。17代目の花谷芳春さん(63)が「温泉街の雰囲気を表したい」とデザインしたもので、建物2階軒上のわずかな壁面を活用し、ケヤキの1枚板に書で表現。趣のある景観創出が評価された。
このほか、歴史的広告活用部門では奈良市の老舗墨屋「古梅園」の扁額3点のみの広告が優秀賞を、酒だるの絵看板などを掲げる宇陀市の奈良漬老舗「いせ弥」が奨励賞に選ばれた。
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水道管漏水 1000戸で断水13時間 葛城市
23日午前1時15分ごろ、葛城市竹内の県道で、地下に埋設されている水道管から漏水しているのを、通行中の車の運転手が発見、110番した。高田署によると、けが人や家屋への被害はなかった。
この影響で、県道竹内交差点―兵家交差点間の約800メートルが一時全面通行止めになった。市水道課によると経年劣化が原因で、周辺の住宅など約千戸で約13時間断水するなどした。
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地価8年連続下落も商業地はマイナス脱却 奈良県内の公示地価
国土交通省が22日公表した1月1日現在の公示地価。県内393地点の地価は0・3%下がり8年連続の下落となった一方、下落率は昨年から横ばいになった。専門家は「大阪への利便性が高い北部と、下落率が大きい南部東部との間で地価の二極化が依然として進んでいる」と分析している。
住宅地の最高額は近鉄学園前駅北側の「奈良市学園北1―5―12」(1平方メートルあたり23万5千円)。マンション用地の最高額は「奈良市西大寺国見町1-7-20」(同24万円)だった。
住宅地全体では平均0・3%の下落。昨年から継続調査した290地点のうち、79地点で上昇、36地点で横ばい、175地点で下落した。西都不動産研究所(生駒市)の竹村牧所長は「低金利や政府の住宅取得支援策が支えているものの、消費増税後の所得環境の回復がやや遅れている」と指摘している。
商業地の最高額は「奈良市中筋町1―4」の関西アーバン銀行奈良支店で、1平方メートルあたり57万9千円。上昇率が最も大きかったのは、「奈良市餅飯殿町24―2」だった。
特に中国人や韓国人をはじめとする外国人観光客のインバウンド需要を取り込んだ近鉄・JR奈良駅周辺の商業地の上昇率が大きく、商業地全体では平均0・0%で、8年ぶりにマイナスを脱した。継続調査した66地点のうち、24地点で上昇、16地点で横ばい、26地点で下落した。竹村所長は「金融緩和により、資金調達環境が良好となっている。外資系ホテルの建設が予定されている奈良市の県営プール跡地周辺では、東京五輪をにらみ、一部上昇気配を強めている」としている。
工業地全体では平均0・1%の上昇、継続調査した8地点のうち4地点で上昇、4地点で下落した。
竹村所長は今後について、「思い切った政策が打たれない限り、経済状況は不透明感を増していくだろう」と指摘。「低金利などに支えられる形で、県内の商業地と工業地は今後もやや上昇傾向を強めていくが、住宅地はしばらく様子見が続くのではないか」としている。
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患者283人の個人情報入りのUSBメモリー紛失 奈良医大付属病院
県立医大付属病院は22日、30代の医療技術職員の女性が、精神科を受診した患者283人の個人情報を記録したUSBメモリーを紛失したと発表した。現時点で外部流出などは確認されていないといい、同院は患者におわびの文書を送付、問い合わせ専用窓口(☎070・6920・2264/5121)を開設した。
同院によると、記録されていたのは患者の名前や生年月日、検査所見など。職員は10日夕、精神科1階にある執務室の机の引き出しからUSBを取り出し、別室にあるパソコンにつないで使用したが、翌日昼になくなっていることが判明した。USBにパスワードは設定されていなかったという。
