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平城宮跡散策のお伴に、奈良県がイラスト入りリーフレット

 平城宮跡(奈良市)とその周辺について知ってもらおうと、県などが新たなPRリーフレットを作成した。イラストで分かりやすく紹介している。

平城宮跡のPRリーフレットと作成に携わった人たち

平城宮跡のPRリーフレットと作成に携わった人たち

 平城宮跡の大極殿や朱雀門、東院庭園などをイラストで描き、説明を添えたほか、法華寺や海龍王寺、西大寺といった周辺寺院も紹介。「奈良時代のスーパーウーマン! 光明皇后・阿倍内親王の祈りの足跡をたどる」と題した散策のおすすめルートも掲載しており、歴史文化に興味が抱けるよう工夫されている。

 編集を担当したのは東京から奈良に移り住んだ企画デザイナー、安達えみさんで、「平城宮跡にかかわった人らにスポットをあてたかった」と話している。リーフレットは2万部作成し、県内の観光案内所や平城宮跡内の施設などに設置している。

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【まちの近代化遺産】若草山を借景に、ピースフル空間 名勝・依水園

 細い道を抜けると視界が開け、のびやかな春の景観が広がった。池と木々の向こうに若草山や春日山、東大寺南大門。それらを借景とした国の名勝・依水園(奈良市水門町)の後園だ。

依水園の後園。若草山や春日山、東大寺南大門が借景だ

依水園の後園。若草山や春日山、東大寺南大門が借景だ

 木立のなかを歩いていくと少しずつ池や借景の姿が変わっていき、静かな山中を歩いているよう。池には水車小屋もある。とても奈良市中心部の県庁近くとは思えない。

 依水園は広さ約1万1千平方メートルで、江戸時代に造られた前園と明治時代の後園から成る。後園は茶の湯や詩歌をたしなんだ地元の実業家、関藤次郎が築き、前園を含め依水園と名づけた。昭和14年には神戸の実業家、中村準策が取得、同33年から公開されている。

 「音もここの魅力。森では鳥がさえずり、いくつかある滝もそれぞれ音が違うんです」。案内してくれた依水園・寧楽美術館の学芸員、濱田美和子さんは話す。もちろん、季節によって表情が移り変わるのも魅力だ。

 後園にある氷心亭は主座敷に当たる茅葺き屋根の茶室。ここでは抹茶と和菓子(千円)をいただくことができる。13畳の広間に座るとガラス窓越しに池が広がり、その向こうに春日大社のある御蓋山が望めるぜいたくな景色だ。

氷心亭からの後園の眺め

氷心亭からの後園の眺め

 「池に舟を浮かべて観月を楽しんだということ。阿倍仲麻呂の歌にあるように御蓋山に月が昇ります」と濱田さん。なるほど、ここで秋に月見ができたなら優雅な気分に浸れるだろう。

 裏千家第12世又玅斎が指導したという茶室はいろいろと凝っている。天井は裏千家寒雲亭を模して平天井と掛込み天井、舟底天井が組み合わされ、天井板などには新薬師寺(同市高畑町)の古材を使用。床の間は室内の畳と同じ高さの踏込床で、その左側の付書院は屋久杉の欄間に桐紋の透かしが彫られている。隣の池に面した5畳半の小間は静寂に包まれた落ち着く空間で、若草山も近くに見える。

 後園にはほかに別の茶室の寄付(待合)や柳生一族の菩提寺、芳徳寺(同市柳生下町)から移されたという柳生堂なども。

 依水園は米国の日本庭園専門誌による日本庭園ランキングで2014年は6位、2015年は8位に。確かに、庭にいると次々と外国人が訪れる。

茅葺き屋根の氷心亭

茅葺き屋根の氷心亭

 「外国の方からはよく『ピースフル』といわれます」と濱田さん。そんな言葉通り、山を借景に明るく開けたこの庭は穏やかな雰囲気に満ちている。(岩口利一)

 ■ひとくちメモ 依水園・寧楽美術館の休園日は火曜日と年末年始だが、4、5、10、11月は無休。開園時間は午前9時半~午後4時半(4月1日~6月1日は午後5時)。入園料は寧楽美術館を含め一般900円、大学生810円、中学・高校生500円、小学生300円。問い合わせは同美術館(☎0742・25・0781)。

 ホームページはhttp://www.isuien.or.jp/

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高齢者に寄り添う、話し相手になる「傾聴ボランティア」の活動広がる

 病院や特別養護老人ホームなどで高齢者の話し相手となる「傾聴ボランティア」。県内にも今年3月、傾聴ボランティア同士の情報交換やスキルアップを目指して「県傾聴ボランティア交流会」(橿原市)が設立された。県内で活動するボランティア団体「健やか交流塾」など複数の団体が参加。共通の研修会などを開いてネットワークを広げていく予定だ。

 同交流会に所属するメンバーは約130人。それぞれ地元の病院やホスピス、特別養護老人ホームで活動している。

 担当者は「これまでは各団体がバラバラで活動していたが、交流会をつくることで傾聴ボランティアの活動の場を広げ、つながりを強くしていきたい」と話す。活動している県内の全団体が参加しているわけではなく、趣旨に賛同した団体が参加しているという。

 傾聴ボランティアは、カウンセリングの基礎を学んだ高齢者が、悩みや不安を持つ同世代の高齢者の話し相手となり、心の負担を軽くすることが目的。話している内容を批判せず、受け止めて聴くことで、孤独な高齢者に癒やしや安心感を与え、生活意欲の向上につなげるという。

