奈良市の汚水処理施設で異臭騒ぎ 周辺道路で一時通行止め
25日午前10時半ごろ、奈良市中登美ケ丘の汚水処理施設「登美ケ丘コミュニティプラント」の職員などから、「異臭がする」と119番があった。奈良西署によると、施設内で汚泥の発酵作業を担当していた男性作業員1人が「気分が悪い」と訴えたが、病院搬送や避難はなかった。
同署によると、施設は汚水を処理して肥料を作るもので、近鉄不動産が設置・運営。高温のためダクトの一部が溶け、発酵した汚泥から発生した煙から異臭が発生したとみられる。煙には硫化水素などが含まれており、施設内では基準値を超えていたという。
市消防では異臭緩和のため放水作業を行い、この影響で施設東側の市道約150メートル区間が2時間にわたって通行止めとなった。
(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)
永遠の瑞穂国築いた神武天皇 あの感動再び…10月3日に海道東征コンサート
昨年、大阪では戦後初めて、70年の時を超えて鳴り響いた交声曲「海道東征」のコンサートが、今年も10月3日、ザ・シンフォニーホール(大阪市北区)で開かれる。神武東征を題材に北原白秋が最晩年に綴った詩に、「海ゆかば」で知られる信時潔が力強く芳醇な音楽を与えた交声曲は、現代にも日本人の心を大きく揺り動かす。神武天皇崩御2600年にあたり、橿原神宮(奈良県橿原市)で「神武天皇二千六百年大祭」が行われた今年、再び、美しい建国の物語が奏でられる。
今年は紀元2676年。初代神武天皇が大和・白檮原宮(現橿原神宮)で即位してから2676年ということである。そして崩御されてちょうど2600年の節目の年だ。
その日にあたる4月3日には、宮跡と伝わる橿原神宮で「神武天皇二千六百年大祭」が行われ、約3千人の参列者が神武天皇の遺徳をしのんだ。
参列者には、珍しい弁当が配られた。「神武天皇御東遷ゆかりのご当地めぐり」と題したもので、神武天皇が日向・高千穂宮(現皇宮神社)を出て大和に入るまでの経路地の、現在の名物を一堂に集めた豪華版である。
入っていたのは例えば、船出の地、宮崎県の日南鶏とつきいれ餅(団子)。つきいれ餅とは、ふつうの餅のように餡を包まず、一緒についた餅で、神武天皇(この時は即位前で、名前はカムヤマトイハレビコノミコト)の船出の様子を今に伝えているものだ。
日向・美々津の港で風待ち、潮待ちをしていたイハレビコは旧暦8月2日を船出の日と決めていた。ところが物見番から、風も潮も今がよいという知らせが入り、急遽1日の夜明けに船出した。そのために村人が用意しようとしていた餅が間に合わず、もち米と餡を一緒について献上した。この伝承を今に伝えるのが美々津の名物、つきいれ餅なのだ。
弁当には他に、古事記では7年滞在した阿岐(安芸)国・多祁理宮にちなんだ広島県の穴子、8年いた吉備・高嶋宮ゆかりのままかり=飯借(ニシン科の小魚サッパ)などが入っていた。食材から、16年もかかった東征の苦労がしのばれる弁当だった。
北原白秋が作詩した『海道東征』には、食にまつわる詩も少なくない。
〈足一騰宮の大御饗 誰が献るはるか雲居に〉
そう歌い上げられるのは豊国(豊前、豊後)の宇沙(宇佐)で住民のもてなしを受けたとする古事記の記述を詩に代えたものだ。
〈神坐しき千五百秋瑞穂の国 皇国ぞ豊葦原〉
白秋は、そんな美称で日本を描く。古事記では天照大御神が「豊葦原の千秋の長千五百秋の水穂国」と日本を呼んだことが記されている。水辺に茂る葦原の中の永遠に瑞々しい稲穂の実る国という意味である。それだけ稲作に向いた国だからこそ天照大御神は、大国主命に国譲りを迫ったのである。
東征は、稲穂の普及をめざしたものでもあった。豊かな食材に恵まれている現代日本の礎を築いたのも皇祖・皇室だったことを、古事記は示唆している。
『海道東征』公演も今年は2年目。2度目の鑑賞になる人も少なくあるまい。今回は、より細部に注意を払って、建国の物語を味わいたい。
劇的、総勢200人が紡ぐ音楽絵巻
交声曲「海道東征」は昭和15年、神武天皇即位を紀元とする皇紀2600年の奉祝曲として生まれた。日本の詩歌の歴史に連なる美しい詩を書いた北原白秋が、その最晩年に綴った畢生の作品。その言葉に動かされた信時潔は、西洋音楽の様式と日本伝来の旋律を織り交ぜて作曲し、劇的な音楽絵巻を作り上げた。