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犯罪被害者支援で郡山署などと協定 大和郡山市
犯罪被害者への支援を強化しようと大和郡山市は22日、公益社団法人なら犯罪被害者支援センター、郡山警察署の2者と、連携協力に向けた協定を締結した。
市は4月1日から、県内の自治体で初めて「市犯罪被害者等支援条例」を施行。犯罪被害者や遺族に見舞金(遺族は30万円、全治1カ月以上の重傷者は10万円)や最大50万円の貸付金を支払うとしており、支援体制をより充実させようと関係機関との連携を強化することにした。
協定の内容は、個人情報の取り扱いに配慮しつつ3者が各種施策、啓発活動などに協力する▽市が法人賛助会員として支援センターに財政的援助をする―など。この日同市役所で開かれた調印式で、上田清市長は「本人やご家族に行政も支援したい」とあいさつ。西口廣宗・支援センター理事長は「私たちの支援活動の重要性をくんでいただけた。今後、相互に協力し合い活動を続けていきたい」、弘末光則署長は「安心安全の城下町を目指し治安維持に努めていく」と話した。
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「市長決裁認識せず」 大和高田市の虚偽報告問題 調査特別委で答弁
大和高田市が、国の交付金事業で虚偽の完了実績報告書を提出し、利息分を含む約3680万円を返還した問題で、市議会の調査特別委員会の第2回委員会が22日、開かれた。委員から、国への報告書は規定で市長決裁だと指摘されたのに対し、吉田誠克市長は「認識していなかった」と答弁。また、全22件の書類のうち6件に押印された市長公印については、公印の使用記録がないことも判明した。
市側は、担当課ごとに行っていた国交付金事業の申請や報告書提出を平成22年度に市都市計画課がまとめて行う方法に変更した際、「決裁区分を誤り、部長にしてしまった」と説明。ただ、21年度までは市長決裁となっており、吉田市長は「認識不足だった」と答弁した。
委員の指摘で、全22件の書類に押印された市長公印のうち6件は、公印使用簿に使用者や日時などの記録がなく、誰が押したのか分からないことも判明。市長公印は市役所2階の財産管理課で保管され、使用の際は使用簿に記載すると定められているというが、ずさんな管理状況が浮き彫りになった。松田秀雄副市長は「適正に執行できるよう改善する」とした。
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薬物犯罪検挙者228人 過去10年で最多 覚醒剤は8割 奈良県警まとめ
県警は、覚醒剤や大麻など薬物の所持や使用での昨年の検挙者数が前年比46人増の228人に上り、過去10年間で最多になったと発表した。約8割が覚醒剤による犯罪で、うち約6割は再犯だったといい、県警は「インターネットなどで誰でも容易に入手できる状況が背景にある」と分析、取り締まりを強化している。
県警によると、平成23年は172人だった検挙者数は、ここ数年は200人前後で推移。年齢別では、覚醒剤は40代が最多(66人)だが、大麻は20~30代で全体の約7割を占めた。
27年版犯罪白書によると、22年出所受刑者(計6334人)の覚せい剤取締法違反での5年以内の再犯率は48・8%と、他の犯罪に比べ最も高かった。
県警は「『一度だけ』というつもりでも、薬物には高い依存性があり、自分の意思でやめられなくなってしまう。絶対に手を出さないで」と呼びかけている。
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南都銀行、大和信用金庫と協定 まちづくりで桜井市 県内初
桜井市は22日、南都銀行(本店・奈良市)と大和信用金庫(同・桜井市)との間で、それぞれまちづくりに関する協定を締結した。県内の市町村が南都銀行などとまちづくりの協定を結んだのは初めて。