 この手法は米国で30年以上前に始まり、日本でも数年前から広がっている「シニア・ピア・カウンセリング」といわれるもの。悩みを抱える高齢者だけでなく、カウンセリングをする側の高齢者の生きがいにもつながり、高齢者の新たな社会活動の方法として注目されている。

 傾聴ボランティアは、各団体が実施している養成講座を受講してカウンセリングの基礎を学ぶ必要がある。担当者は「県内のボランティアの数はまだまだ少なく、活動の場も十分に整備されていない。交流会を組織することで、改善していきたい」と話している。ゆくゆくは一元的な養成講座の提供なども検討していくという。詳しい問い合わせは交流会(☎0744・29・0120)へ。

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漢詩や写経…高齢者の力作一堂に シルバー書道展始まる

 高齢者が制作した書の作品を集めた「第28回全国シルバー書道展(奈良展)」が20日、奈良市の県文化会館で始まった。22日まで。

力作が並ぶシルバー書道展

力作が並ぶシルバー書道展

 書道を通じた生きがいを支援するため、公益社団法人「日本書芸院」が毎年開催している。会場には行書や楷書で書かれた漢詩や写経など、力のこもった542点が展示され、来場者はじっくりと鑑賞していた。

 展覧会事務局の符阪昌弘さん(60)は「文字に込められた鋭さや深みなど、思い思いの表現を世代問わずに見ていただけたら」とPR。作品を出展した奈良市の野邑昭七さん(85)は「作品を見比べると、入筆、送筆、止筆といった基礎が大切と改めて思う。その上で個性を追求していきたい」と話していた。

 午前10時~午後5時(22日は午後4時まで)。入場無料。問い合わせは展覧会事務局(☎0743・63・3947)。

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奉仕の力で自然守ろう 7コースで「クリーンハイク」 5月29日と6月5日

 県勤労者山岳連盟は、ごみを拾いながら自然観察や史跡を訪ねる「クリーンハイク」を5月29日と6月5日、県内の7コース(山の辺の道、明神平、生駒山、洞川自然研究路、龍王山、二上山、高見山)で開催する。

 昭和49年に曽爾高原で開始し今回で48回目。現在参加者を募集している。各コースの集合場所と時間、主な経由地は次の通り。

 【5月29日】山の辺の道(天理市)=近鉄天理駅に午前9時半集合、布留遺跡を経てJR櫟本駅▽明神平(東吉野村)=近鉄八木駅南口に午前7時半集合、マイクロバスで現地へ(定員21人)▽生駒山(生駒市)=近鉄生駒駅前・三井住友銀行前に午前9時集合し宝山寺から生駒山頂へ▽洞川自然研究路(天川村)=近鉄下市口駅に午前8時10分集合し、面不動鍾乳洞を経てかじかの滝、洞川温泉バス停へ▽龍王山(天理市)=JR柳本駅に午前9時集合し、トレイルセンターを経由して龍王山へ

 【6月5日】二上山(葛城市)=近鉄二上神社口駅に午前9時集合、加守神社登山口から當麻寺、道の駅ふたかみパーク當麻へ▽高見山(東吉野村)=たかすみ温泉に午前9時集合し、高見山へ

 参加費無料。交通費や弁当、水筒、雨具は持参。申し込みはいずれも開催3日前までに住所、氏名、年齢、電話番号、希望会場を明記し、〒639―1157 大和郡山市新中町3 県勤労者山岳連盟クリーンハイク担当者へ、はがきまたはFAX(0743・53・4947)、メール(cleanhike@nararousan.net)で。問い合わせは、同連盟の由良行基周さん(☎090・1965・3252)。

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御所市長選22日告示、現職の東川氏は3選目指す

 任期満了に伴う御所市長選挙が、22日に告示される。これまでに、現職の東川裕氏(54)が3選を目指し立候補することを表明している。

 立候補の届け出受け付けは、22日午前8時半~午後5時、市役所本館3階大会議室で。投票は29日午前7時~午後8時に市内17カ所の投票所で行われ、同日午後9時から御所小学校体育館で即日開票される。3月2日現在の選挙人名簿登録者数は2万3737人。

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北京五輪銅の〝レジェンド〟朝原さん 葛城市のスポーツアドバイザーに

 葛城市の今年度のスポーツアドバイザーに、2008年の北京五輪陸上男子400メートルリレー銅メダリストの朝原宣治さん(43)が就任した。

葛城市スポーツアドバイザーに就任した朝原宣治さん(左)と握手する山下市長

葛城市スポーツアドバイザーに就任した朝原宣治さん(左)と握手する山下市長

 朝原さんは五輪に4回出場。市役所で行われた就任式で、山下和弥市長は「日本の陸上界の『レジェンド』に来ていただけるのは名誉なこと」、朝原さんは「わくわくするような策を考えたい」などと抱負を語った。

 市のスポーツアドバイザーは、市民やスポーツ団体への指導、講演などを通じ、スポーツの振興を支援する。朝原さんは小中学生を対象にしたスポーツ教室の開催などを予定しているという。

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【私の働き方】走り続けて38年 ホテル「花小路」専務 上田トクエさん

 観光都市・奈良市の玄関口、近鉄奈良駅近くの「小西さくら通り商店街」にあるホテル「花小路(はなこみち)」専務の上田トクエさん(71)。創業38年のホテルは観光客へのもてなしに加え、地元の活性化にも取り組んできた。「思いついたら、走りながら考えてきた」と国際交流にも尽力。奈良の〝キャリアウーマン〟の草分け的存在として走り続けてきた。