曲は全8章からなる。雅楽の響きがオーケストラによって表現される第一章「高千穂」。天孫降臨を想起させる厳かな始まりだ。第二章の「大和思慕」は古事記から引用した詩「大和は国のまほろば、たたなづく青垣山」が、郷愁をさそう美しい旋律で歌われる。さらに第四章「御船謡」では威勢の良い船出を、第七章「白肩の津上陸」では勇ましい戦闘を表す。そして第八章「天業恢弘」で神武天皇即位を高らかに歌い、曲は感動的に閉じる。
オーケストラとソリスト、合唱、児童合唱の総勢約200人によって紡ぎ出される、壮大な建国の物語。演奏は、昨年同様、日本を代表するオーケストラの一つ、大阪フィルハーモニー交響楽団が担当。若手指揮者として注目の大井剛史さんがタクトを執る。ソリストには、昨年、やまとことばの美しい響きをホールに満たしたソプラノの幸田浩子さんや、豊かな表現力に定評のあるバリトンの田中勉さんらが名を連ねる。
チケット販売スタート、良い席はお早めに
コンサートのチケットは、5月25日、各プレイガイドで発売。所定枚数が売り切れ次第終了となります。
【開催日時】10月3日(月)午後6時半開演(午後5時半開場)
【演目】スメタナ「わが祖国」より「モルダウ」▽大栗裕「管弦楽のための『神話』―天の岩屋戸の物語による―」▽交声曲「海道東征」
【券種と料金】S席=7000円、A席=6000円、B席=4500円
【プレイガイド】ザ・シンフォニーチケットセンター(☎06・6453・2333、午前10時~午後6時、火曜休み)▽大阪フィル・チケットセンター(☎06・6656・4890、平日午前10時~午後6時、土曜午前10時~午後1時、日祝休み)▽チケットぴあ(☎0570・02・9999、Pコード298-492 セブン―イレブン、サークルK・サンクスでも取り扱い)▽ローソンチケット(☎0570・084・005、Lコード54306)。それぞれチケット料金に加え、手数料が必要。
【問い合わせ】産経新聞社事業本部(☎06・6633・9254、平日のみ)
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本殿壁画はぎ取り、40年ぶり描き直し 春日大社の「式年造替」
世界遺産・春日大社(奈良市)で行われている20年に1度の国宝・本殿修理「式年造替」で、本殿4棟の板塀に描かれた極彩色壁画5面が40年ぶりに描き直されることになり24日、壁画のはぎ取り作業が報道陣に公開された。
壁画は東西1列に並ぶ第一~四殿の板塀「御間塀」に、縦1・5メートル、横2メートルの「獅子牡丹図」や「神馬牽引図」などが描かれている。現在の壁画は昭和50年の造替で描かれ、傷みが進んだため、描き直されることになった。
はぎ取り作業は先月始まり、この日は「獅子牡丹図」の作業を公開。表面を養生紙で覆うなどし、技師がへらと木づちで慎重にはぎ取った。壁画は保存処理を行い、来年公開する予定。
本殿は檜皮屋根の葺き替えや朱の塗り替えが終わり、周囲の修理を経て今秋に完了予定。11月6日にはご神体が戻る「本殿遷座祭」が行われる。
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入館者3万人突破、「藤城清治 光のメルヘン展」 奈良県立美術館で開催中
県立美術館で開催されている影絵作家、藤城清治さん(92)の作品を集めた展覧会「藤城清治 光のメルヘン展」(産経新聞社など主催)の入館者数が24日、3万人を突破した。
3万人目となったのは和歌山県海南市の会社員、上山裕紀子さん(32)。水谷勝則副館長からパズルなどの記念品が贈られ、上山さんは「母が藤城さんのファンで、前から来たいと思っていた。まさか3万人目とは思わなかったのでびっくりです」と話していた。
藤城さんの作品展の開催は県内では4年ぶりで、初期のモノクロ作品から最新作までの影絵のほか、油彩画、水彩画など約250点を展示。奈良の社寺や風景を描いた新作影絵も6点あり、水と鏡を使った演出も見どころとなっている。