協定では、若者の働く場の確保や定住促進、子育て世代に選ばれるまちづくりなどで連携し、市の発展に寄与するとした。有効期間は平成32年3月31日。
締結式では松井正剛市長、橋本隆史・南都銀行頭取、郡山尚・大和信金理事長がそれぞれ協定書に署名。橋本頭取は「地域金融機関として、昨年設立した『奈良県観光活性化ファンド』(10億円)なども活用しながら支援を行っていきたい」とし、郡山理事長は「桜井市生まれの金融機関として、われわれが持つ資源、知見、ノウハウをいかして市の発展に尽くしたい」とコメント。松井市長は「これまで以上に情報共有をはかり、連携を強化してまちづくりをはかっていきたい」と話した。
市は今後、早稲田大学総合研究機構都市・地域研究所や奈良女子大学ともまちづくりに関する協定を締結する予定。
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【学童野球】開幕16試合で熱戦 奈良市学童軟式野球連盟リーグ戦
奈良市学童軟式野球連盟リーグ戦開幕戦の16試合が21日、奈良市の柏木球技場などで行われた。
結果は次の通り。
飛鳥紀寺スポーツ少年団10-3都跡スポーツ少年団▽やまと3-2平城スポーツ少年団▽飛鳥紀寺スポーツ少年団4-2平城スポーツ少年団▽奈良伏見イーグルス4-0若草ベースボールクラブ▽奈良伏見イーグルス10-0鳥見ゼブラーズ▽若草ベースボールクラブ12-0鳥見ゼブラーズ▽奈良ジュニアファイターズ6-2登美ケ丘フェニックス▽大宮ホワイトベアーズ4-3西大寺ドリームズ
奈良チャレンジャーズ8-6五条山レパード▽大安寺アパッチライオンズ6-2かすみの▽大安寺アパッチライオンズ7-4奈良チャレンジャーズ▽帝塚山スポーツ少年団6-5山陵クィーンズ▽山陵クィーンズ7-1平城東スポーツ少年団▽帝塚山スポーツ少年団8-1平城東スポーツ少年団▽神功なら山ファイターズ3-2東辰ツインズ▽奈良北ゴールデンカイト8-6山辺スーパーフェニックス
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天理市に県国際芸術村建設へ 伝統工芸とアートは交流できるか? 観光施設の側面も
県は文化資源の活用や文化・芸術分野の人材育成に取り組む「県国際芸術家村」(仮称)の建設候補地を、天理市杣之内地区とする方針を決めた。芸術家の合宿や文化財修復施設を設け「文化芸術活動の拠点」として人を呼び込みたい考え。ただ大型「ハコモノ」建設を疑問視する意見もあり、先行きが注目される。
県企画管理室によると、国際芸術家村は「県の文化資源の最大限の活用」をコンセプトに、歴史や文化財研究の拠点となるような施設を構想している。平成26年11月の地方創生本部会議で公表された。
28年度当初予算に芸術家村整備の推進事業費として6600万円を計上。有識者でつくる検討委員会での議論をふまえ、各施設の詳細を詰める方針という。同室によると、現時点では国内外から芸術家が一定期間滞在し研修を受けられる機能のほか、奈良うちわや宮大工など、伝統工芸にかかわる後継者の育成・養成施設の設置などを想定している。
ほかにも文化財修復施設▽人材育成・教育研究施設▽展示即売所▽レストラン・宿泊施設▽農作物直売所―などを検討。奈良の歴史や文化財、芸術などの共同研究や情報発信の拠点となるような施設づくりを目指しているという。
建設候補地は、文化・芸術振興の拠点にふさわしいことに加え、地方創生の観点から観光、産業、福祉、まちづくりなどへ波及効果が期待できることを重要視。昨年12月の検討委で天理市杣之内地区が選出された。
同地区は日本最古の道とされる「山の辺の道」沿いで豊かな自然、歴史・文化遺産があり、県とまちづくり協定などを結んでいて「連携しやすい」ことなどが理由。委員からは「芸術家村へのアクセスについて利便性の確保が重要」「文化分野のコンセプトを明確にしたほうがよい」といった意見も出されたという。
新たな「ハコモノ」に疑問の声も