奈良の〝キャリアウーマン〟の草分け的存在の上田トクエさん

奈良の〝キャリアウーマン〟の草分け的存在の上田トクエさん

 ■専業主婦が夫と創業

 大阪外大(現大阪大)卒業後、銀行への就職が決まっていたが、両親から勧められて翌年に23歳で見合い結婚。嫁ぎ先は江戸時代から続く大和絣など扱う老舗で、現在ホテルが建つ場所は商家造りの屋敷だった。

 毎朝5時、長い廊下を「顔が映るほど」に磨き上げることが「嫁の仕事の1つ」だった。2女1男を出産し、結婚後10年間は専業主婦として子育てに専念。1番下の長男が幼稚園に入園した年、33歳で夫と「花小路」を創業した。

 「嫁いできたときは裏通りで真っ暗だった」通りも周辺に総合スーパーなどが開業。駅の出口が商店街入り口に設けられたことなどで人の往来が急増し、1日に約2万人が通る県内主要商店街になっていた。6階建てのビルを建設して3階以上をホテルに、2階以下は「地元の人に開放しよう」と計13店舗の飲食店やブティックが入る複合施設にした。

 ホテルの客室は30室。「キャリアガール」がという言葉が流行していたこともあり、「自立した女性が安心して泊まれるホテル」というコンセプトを考えた。「小さくて安くても安っぽくない、葉の朝露がきらっと光るような…」ホテルを目指したという。

 ■「走りながら」の経営

 これまで商売とは無縁だったが、「何か売ってみたい」と、1年の約束で商店街に面した1階に10平方メートルほどのアクセサリー店を構えた。仕入れ方法もわからないまま、手探りで始めた商売だが、「接客相手が友人でも気づかないほど一生懸命だった」と振り返る。

 店は軌道に乗り、1年後も継続することに。撤退する店舗もあったが、「損してもええから」と夫に背中を押され、入居店舗はすべて直営店にして自ら経営に乗り出した。

 「無理なく、きばりなく素直に自分がいいなと思う物を仕入れた」結果人気を集め、次第に注目されるように。イタリアなど海外で買い付けたり、オートクチュールも手がけた。いつしか百貨店にも出店するほど事業を拡大したが、「思いついたら『どうしたらできるか』と走りながら考えてきた」と語る。

 ■近道は「願い続けること」

 平成元年には、女性の地位向上などを目的に活動する米国発祥の国際組織「国際ゾンタ奈良ゾンタクラブ」の発足メンバーに。8年には初めてモンゴルを視察し、広大な自然と遊牧民の暮らしを目の当たりにして「自分が解放される」感覚を覚えた。「しばらく行かないと落ち着かない」ようになり、毎年訪れて交流を深めるように。16年には、モンゴル初の国際女性組織を設立させ、情報交流の道筋もつくった。

 一方、地元・奈良の知人を通じて「ナラノヤエザクラ」に魅せられ、「奈良八重桜の会」を設立。「何とか皇后さまに献上したい」と思い立ち、約4年がかりで実現した。ちょうど両陛下のご成婚50周年の年で、「願い続けることが実現への一番の近道。人の話を聞くのが好きで、『なるほど』と自分の耳に残っていったものが自分の智恵になり、思いもかけない形に展開した」とほほえんだ。

 「これまでひたすら走り続けてきた」と振り返る上田さん。今後は、「道端の草花を見るゆとりをもって」歩んでいくつもりだ。(山﨑成葉)

 上田トクエ(うえだ・とくえ)さん 橿原市出身。大阪外語大英語学科卒。昭和53年、近鉄奈良駅近くに「花小路」を夫と創業。平成元年に国際ゾンタ奈良ゾンタクラブを設立。16年にはモンゴルで初の国際女性組織を発足させた。「ナラノヤエザクラ」を植樹した縁から、24年からは奈良国立博物館特別支援会員「結の会」名誉会長も務める。

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東大寺の民話朗読とフルート音楽の競演 6月4日、「アンサンブル・リュネット」コンサート

 メガネがトレードマークの男性フルート奏者4人グループの音楽と、東大寺に伝わる民話朗読を融合させたコンサート「アンサンブル・リュネットinNARA~舞台は1300年前のとあるお寺?!」が6月4日、奈良市のなら100年会館で催される。

コンサートのPRをする谷風佳孝さん(右)ら

コンサートのPRをする谷風佳孝さん(右)ら

 「リュネット」はフランス語でメガネの意味。奈良市在住の谷風佳孝さん(38)ら、京都市立芸大出身でメガネをかけているフルート奏者4人が平成20年に「アンサンブル・リュネット」を結成した。フルートコンクールで1位に輝く実力を持つ一方、さまざまな扮装で、笑いありのコミカルなステージもこなせる。

 これまで東大寺福祉療育病院でミニコンサートを開催するなど東大寺とゆかりがあり、今回のコンサートにつながった。狹川普文別当が寺に伝わる民話を題材にした朗読作品「東大寺物語エピソード1『不思議な光』」を書き上げ、アンサンブル・リュネットと作曲家の次郎丸智希さんが音楽を手がけた。

 「不思議な光」は聖武天皇が大仏建立の発願をする以前の話で、日本の国造りのために、若き日の聖武天皇と初代別当の良弁僧正が正しい仏教を広めることに力を注ぐ姿を描いた作品。会場では次郎丸さんが作品を朗読し、狹川別当が今回のために描いた「執金剛神」の絵馬映像を映しながら、フルートや鍵盤ハーモニカの音楽が加わる。

 谷風さんは「東大寺にこんな昔話があったのかと再認識した。ぜひ奈良の方に来てほしい」と話している。

 当日は午後3時開演。入場料は前売り一般2千円、小学生以下800円(4歳以下の入場は不可)。当日券は各500円増。問い合わせは、なら100年会館(☎0742・34・0111)。火曜休館。