7月3日まで。開館は午前9時~午後5時。月曜休館。観覧料は一般1400円▽大学・高校生千円▽小・中学生500円。問い合わせは同館(☎0742・23・3968)。
展覧会の公式ホームページ(http://www.ktv.jp/event/fujishiro_nara/index.html)で混雑状況の情報を掲載している。
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【鹿角抄】8歳で命終えた男児に教わった「生きる豊かさ」とは
「生きる」ことは、長さだけではかるものではない―。3歳で急性リンパ性白血病を患い今年1月、8歳で亡くなった平尾吏覇君から教わったことだ。取材を通じて出会ったのは、一昨年の春。会うたびに、なぜか心を見透かされているような思いがした。

病室で笑顔を見せる平尾吏覇君=平成26年10月、三重県津市
吏覇君の両親は、幼いわが子に病名を告げるか悩んだ末、伝えることを選んだ。幼いころから死生観を教えられた吏覇君は人一倍、生きる〝質〟を大切にしているように見えた。
いつも入院に付き添った母親のことを、絶えず思いやっていた。小児科医になる夢を持ち、「いつか楽をさせる」と母親に約束。病室で懸命に勉強していた。家族と過ごせる時間を大切にし、一日一日をかみしめるように過ごしていた。
つらい治療を受けても完治しない病で手術や入退院を繰り返す中、両親は治療を続けるか止めるかの選択に日々、葛藤していた。そして、一昨年3月に受けた移植手術を「最後の治療」とし、家族でともに過ごすことを選んだ。
その年の夏。一時退院し、三重県名張市の自宅で家族と過ごしていた吏覇君を訪ねると、病院で見たことのない弾けるような笑顔。治療をやめた不安ではなく、家族と過ごせる幸せと安心感に包まれているようだった。
順調に回復しているように見えたが、小さな体は病にむしばまれていた。昨年の暮れ、「年を越すことはできないかもしれない」と聞かされた。休日に自宅を訪ねると、母親は明るく出迎えてくれた。
リビングに置かれたベッドに横になっていた吏覇君は、「ありがとう」と小さな声を振り絞って迎えてくれた。帰り際には、布団から小さな手を伸ばしてくれた。
医療が高度化しても、助からない幼い命もある。理不尽で無念で、自分の無力さを痛感する。だが、吏覇君に教わったのは、8年間という生涯は決して〝わずか〟ではないということだ。吏覇君をはじめ、難病で幼くして亡くなった子供たちはみな、それぞれの生涯を確かに濃密に生きていた。
母親はわが子の闘病生活を、ブログにつづってきた。同じような立場の人を勇気づけたり、日々を記録に残したいと考えていたからだ。今は、ブログをどう終えようかと悩んでいるという。
どのような選択になっても、吏覇君が生きた足跡は確かに刻まれた。その豊かさと強さを、忘れずに生きていきたいと思う。(山﨑成葉)
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リオ五輪出場 女子マラソン・伊藤、柔道男子・大野 荒井知事を表敬訪問
リオ五輪に出場する女子マラソン代表の伊藤舞選手(32)=大塚製薬=と、柔道男子代表の大野将平選手(24)=旭化成=が24日、荒井正吾知事を表敬訪問し、本番に向けた意気込みを語った。
伊藤選手は奈良市出身。現在、勤務先の徳島県鳴門市でトレーニングに励んでおり、7月30日に出国、米国での時差調整を経て現地入りするという。伊藤選手は「今はしっかり食べて、しっかり寝ることが大事。本番では持ち味の粘り強さを発揮できるよう、これから準備をしていきたい」と話した。
天理大出身の大野選手は母校で学生らと練習に励んでおり、8月2日に出発予定という。同大学OBの野村忠宏さんらの名前を挙げ、「先輩が築き上げてきた天理柔道をリオの地で発揮したい」と力を込めた。
荒井知事は「2人とも小柄でびっくりしました」と驚いた様子で、「リオで奈良の神様のご加護がありますように」とエールを送っていた。
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シャープ退職の求職者345人 昨年10月より半減するも ミスマッチ解消課題