一方、県の芸術家村構想には懐疑的な見方もあり、県議会でもたびたび議論されている。阪口保県議は「廃校や既存の施設を利用し、地域住民が主体となったまちづくりを行うならまだしも、大型のハコモノを新設するのは疑問だ」と批判。事業費は国の交付金次第な面もあるが、「国のお金を使っても、後の維持管理費は県側の負担となる。交通の利便性もよいとはいえず、多くの人が来るとは思えない」と話している。
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未来のトップアスリートを探せ! 橿原市でスーパーキッズ発掘イベント
未来のトップアスリートを探す小学生タレント発掘事業「スーパーキッズ大集合」が21日、橿原市の県立橿原公苑陸上競技場で開かれ、県内の小学1年~6年の児童計約100人が参加した。
県体育協会(奈良市)が県内でのスポーツの競技人口拡大や、世界で活躍するアスリートの発掘を目的に、平成25年度から行っていて、今年で3回目。
この日は陸上競技とラグビーの部に分かれ、陸上競技は県内の陸上クラブのコーチが、ラグビーはトップリーグの近鉄ライナーズ(大阪府東大阪市)の選手が子供たちを指導した。
陸上競技の部ではハードル走やフォームの練習、100メートル走の測定などが行われた。ラグビーの部ではパスやキック、フットワークなどの練習のほか、タックルのかわりに腰に付けたリボンを取り合うタグラグビーなども行われ、子供たちは青空の下、一生懸命取り組んでいた。
コーチとして参加した天理高校出身で近鉄ライナーズのフッカー、永下安武選手(30)は「昨年からラグビーの人気も高まっている。奈良にはたくさんの人材がいると思うので、この中から一人でもプロになる子が出てきてくれれば」と期待。参加した奈良市の小学6年、森田佳世さん(12)は「普段は地元のクラブでタグラグビーをしている。プロの選手の迫力あるラグビーも見れたし、面白かったです」と話していた。
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豪快書道も 奈良市の菅原天満宮で「奈良筆まつり」
伝統工芸品の奈良筆を供養し、書道の上達などを祈願する「奈良筆まつり」が21日、奈良市の菅原天満宮で行われ、使い込んで古くなった筆を持った多くの参拝者が訪れた。
奈良筆に毛が使われる動物の供養や書道の普及を目的に、筆の製造・販売業者らでつくる奈良毛筆協同組合が主催し今年で37回目。
境内で古い筆を燃やす供養や筆づくり体験、奈良筆の即売会が行われたほか、多くの参拝者が見守る中、書家の前原葉陽さん(48)が「超大字書き」を実演。申年で自身も年女であることにちなみ、「猿女」と揮毫した。
4月から奈良教育大(奈良市)の書道教育専修に進学する吉川茜さん(18)=田原本町=と三浦舞さん(18)=葛城市=は、いずれも書道の教師を目指しているといい、「大学ではさまざまな書体にチャレンジしたい」と話していた。
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蹴鞠通じて古代の歴史を学ぶ 「まるっと飛鳥体験」
古代のさまざまな歴史や文化を体験できる「まるっと飛鳥体験」が明日香村の国営飛鳥歴史公園で開かれ、21日は古代の蹴鞠を体験できる「飛鳥蹴鞠体験」などが行われた。
国営飛鳥歴史公園が、明日香村の歴史や自然の魅力を知ってもらおうと初めて開催。19~21日の日程で、蹴鞠体験や古代の火おこし体験、ミニ勾玉作り体験などが行われた。
飛鳥蹴鞠体験では、明日香村伝承芸能保存会飛鳥蹴鞠のメンバー8人が、古代衣装を身に着け、鹿の皮で作られた鞠を使って、試合形式の「飛鳥蹴鞠」を披露。来場者も参加して体験会も開かれた。
同保存会飛鳥蹴鞠代表の服部光晴さん(67)は「飛鳥蹴鞠はサッカーと同じで足を使ったスポーツ、娯楽として楽しめる。今後もこういったイベントを通じて認知度をあげていきたい」と話した。