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サミット目前、奈良県警が検問 運転者に交通規制協力求める

 26、27日に三重県志摩市で開催される主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)を前に奈良県警は20日、県内各地のインターチェンジ付近で多目的検問を実施した。

天理インターチェンジで行われた検問では県警の警察官約80人がドライバーに交通規制情報などが書かれたパンフレットを配布した

天理インターチェンジで行われた検問では県警の警察官約80人がドライバーに交通規制情報などが書かれたパンフレットを配布した

 サミットに合わせて周辺道路で行われる交通規制の周知などを目的に、警察官約80人が参加。県内の西名阪自動車道のインターチェンジ付近など5カ所で、交通規制内容を周知するパンフレット約2千部を配布した。

 三重県内では25~28日に伊勢自動車道や東名阪自動車道などで交通規制が行われる予定。県警はマイカー利用の自粛や、車両検問への協力を呼び掛けている。

 県警の羽室英太郎本部長は「西名阪自動車道は物流の大動脈で、観光客の利用も多い。検問や規制への協力をお願いしていきたい」と話した。

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【ガムシャラ バンビシャス】プロから学ぶバスケの楽しさ 各地のスクール盛況

 明日香村の明日香小学校でバスケットボール教室を開催し、県内出身の笠原太志と辻屋健の両選手が、5、6年生を対象に45分授業を4回実施した。

児童に指導する辻屋健選手(右)と笠原太志選手

児童に指導する辻屋健選手(右)と笠原太志選手

 授業では選手が見本を見せながら、ドリブルやシュートの練習をした。最後には男子と女子に分かれ、選手2人が児童相手に試合をした。児童たちはなかなかボールを取れなかったが、果敢にゴールを狙った。一方、選手が3ポイントシュートやダンクシュートを決めると大きな歓声が上がり、笑顔があふれる時間を過ごした。

 笠原選手は「元気いっぱいの子供たちがボールを積極的に取りにくる姿勢があり、普段からよく外で運動していると思った」。辻屋選手は「今日の授業で元気をたくさんもらった」と話した。

 バンビシャスは、プロ選手を身近に感じることで、より大きな刺激として子供たちに夢を与えられるような活動を今後も続ける。

 ◇バスケスクールに選手参加

 県内各地のバスケスクールでは選手がゲスト講師として参加する。日程は次の通り。( )内は参加予定選手。生駒校=5月23日(本多、笠原)▽斑鳩校=同(鈴木、辻屋)▽近大付属・あやめ池校=24日(鈴木、川﨑)▽北大和校=同(桝本)▽奈良校=25日(寺下、笠原)▽鴻ノ池校=同(本多、樋口)▽天理校=26日(鈴木)▽大和郡山校=同(桝本、寺下)▽明日香校=同(川﨑、笠原)▽橿原校=31日(桝本)▽葛城校=6月3日(本多)

 ◇春のスクール入会キャンペーン

 6月30日まで、バスケットボールスクールとチアダンススクールの全校で、新規体験者には、オリジナル下敷きを1枚プレゼント。新規入会者にはさらに特典のプレゼントも。練習参加希望日の前日までに申し込みが必要。詳しくは公式ホームページhttp://bambitious.jp/で。

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「しんどくて、時間の問題やと…」、石綿被害のニチアス元従業員、国家賠償求め提訴

 勤務先だった建材メーカー「ニチアス」王寺工場(王寺町)で作業中にアスベスト(石綿)を吸い健康被害を受けた元従業員、勝村正信さん(85)=上牧町=が20日、国の石綿粉塵規制が不十分だったとして、国家賠償法に基づき、1265万円の損害賠償を求める訴訟を奈良地裁に起こした。弁護団によると、ニチアス従業員の国賠請求訴訟は全国で初めて。

 訴状によると、勝村さんは昭和32年6月~33年8月、同工場に勤務。石綿製の板を切断する作業を担当し、多量のアスベスト粉塵を吸い込んだ。平成19年2月に良性石綿胸水と診断され、21年10月には良性石綿胸水により労災認定されたとしている。

 勝村さんはこれまでに元従業員2人とニチアスを相手取り奈良地裁に損害賠償請求訴訟を起こしたが、26年に敗訴。最高裁で判決が確定した。

 石綿被害による国の責任をめぐっては、大阪府泉南地域の石綿工場元従業員らの国賠請求訴訟で、最高裁第1法廷が26年、昭和33年5月~46年4月に規制権限を行使して石綿工場に換気装置の設置を義務付けなかった国の責任を認定している。

 勝村さんは「まだ胸水がたまって苦しくてしんどくてたまりません。もう時間の問題やと思ってます。国も被害に早く気づいてほしかった」と訴えた。弁護団の藤原航弁護士は「かなり救済から漏れている人がいるはずだ。今回の訴訟により、救済の枠が広がることを望む」とし、和解による解決を目指す。

 「中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会奈良支部」は被災者救済のため、21日と22日の両日午前9時~午後5時に電話相談(☎0745・75・3901と75・6780)を実施する。

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貴族の邸宅か 藤原京跡で建物群跡出土 奈良文化財研究所調査

 橿原市城殿町で、藤原京期(694~710年)の3つの大型建物跡を含む建物群(計7棟)跡が見つかり、奈良文化財研究所が発表した。本薬師寺跡の南側で、奈文研は貴族の邸宅跡の可能性があるとみている。