シャープを希望退職した求職者数が、4月時点で345人となっていることが24日、県庁で開かれた「第8回シャープ関係離職者等支援本部会議」で分かった。ピークだった昨年10月の813人から減少したが、奈良労働局は「賃金や条件面などで希望が多様化している。一人一人のニーズにあった支援で、ミスマッチを解消したい」としている。
同労働局によると、求職者345人の年齢は55~59歳が最多の37・4%。続いて50~54歳だった。希望職種は事務職と専門、技術的職業が多かった。
県内のハローワークに登録し、これまでに就職が決まったのは延べ515人。同労働局の担当者は「引き続き求人開拓強化と、関係機関との連携で求人情報の共有化を図りたい。ミニ面接会も定期開催し、きめ細かい支援をしていく」としている。
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先輩、リオ五輪で金メダルを バドミントン高橋・松友ペアに橿原の子供たちがエール
リオ五輪(8月5日~21日)・バドミントン競技女子ダブルスに出場が決まった橿原市出身の高橋礼華選手(26)=日本ユニシス=と、徳島県藍住町出身の松友美佐紀選手(24)=同。メダル獲得が有力視されており、高橋選手が所属していた同市のバドミントンチーム「橿原ジュニア」の子供たちも「金メダルを取ってほしい」と期待している。
高橋・松友ペアは今年3月、伝統ある全英オープンで優勝するなど現在、国際バドミントン連盟による女子ダブルスの世界ランク1位。今月5日、リオ五輪出場が決まった。
高橋選手は橿原市生まれ。白橿南小学校時代は、市内の小学生らでつくる橿原ジュニアに所属し、全国大会で優勝するなど活躍した。同チームは全国的に有名な強豪チームで、平成26年の全国小学生バドミントン大会「第30回若葉カップ」の女子団体では優勝を飾っている。
練習に励む子供たちにとって、高橋選手らはあこがれの先輩。いずれも11歳で6年生の古根川美桜さん、鈴木彩加さん、浦島実玖さんは、「五輪出場はすごい。金メダルを取ってほしいと思います」と話す。
小学生時代は「負けず嫌いで、練習熱心な子」だったという高橋選手。チーム在籍時に指導にあたり、松友選手についてもよく知る松村宏則総監督(56)は、「五輪には中国など、他にも強いチームが出場する。2人の持ち味はコンビネーションで、けががないようにして、活躍してくれることを期待している」と話した。
高橋選手の父、昭博さん(53)と母、智子さん(49)は「2人は五輪初出場。五輪は特別な舞台であり、しかも一発勝負なので緊張すると思うが、(予選を勝って)決勝トーナメントまでは行ってほしいと思う。けがなくプレーし、結果としてメダルが獲得できればうれしい」と話した。
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生駒市の住宅間近の土地に亀裂 無許可開発業者は行方知れず 県が現地調査へ
生駒市西松ケ丘の住宅地に隣接した土地に亀裂が見つかり、県は6月初めにも本格的な現地調査を始める方針を決めた。現場は約6年前、奈良市の業者が県から許可を受けず勝手に盛り土をしていた。約15メートル下には川が流れ、住民からは「これから梅雨に入る。土地が崩れないか心配だ」と不安の声が上がっている。
県によると、現場は川沿いの斜面の民有地で、住宅数軒分の広さ。土砂災害を防ぐため、土地変更などに許可が必要な「砂防指定地」だ。平成22年6月、近隣住民から「川に土砂が流入している」と通報があり、県が確認したところ、業者が県砂防条例に違反して無許可で盛り土をしていることが発覚した。
県は同7月、業者に是正するよう文書で指導したほか、その後16回にわたり口頭で指導。だが業者は是正せず、23年11月ごろから連絡も取れなくなった。
住民は現場の亀裂が広がっているとして26年8月に生駒市に通報し、同9月に県も情報を把握。生駒市は防水シートを設置し、県は不定期のパトロールを実施していたが、本格的な調査や対策はとっていなかった。今後、計測器で亀裂の大きさを常時監視するほか、地盤の状態も調べる。
荒井正吾知事は24日の定例会見で「民有地なので、行政代執行という形で介入できるのか難しい。経過観察を続けたい」と話した。