体験会に参加した兵庫県西宮市の公務員、江上真規さん(35)は「フットサルをやっているが、鞠はやわらかくてサッカーボールとは全然感触が違い、おもしろかった」と話していた。
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収穫体験、手作り、そば打ち…感じるイベント満載 県がパンフレットでPR
県は、県内の農村での収穫や手作り体験などのイベント情報を掲載した平成28年版のパンフレット「見る・作る・食べる・感じる・知る 今、奈良がおもしろい!」を作成した。
主に農村でのイベント情報を発信しているホームページ(HP)「ならグリーンツーリズム」のPRが目的。パンフレットでは餅つきやそば打ちなど手作り・加工体験▽イチゴ狩りや茶摘みなどを楽しめる農村・漁業体験▽自然・文化体験―など、種類別に59のイベントを紹介している。
バーベキューやポニーの乗馬体験、ヤギ、ヒツジへの餌やり体験も。
1万部を作成、関係団体に配布するほか、同ツーリズムのHPからの閲覧も可能。担当者は「HPでイベント情報を掲載していたが、認知度は低かった」とし、「各地域でさまざまな体験が用意されている。パンフを参考に県内の人はもちろん、県外からも遊びにきてほしい」としている。
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県外消費やっぱり全国1位 県外の百貨店で服や靴買う人多い?
平成26年の国の全国消費実態調査で、奈良県民が県外でモノを購入する割合は全国1位だったことが分かった。21年の前回調査でも同様の結果で、依然として高い県外消費の傾向が浮かび上がった。県内消費の拡大は県の経済活性化策と合わせて大きな課題となっているが、打開策は見いだせていない。
調査は総務省が昭和34年から5年ごとに実施。県が2月末、県内の調査結果の概要を発表した。
調査によると、県の2人以上世帯の県外購入割合は15・2%で、前回(15・9%)同様に全国1位だった。次いで岐阜県(13・7%)、埼玉県(13・6%)、佐賀県(12・8%)、神奈川県(12・5%)―となり、大都市周辺の地域で高い傾向がみられた。
県外で購入した品目で最も多かったのは「服や履物」(27・4%)。身の回りの物などが含まれる「その他消費支出」(22・8%)、「教養娯楽」(21・8%)-と続いた。また、購入先は「百貨店」が41・3%で最多。服や靴などを品ぞろえが豊富な県外の百貨店で買っている傾向がうかがえる。
このほか、県の2人以上世帯の1カ月の平均消費支出は1世帯あたり30万2206円で全国11位。同3位だった前回と比べ7・7%減少した。消費支出に占める購入品は「食料」が最多。次いで「その他」、「交通・通信」だった。全国を100として比べると、特に「教育」は135・9となり全国を大きく上回った。
また、県の2人以上世帯の貯蓄現在高は1世帯あたり1785万円で全国6位。同2位だった前回より6・0%減少した。
一方、県の1千世帯あたりのLED照明器具の所有数量は1014台で全国1位。次いでDVDなどを含むビデオレコーダー、空気清浄機も同2位だった。
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【高校野球】智弁、福井工大福井を完封 4-0で快勝 エース・村上の粘投光る
第88回選抜高校野球大会初日の20日、開会式直後に登場した智弁学園は福井工大福井(福井)と対戦した。初回に主砲のひと振りで先制すると、四回にも追加点を挙げ、試合の流れをつかんだ。主戦村上は幾度も得点圏に走者を背負うもあと1本を許さず相手打線を抑えきり、2回戦進出を決めた。
初回、先頭の岡沢が四球で出塁すると、続く納の犠打などで1死一、二塁に。ここで主砲・福元がもう少しで本塁打という中越え二塁打を放つと、二走に続いて一走の太田も一気に本塁を突き2点を先制した。福元の父、信之さん(45)は「4番の仕事を果たしてくれた。けがをしないように楽しんで」と話し、息子の活躍に目を細めた。