大型建物跡などが見つかった発掘現場。柱穴が直線的に並ぶ

大型建物跡などが見つかった発掘現場。柱穴が直線的に並ぶ

 建物群跡は、「前方後円墳の原型か」と注目を集めた弥生時代の大型円形周溝墓と同時に出土。天皇が住んだ藤原宮跡の南西約1キロで、道路によって碁盤の目状に区画されていた藤原京の「右京九条三坊」という京南西部にあたる。

 3つの大型建物跡は、南北方向に細長い南北棟跡と、東西方向に細長い東西棟跡2棟分。うち、規模が確定できた南北棟は東西5・4メートル、南北15・6メートル。方形状の柱穴は一辺が0・7メートル~1・2メートルと大きく、底にこぶし大の礫を詰めて、柱がしっかりと建つように工夫されていた。東西棟のうち1棟は長さが13メートル以上あった。

 建物群跡の東側では、塀跡を挟んで京内道路の西二坊大路(幅約16メートル)跡も見つかった。

 奈文研は遺構の状況から大型建物が計画的に配置され、1町(一辺約120メートルの正方形状の敷地)以上の広さを持つ施設が存在したとみており、規模から「貴族の邸宅跡の可能性がある」としている。

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橿原高校と県立医大に期日前投票所 18歳選挙権で橿原市 今夏の参院選で

 橿原市選管は、選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられる今夏の参院選で、市内の橿原高校と県立医大に期日前投票所を設置することを決めた。若い世代の政治参加を促し、投票率をアップさせるのがねらい。いずれも設置は1日のみだが、高校への設置は全国でも珍しく、県内では初めて。

 市選管は高校生に選挙への意識を高めてもらおうと平成25年度に橿原高校で、「未来の有権者へ」をテーマに出前講座を開催。26年度からは生徒会の役員選挙に、実際の選挙で使う投票箱や投票用紙自動交付機などを貸与している。

 そうした経緯から、市選管は高校側と相談し、期日前投票所の設置を決定。投票所は校内の武道場に設置予定で、設置期間は1日、放課後の2時間程度を予定している。生徒にも受付と投票用紙交付の選挙事務の手伝いを担ってもらう計画だ。

 市内在住で選挙権を持つ同校生徒のほか、近隣住民らも投票できる。不在者投票所も同時に設置する。

 一方、県立医大に期日前投票所が設置されるのも初めてで、同様に1日だけの予定。市役所本庁舎以外では、市内のイオンモール橿原(設置期間は2日間)、かしはら安心パーク(同1日)、シルクの杜(同1日)にも設ける予定という。

 期日前投票所設置について、橿原高校は「これまでも出前授業や生徒会の役員選挙で、参政権行使について学んできた。期日前投票所の設置で生徒たちが『自発的に投票に行く』という意識を高めてくれることを期待している」、市選管は「生徒中心の投票所になる。本番の選挙を体験することで選挙を身近に感じ、政治への参画を促す効果が期待できる」としている。

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入所児と職員名簿入りのかばん盗まれる 桜井の保育士

 桜井市は19日、市立第1保育所の50代の女性保育士が今月13日夜、橿原市内の飲食店駐車場に止めていた自分の車の中から、担当クラス17人の住所や電話番号が書かれた名簿と、職員名簿が入ったカバンを盗まれ、橿原署に被害届を提出したと発表した。悪用による被害は現時点では確認されていないといい、市は保護者に謝罪した。

 市は「今後、個人情報の保護、管理の徹底を図っていきたい」としている。

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中国の新しいチャレンジ解説 日中友好協会奈良支部が21日に講演会

 日中関係への理解を深めてもらおうと、日中友好協会奈良支部(橿原市)は21日午後2時から、奈良市の県文化会館で「中国の新しいチャレンジ―2つの百年をめざして」をテーマに講演会を開く。

 同支部が平成21年から毎年実施。中国経済などが専門の大阪経済大学の山本恒人名誉教授が講師を務め、中国経済の今後や戦後70年の日中関係、中国の若者の対日感情などについて解説する。

 参加費500円。問い合わせは同支部(☎0744・43・4063)。

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現代工芸品展示販売 大和郡山で「ちんゆいそだてぐさ」 21、22日

 全国の若手作家による彫刻やガラスなどの現代工芸作品を一堂に展示販売するイベント「ちんゆいそだてぐさ」が21、22の両日、大和郡山市城内町の郡山城跡周辺で開催される。

 「ちんゆい」とは金魚の中国語の発音で、「そだてぐさ」は日本で最初に発行された金魚の飼育書「金魚養玩(そだて)草」から取ったもの。金魚の街・大和郡山から新しい作家を育てようとの意味を込め、地域の有志でつくる実行委員会が主催し、今年で4回目。

 メーンの工芸クラフトブースでは、ガラスや陶磁、木工、金工など、さまざまな分野で活動している作家約150人が作品を披露するほか、奈良墨で彩る「アート団扇制作体験」や吉野の和紙で作る「ブックカバー制作体験」など、多彩なワークショップも開催。奈良の漆芸家で人間国宝の北村昭斎氏の作品を展示する特別企画「奈良漆器 匠の世界」もある。

 実行委は「本物の職人が手がけた技術力の高い作品ばかり。イベントを通じて奈良の工芸の底上げと、作家の地位向上につなげたい」としている。

 開催時間は午前10時~午後5時(22日は午後4時まで)。公式サイト(http://chinyui.net/)で詳しい内容も確認できる。問い合わせは実行委の堀部さん(☎0743・59・1355)。

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近代化のシンボルを重要文化財に 奈良少年刑務所指定へ自治会が要望書

 奈良少年刑務所(奈良市般若寺町)の建物を保存しようと、周辺の34自治会の代表者らが宮地重光所長に建物の重要文化財指定を求める要望書を提出した。

地元住民らが保存を要望している奈良少年刑務所の庁舎

地元住民らが保存を要望している奈良少年刑務所の庁舎

 同刑務所は、明治政府が建設した「五大監獄」のひとつで、明治41年に完成。重厚なれんが造りで、屋根をドーム状にした表門や、集中管理しやすいように庁舎から放射状に広がる5棟の舎房などが現存する。同時期に千葉、長崎、鹿児島、金沢でも同様の監獄が建設されたが、当時の姿をほぼそのまま残すのは奈良だけという。

 刑務所のある般若寺町自治会では先月の総会で、「日本の近代化のシンボルであり、地域興しのためにも刑務所の建物を残そう」と保存要望を行うことを決議。要望書は、同町自治会と周辺34自治会でつくる鼓阪地区自治連合会が提出し、宮地所長は「建物を大切に思っていただき、うれしく思います」と話した。

ドーム状の屋根が特徴的な奈良少年刑務所の表門

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奈良少年刑務所がある鼓阪地区自治連合会と般若寺町自治会から宮地重光所長(右)に要望書が手渡された

奈良少年刑務所がある鼓阪地区自治連合会と般若寺町自治会から宮地重光所長(右)に要望書が手渡された

長谷寺の化主に田代弘興大僧正就任へ

 真言宗豊山派総本山長谷寺(桜井市)は、第86世化主(住職)の加藤精一大僧正(79)が退任し、後任の第87世化主(けしゅ)に田代弘興大僧正(76)が就任すると発表した。豊山派の寺院は全国に約2600あり、田代師は東京都杉並区の光明院住職。長谷寺の化主が豊山派管長を兼務する。新化主の任期は6月14日から4年間。

 加藤師の退山式は6月13日午前11時から、田代師の入山式は同15日午前10時半からいずれも長谷寺で行われる。

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〝生きた化石〟トガサワラの苗木を植樹 川上村の丹生川上神社上社

 限られた地域にのみ生育し、「生きた化石」とも呼ばれるマツ科の常緑針葉樹「トガサワラ」の苗木が、川上村の丹生川上神社上社に奉納、植樹された。

丹生川上神社上社境内にトガサワラの苗木を植樹する辻谷さん(中央)や望月宮司(右)

丹生川上神社上社境内にトガサワラの苗木を植樹する辻谷さん(中央)や望月宮司(右)

 トガサワラは、紀伊半島と四国南東部の一部にのみ生育する日本固有種。川上村三之公には原始林があり、国天然記念物に指定されている。

 希少樹種保全のため、森林総合研究所材木育種センター関西育種場(岡山県)が平成21年にこの原始林周辺で種子を採取。育てた苗木5本を、村にある「森と水の源流館」に寄贈。うち2本が丹生川上神社上社に奉納された。

 境内に植樹した財団法人「吉野川紀の川源流物語」理事、辻谷達雄さん(82)は「貴重な植物を水の神様である丹生川上神社上社に植樹することで、森と水の深いかかわりを感じてもらえたら」、望月康麿宮司(63)は「100年、200年先にお参りされた方が、この木を見て感動していただければうれしい」と話した。

丹生川上神社上社にトガサワラの苗木を奉納する辻谷さん(右)ら

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衆院奈良4区の民進・大西氏が出馬取りやめ 健康上の理由で

 民進党県連は19日、次期衆院選奈良4区の公認候補に内定していた元衆院議員の大西孝典氏(60)について、健康上の理由で出馬を取りやめると発表した。県連は別の候補者の擁立を目指す方針。

 大西氏は川上村出身。民進党の前身の民主党本部職員などを経て衆院議員を1期務めた。

 藤野良次幹事長は「じくじたる思いで決断された。県連としては擁立作業に向けて今後努力していきたい」と話した。大西氏は「国政への志半ばで辞退することは私にとっても誠に残念なこと。これからも国家国民のために働かせていただきたい」とコメントした。

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宝くじを買って熊本を支援しよう 幸運の女神が奈良支局へ、ドリームジャンボPR

 1等と前後賞の賞金総額が7億円の「熊本地震被災地支援ドリームジャンボ宝くじ」PRのため、宝くじ「幸運の女神」の達家愛理さん(21)が19日、産経新聞奈良支局を訪問した。

熊本地震被災地支援ドリームジャンボ宝くじのPRのために産経新聞奈良支局を訪問した幸運の女神の達家愛理さん

熊本地震被災地支援ドリームジャンボ宝くじのPRのために産経新聞奈良支局を訪問した幸運の女神の達家愛理さん

 今回は収益の一部が熊本地震の被災地支援に役立てられることになっており、達家さんは「大きな夢とともに、宝くじを買うことで被災地支援に貢献できる役割があります」と話した。

 賞金は1等(5億円)17本▽1等の前後賞(1億円)34本▽2等(1千万円)51本―など。同時に販売される「ドリームジャンボミニ7000万」は、1等(7千万円)が80本。1枚300円で6月3日まで販売。抽せんは同月9日。

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補正予算審議そっちのけ? 役員改選〝調整〟できず空転の大和郡山市議会

 大和郡山市議会の臨時議会が16、17日の両日に開催されたが、役員改選をめぐる会派間の調整が進まず、市が提案した250万円の一般会計補正予算案を審議しないまま閉会した。上田清市長は18日、「急を要する」として予算案を専決処分。役員改選は6月議会に持ち越されることになった。