さらに四回、高橋、村上の連打で無死二、三塁の好機を作ると、続く大橋が左前に運んで2人が生還し、リードを4点に広げた。応援団長の玉置励伊君(17)は「自分たちの応援が力になるよう精いっぱい声を出す。この先も油断せず頑張ってほしい」とスタンドからエールを送った。
投げては村上が粘投を続けた。140キロを超える直球を生かし、緩急をつけたピッチングで要所を締め、最後は7奪三振の完封で初戦を勝利で飾った。父の恵一さん(46)は「落ち着いて投げれば大丈夫と信じていた。これからもみんなと力を合わせてチームを守ってほしい」と話し、応援席から大きな拍手を送った。
小坂将商・智弁学園監督「紙一重の試合だったが最初のチャンスをものにしてくれた。次は落ち着いて試合に臨めると思う」
岡沢智基・智弁学園主将「投手の村上が良かった。開幕戦で地に足がついていなかったが、声をかけ合いながら修正ができた」
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「奈良さくらコットン」売り込め 大和高田のブランド戦略に迫る
江戸時代の「大和木綿」の伝統と、明治以来の繊維産業で培われたものづくり力を生かし、大和高田市で新たな地域ブランドづくりが進んでいる。農薬、化学肥料、除草剤、殺虫剤を一切使わず栽培、一つ一つ手摘みして収穫する綿から、品質と安全性に優れた商品を作る「奈良さくらコットン」事業。これまではベビー用品に特化した商品展開だったが大人用商品の開発も進んでおり、今後の展開が期待される。(山本岳夫)
■綿を手摘みで収穫
大和高田商工会議所などが主催して昨秋に行われた「奈良さくらコットン」の綿摘み大会。約8千平方メートルの休耕田を活用した葛城市疋田の綿畑に約50人の参加者が散らばり、教わった摘み方を試すようにして綿を摘み取っていた。
大和高田市内の小学4年生の女児(10)と母親(48)は、春の種植えと夏の成長観察イベントにも参加したといい、「大和高田には紡績工場があって繊維産業が盛んだったということは知っていたが、綿のことはあまり知らなかった」と話した。
イベントでは、30分あまりで50人が4750グラムの綿を摘み取った。手摘みの大変さを体験した参加者らは、収穫した綿から葉や種を取り除く「繰り綿」の作業も見学した。
■発展のシンボル
綿を地域ブランドにする取り組みは、平成18年に始まった。事務局を務める大和高田商工会議所にぎわい大和高田推進課の森田美穂課長は「会員さんと、大和高田が商工業のまちとして発展してきた歴史を掘り起こし、将来に向けてどうすればいいか考えていたとき、綿が発展のシンボルになるということに気がついた」と話す。
19年に国の補助を受けて大和高田市内に綿畑を確保し、有機栽培で綿の栽培をスタート。23年度に市内の事業者が集まり、栽培した綿を使ってベビー服の試作品をつくり、ベビー・子供服の商談専門展に出品すると、多くのバイヤーから「今までにない優しさがある」と高く評価された。
通販雑誌にもベビー服は掲載されたが、「認知度が低く、思うほど売れなかった」という。一方で、本格的な商品化に向けたメンバーの熱は高まっていった。
地元の大和高田市立病院の看護師にモニターになってもらい、ニーズを調査。これが注目され、25年6月から大和高田市の名所、高田千本桜にちなんだブランド名がついたベビー用品が、ジェイアール京都伊勢丹(京都市)で販売されるように。地元販売も含む全体の売り上げは24年度は27万円だったが、25年度は128万円、26年度は360万円と着実に伸びている。
■大人用商品も開発
事業の推進役を務めてきた元大和高田商工会議所副会頭の酒本昌彦さん(78)は「さくらコットンで作った商品を触ると、手触りの良さと優しさがある。手触りの良さは編み方の技術の高さによるが、優しさは綿の質。さくらコットンは化学肥料や農薬、除草剤も使わない日本で一番安全な綿です」という。