 同市議会は正副議長を1年ごとに改選するのが慣例となっており、5月の臨時会で行っている。臨時会は初日に市の報告5件を承認後、補正予算案審議の前に役員改選のため休憩。だが、候補者をめぐる会派間の調整がつかなかったため遊田直秋議長(70)は議長辞職願を提出せず、延会手続きをとらなかったため、18日午前0時で閉会した。

 遊田議長は「同じ会派から議長候補を出したかったが決められなかった」と経緯を説明、「6月議会で改選したい」とした。

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参院選立候補予定者説明会に4陣営 自民・民進・おおさか維新・幸福

 今夏の参院選奈良選挙区(改選1)の立候補予定者説明会が18日、県庁で行われ、すでに立候補の意向を表明している自民新人の佐藤啓氏(37)▽民進現職の前川清成氏(53)▽おおさか維新新人の吉野忠男氏(57)▽幸福実現新人の田中孝子氏(60)―の4陣営の関係者が出席した。

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京都の蹴鞠とひと味違う「万葉蹴鞠」体験してみて 29日に春日大社で

 飛鳥時代に行われていたとされる蹴鞠を復元した「万葉蹴鞠」が楽しめる「万葉蹴鞠の宴in飛火野」が5月29日午前10時半から、春日大社(奈良市)で開かれる。

 「万葉蹴鞠」は烏帽子をかぶった貴族が優雅に鞠を蹴り合う蹴鞠と異なり、チームに分かれて相手の陣地に鞠を落とし、点を競い合う競技性の高いスポーツ。古代中国で軍事教練の一環として行われていた「蹴鞠」と京都の蹴鞠をもとに平成14年に奈良市のNPO法人「奈良21世紀フォーラム」が考案した。

 同フォーラムは昨年から春日大社の式年造替を記念し、蹴鞠の奉納や体験会を開催している。29日は午前10時半から、同大社の「林檎の庭」で奉納蹴鞠を披露。その後、古代衣装を身にまとった競技者らによる試合形式の「万葉蹴鞠」の観覧や体験会などが行われる(雨天時は奉納蹴鞠のみ)。

 同フォーラムの万葉蹴鞠担当、浜村新作さん(69)は「蹴鞠はサッカーのリフティングの技術なども生かせ、子供から大人まで楽しめる。ぜひ体験してみて」としている。問い合わせは同フォーラム(☎0742・24・4766)。

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無料Wi-Fiで観光情報 橿原市が18カ所に設置

 橿原市は外国人観光客らがインターネットで観光情報などを入手しやすいようにと、市内18カ所に無料の公衆無線LAN(Wi-Fi)機器を設置、サービスを始めた。

今井まちなみ交流センター「華甍」に貼られた公衆無線LANのステッカー

今井まちなみ交流センター「華甍」に貼られた公衆無線LANのステッカー

 1回15分で、1日最大16回まで利用できる。同市内での公的な公衆無線LAN設置は初めて。

 設置されたのは近鉄大和八木駅や橿原神宮前駅、今井まちなみ交流センター「華甍」、橿原市藤原京資料室、かしはら万葉ホール、深田池そばの橿原神宮の休憩所など。設置場所には「FreeWi-Fi NARA Life」と書かれたステッカーを貼っている。

 設置には国の地域活性化の補助金を活用。市は「SNSなどを使い、外国人観光客らが橿原市の魅力を国内外にリアルタイムで発信してくれることも期待している」としている。

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絵画や彫刻182点一堂に 奈良県美術人協会展開幕 

 県内で活動する芸術家などでつくる県美術人協会員の作品を集めた「第47回県美術人協会展」が18日、県文化会館(奈良市)で始まった。22日まで。

作品を鑑賞する男性

作品を鑑賞する男性

 展示は日本画、洋画、彫刻、工芸、書芸、写真の6部門で、計182点。同協会委員長で彫刻部門にブロンズ像を出展した杉村仁さん(61)は「考え方やタイプの違う作品が一堂に会するのが魅力。好きなものを見つけて楽しんでいただければ」と話した。

 午前10時~午後5時(最終日は午後4時まで)。入場無料。問い合わせは県文化会館展示室(☎0742・23・8921)。

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友と生きた日々歌う 難病の阪口さん 夫婦デュオ「真ちゃん・和ちゃん」

 身体の筋力が衰える「脊髄性筋萎縮症(SMA)」を生まれつき患い、電動車いすに乗りながら音楽活動を続ける女性がいる。大和郡山市の阪口和世さん(53)。10年前に夫の真治さん(51)と夫婦デュオ「真ちゃん・和ちゃん」を結成。「亡くなった友達と一緒に生きた日々を伝えたい」と、地元の小学校などで歌声を届けてきた。22日、活動10周年を記念するコンサート「まな板の上の恋」が同市で開かれる。

夫婦デュオ「真ちゃん・和ちゃん」の名でライブ活動を続ける阪口真治さん・和世さん

夫婦デュオ「真ちゃん・和ちゃん」の名でライブ活動を続ける阪口真治さん・和世さん

 「母ちゃん 私も遊びたい みんなと一緒に遊びたい/雪の中を一度でええから 走り回りたい」。和世さんが初めて作詞したのは、中学1年のとき。ライブの定番曲となっている「ゆき」には、当時入所していた奈良市内の筋ジストロフィーの専門病棟で、ノートに走り書きした幾多の思いを歌詞につづっている。

 SMAは脊髄の運動神経が変異して起こり、筋力低下や呼吸不全などの症状を引き起こす。日本では乳児から小児期に10万人あたり1~2人が発症。重症度が最も高いI型は、人工呼吸器がなければ95%が1歳6カ月までに死亡するとされ、現在も治療法が確立していない難病の1つだ。