「大人も使える商品がほしい」との要望を受け、初夏用の靴下やショールなど、大人用の商品開発も進み始め、ネット販売も始まった。大和高田商工会議所の森田課長は「多くの人に奈良さくらコットンに触れてもらい、手触りの良さや優しさをわかってもらえるような売り場が必要」と、さらなる展開を目指している。
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おいしかったよ「雪丸鍋」 王寺町の保育園児が調理に挑戦
県内の市町村が自慢のご当地鍋を持ち寄る「あったかもんグランプリ」に出品された王寺町商工会青年部考案の「やまと雪丸鍋」の調理に、地元の保育園児が挑戦した。

完成した「やまと雪丸鍋」を披露する園児
「やまと雪丸鍋」は、牛乳ベースの「飛鳥鍋」にパンやチーズを加えた現代風の鍋。地元発祥の料理に親しむ「食育」の一環として、同町の幼稚園や小、中学校給食での提供なども検討されている。
調理に挑んだのは同町の「片岡の里保育園」の園児ら約40人。近くの畑で育てたダイコンやハクサイ、鶏肉などを入れ、アクを取るなどして完成、盛りつけも行った。雪丸も教室を訪問し、園児らと交流した。
鍋を考案した商工会青年部の平野允友さん(29)は「地場産を材料に使った鍋が新しい町の名物になれば。雪丸の力も借りてどんどんPRしていきたい」。自分たちで作った鍋を味わった森田敦志くん(6)は「体が温まるし、パンは柔らかく、チーズがとろけておいしい。作るのも楽しかった」と話していた。
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【学童野球】「全力でプレーを」 奈良市学童軟式野球連盟リーグ戦開幕式
奈良市学童軟式野球連盟の平成28年度リーグ戦開幕式が20日、鴻ノ池球場で開催された。リーグ戦には市内の22チームが参加。開幕戦は21日に行われ、Aゾーン、Bゾーンに分かれて秋まで熱戦を繰り広げる。
開幕式では、快晴の下で選手らがりりしく入場行進。木村繁理事長が開会宣言を行い、池田慎久会長が「今日開幕した選抜高校野球大会には連盟に所属していた先輩たちが出場している。毎日の練習を怠らず、みなさんも憧れの甲子園を目指してほしい」とあいさつ。
その後、Aゾーン代表でやまとの是沢天晴主将(11)とBゾーン代表で大安寺アパッチライオンズの久保武尊主将(11)が「僕たち選手一同は支えてくださる監督、コーチ、いつも見守ってくださる家族のみんなに深く感謝し、積み重ねてきた力を全て出し切り、最後の一球まで集中し全力でプレーすることを誓います」と元気いっぱいに宣誓した。
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子育て世帯定住目指し専用のHP開設 住宅競争苦戦の奈良市
子育て世帯を呼び込もうと、奈良市は定住促進を目指した専用ホームページ「なら、らぶ、りぶ」(http://www.naracity-naralovelive.jp/)を開設した。街の魅力を起業家や主婦などがそれぞれの目線で紹介しているほか、転居に関する補助制度も掲載。ガイドブックにはない街の魅力を紹介するイベントも紹介している。
タイトルは「奈良を愛し、住む」人がたくさんいることを伝えようと設定。現在、奈良に戻って農園付きの工房を開いた靴職人や、結婚を機に東京から移住したママさんデザイナーなど8人が「なら、らぶ、りぶな人」として語るインタビュー動画が公開されている。
市では統計を取り始めた昭和41年以来、平成3年を除き転入が転出を上回っていたが、12年に逆転。その後は転出超過が続いている。転出先で最も多いのは京都府木津川市で、過去10年で計約3400人が転出した。
仲川げん市長は「関西の住宅競争では、奈良はなかなか選ばれない。1度出た子育て世帯に戻ってきてもらえるよう、奈良の魅力をPRしていきたい」としている。
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春恒例の椿まつり 奈良県護国神社で 愛好家の盆栽も