 幼少期から27歳まで病院で過ごした和世さんは、これまでに50人もの友人の死を見てきた。「僕が先に死んだらおまえが悲しむやろ。だから僕は先には死なん」。そう誓った友人は、27歳の若さでこの世を去った。別れの悲しみや死の恐怖は絶えずつきまとったが、大好きな音楽を生きる励みに、闘病生活を続けてきた。

 夫の真治さんと出会ったのは24歳のとき。当時、京都大3年だった真治さんが、友人に誘われて病棟の合唱コンサートに訪れたのがきっかけだ。患者の外出介助ボランティアとして病棟に通ううち、互いにひかれ合って交際を開始。「中途半端な付き合いはしたくない」(真治さん)と自身の両親を説得、交際6年目に結婚した。

 10年前、夫婦で行きつけのライブカフェの店主に、「まな板の上の鯉になったつもりで2人で歌ったらどうや?」と勧められ、ライブ活動を開始。地元の喫茶店で2カ月に1度、自主ライブを開き、小学校や老人会、まちのイベントでも歌うようになった。

 当初は、「亡くなった友達の分まで生きなあかん。友達がやれんかったことを自分がやろう」と思っていた和世さんだが、別れを繰り返すうち、心境は変わっていったという。

 「友達一人一人はかけがえのない存在。私が友達の代わりを生きることはできへん」。友人の分まで生きるという考えは、ともすれば「おこがましいことなのかもしれない」。

夫婦デュオ「真ちゃん・和ちゃん」の名でライブ活動を続ける阪口真治さん・和世さん

夫婦デュオ「真ちゃん・和ちゃん」の名でライブ活動を続ける阪口真治さん・和世さん

 以来、自分ができるのは「ともに生きていた友達との日々を歌で伝えること」と思うようになった。「君と見上げたあの空は 今も心に青く/時代の風が流れても 思い出だけにはしたくない/果てなく高い空だけど 僕らの青春だから」。楽曲「空」は、別れた友人の存在は過去のものではなく、形を変えて今も和世さんの中に生き続けていることを思い作詞した。

 10年間、活動を続けさせてくれた周囲の支えに「何度ありがとうを言っても足りない」と和世さん。何気ない日常に「今日」という日があることを喜び、思いは天上の友人にも届くと信じ、これからも歌を奏で続けていくつもりだ。

 10周年記念コンサート「まな板の上の恋」は22日、大和郡山市のやまと郡山城ホールで午後2時開演。前売り千円、当日1300円で全席自由。チケットの購入は、やまと郡山城ホール(☎0743・54・8000)。

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携帯電話閲覧制限ソフト導入 小学6年で68% 前年度より微増

 携帯電話を持つ県内の小学6年の児童のうち、有害サイトの閲覧を制限する「フィルタリング」を利用しているのは今年1月時点で68%で、前年度(66%)から微増したことが県の調査で分かった。

 調査は携帯電話を所持する県内の青少年を有害情報やトラブル、犯罪被害から守るため利用実態を把握しようと実施。県内の小学6年、中学2年、高校2年の児童、生徒の保護者約1100人を対象に今年1月に行った。
携帯電話の所有率は、小学生で従来型携帯電話(ガラケー)所有が約33%、スマートフォン(スマホ)が約19%。中学生ではガラケー約15%、スマホ約52%、高校生はガラケー約5%、スマホ約92%だった。

 フィルタリングの利用率は小学生が約68%、中学生約59%、高校生約45%。フィルタリングを利用しない理由では、小学生が「保護者が適切に管理している」がトップ、次が「子供を信用している」だった。中学生と高校生はそれぞれ「子供を信用している」が最も多かった。

 携帯電話を使い始めた時期は、「小学5年」が最多だった。県青少年・社会活動推進課は「フィルタリング利用率は小中高生とも昨年度より少し上昇した。これからも出前講習会などを通じ、フィルタリング利用を呼びかけていきたい」としている。

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弥生人の暮らし知ろう 勾玉や狩猟具展示 唐古・鍵考古学ミュージアム

 唐古・鍵遺跡で見つかった土製品や骨角器、銅鐸の鋳型などを集めた「弥生遺産Ⅳ」が、田原本町の唐古・鍵考古学ミュージアムで開かれている。農耕と狩猟で生活した弥生人たちの暮らしぶりを見ることができる。22日まで。

褐鉄鉱の容器と翡翠の勾玉(手前)など

褐鉄鉱の容器と翡翠の勾玉(手前)など

 土製品には人形、動物形、銅鐸形、勾玉形、紡錘形などさまざまなタイプがあり、ほとんどが手のひらにのる小さなサイズ。祭祀用具と考えられるものもあるが、紡錘形の土製品は「土製投弾」とされ、狩猟具として使われたとみられている。全体的に形が整った丁寧なつくりだ。

 骨角器としては、シカやイノシシの骨からつくった針や刺突具、卜骨(占い道具)を見ることができるほか、シカの角でできた鏃も。シカの角は緻密で堅いことから、利用価値が高かったという。

土形投弾など

土形投弾など

 このほか、銅鐸や武器をつくるための土製鋳型、祭祀用品とも考えられる、自然の状態で見つかる褐鉄鉱の容器に2つの翡翠の勾玉を入れた遺物、今年2月に県指定文化財になった笹鉾山2号墳(6世紀)出土の人物埴輪や馬形埴輪、笠形木製品なども展示されている。

 問い合わせは唐古・鍵考古学ミュージアム(☎0744・34・7100)。

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銅鐸の鋳型

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笹鉾山人物埴輪

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