椿の盆栽展示や椿の苗木を販売する恒例の「椿まつり」が20日、奈良市の県護国神社で始まり、愛好家らが手塩にかけた表情豊かな大輪の花が参拝客らを楽しませている。21日まで。
約3万人の県出身戦没者を祭る同神社では、英霊を慰めようと約30年前から椿まつりを開催。約1万5千坪の境内には約1千種、1万本の椿が植樹されている。
参集所では、大和椿盆栽会の会員約20人による作品を展示。独特の曲線美を持つ枝に品よく並ぶ赤や白の花びらに、鑑賞する参拝客らも笑顔の花を咲かせていた。
椿の花びらが添えられた特製の「椿粥」も無料で振る舞われ、毎年夫婦で訪れるという中川清さん(75)=桜井市=は「今年の粥はとびきりおいしい」。
宮田康弘宮司(64)は「今年は暖冬で開花が早いが、境内の花は品種によっては4月ごろまで楽しめます」と話している。
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【奈良移住物語】子供らが帰りたいと思う故郷に 宇陀の旧郵便局でレストラン
のどかな田園風景が広がる宇陀市榛原比布に、昭和初期に建てられたレトロな旧伊那佐郵便局(登録有形文化財)が残る。改修された建物内は、「日替わりシェフ」によるユニークなレストラン。経営するのは大和郡山市から10年前に移った松田麻由子さん(34)。住民をはじめ各地から集うシェフ、学生らとも交流の輪が広がっている。(岩口利一)
■子育て環境を求めて
「田舎でのびのびと子育てをしたいと思った」。自然環境に恵まれた宇陀市に平成18年に移った理由を松田さんはそう語る。
当時は幼い2人を抱え、夫の職場がある大和郡山市内への通勤に支障がない土地を探したところ、宇陀市内で農家だった築約70年の空き家を気に入り購入。「家は広いし庭や裏山もあり、ハイツに住んでいたときと違って子供が自由に遊べる。井戸水と上水があり、子供がどろどろになって帰ってきても平気で良かった」と話す。
そんな家や自然環境はもちろん、住民らの結びつきの強さからも、この地に愛着を抱くようになった。
■店持ちたい人が挑戦
旧伊那佐郵便局は白い板張りの壁が特徴的な木造2階建てで、約80年前の洋風建築。欄間や鬼瓦に郵便記号がデザインされ、現在は松田さんが局長のまちづくり団体「伊那佐郵人」の看板が掲げられている。中の事務室だったというスペースがレストランだ。
この建物との出合いは移住後。友人に教えられ訪れたところ、「すてきな建物だったが、中はボロボロだった」。ツイッターでつぶやくと興味を抱く人の輪が広がり、保存活動に。国の空き家再生推進事業として改修できると決まったと同時に購入し、25年にはレストランをオープンさせた。翌年には、登録有形文化財にもなった。
「郵便局の保存が先で、活用のことは動きながら考えた」という松田さん。レストランにしたのは「地域の拠点にするために有効な〝食〟にしようと思った」からだという。
「日替わりシェフ」は常時募集し更新。将来店を持ちたい人や自慢の料理を披露したい人らがチャレンジする場となっており、料理は和洋を問わない。これまでに体験したシェフは30人ほどになり、うち2人は実際に店を持ったという。
■地域と若者つなぐ
昭和初期、旧郵便局のある通りは地域の中心で、多くの商店も並んでいたというが、今はその面影もほとんど残っていない。そんな地で「伊那佐郵人」はにぎわいを取り戻そうとしている。
松田さんは地域と若者らをつなごうと、NPO法人「ならゆうし」や地域活性化団体「ウダカツ」のメンバーとしても活動。「建物保存というハード面だけでなく、地域社会が持続できるようにしたい」と、インターンシップをコーディネイトするなどしている。
そんな原動力は何か。「自分の子供たちが宇陀を故郷として帰ってきたいと思えるような環境を残したい。それが私のゴール」。
レストランについての問い合わせは、伊那佐郵人(☎0745・88・9064)。
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