砂防指定地をめぐっては、奈良市月ケ瀬で業者が無許可で大規模な土砂掘削を行い、県の対応の遅れも問題となった。県は業者への対応マニュアルを6月にも作成するとしている。
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「公用と私用は厳格にしている」、舛添都知事の問題受け 荒井知事
荒井正吾知事は24日の定例記者会見で、東京都の舛添要一知事の政治資金問題について、「舛添知事についてどうこういうつもりはないが、私は(法令順守の)励行に務めている」と強調。公用車の送迎も公務と政務で厳密に分けていると説明した。
荒井知事は舛添知事について「個人のことについて言う立場ではない」と言及を避けつつ、「私は役人あがりなので、公用と私用は厳格にしている。海外出張も1人で行ったほうが気軽だし、1人で行ったこともある」とした。
「色々な意見があるが、反対というわけにいかない」 衆院定数減で持論
また、「一票の格差」是正のため、20日の参院本会議で県の衆院選挙区の定数が4から3に減る関連法が成立したことについては、「政治の効率性、地域の声の反映、一票の格差、それぞれの目的を達成するためだと理解している」とし、「色々な意見があると思うが、反対というわけにはいかないと立場上思っている」と述べた。
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奈良マラソン、6月に参加ランナー募集 昨年は直後に定員に
12月に開催される第7回「奈良マラソン2016」の参加ランナーの募集が6月から始まる。フルマラソン(42・195キロ)と10キロが12月11日、3キロジョギングが同10日に行われ、総定員は1万7500人を予定している。

「奈良マラソン2015」で一斉にスタートするランナー(奈良マラソン実行委員会提供)
ランナーの受け付けは、インターネットの専用サイト「ランネット」で県内在住者対象の「県民枠」が6月8日午後8時から、一般枠が同15日午後8時からスタート。いずれも先着順で県民枠がフルマラソン2千人、一般枠がフルマラソン9千人、10キロ3500人、3キロジョギング1200人。
昨年は受け付け開始後、県民枠はわずか7分、一般枠のフルマラソンは約20分で定員に達した。
抽選申し込みは6月15~29日、専用払い込み用紙に必要事項を記載し、抽選事務手数料400円を支払う。抽選結果は8月上旬に通知予定。抽選で選ばれるのはフルマラソンが千人、10キロが500人、3キロジョギングが300人。
参加費や参加資格、詳しい申し込み方法など情報は随時奈良マラソン実行委のホームページ(http://www.nara-marathon.jp/about.html)に掲載する。問い合わせは実行委事務局(☎0742・81・8752)。
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妻との手紙で振り返る北京留学の思いで綴る 元橿原考古学研究所副所長の河上さん
元橿原考古学研究所副所長の河上邦彦さん(71)が、昭和55年から約2年間の北京留学の思い出を綴った「〝七五〇日 二〇〇余通の絆〟」を出版した。留学中、日本国内の妻とやりとりした手紙の内容を掲載する中で、留学で見た当時の中国事情などを紹介している。
橿考研は当時、3人の研究者を北京大学などに留学させていた。河上さんは菅谷文則さん(現橿考研所長)に続き留学し、考古学の研究に打ち込んだ。
本では大学の寮生活の様子のほか、同じ留学生や中国の人たちとの交流、中国国内を旅行したときの印象などを紹介。留学から約8カ月が過ぎた手紙では「規制が多く自由に旅行ができない」「飛行機に乗ると(航空券代は)外国人は中国人の2倍」と書き、「(中国製の)電化製品はありますが、多くの人は日本製を好みます」とも。中国で「改革開放」が進んだ1980年代、大きく発展しようとしていた国の姿の一端を読み解くことができる。
ただ、当時は遊ぶところもほとんどなかったといい、日本人留学生の中には中国を嫌いになる人もいたとも。だが、河上さん自身は「私の場合は一日、一日と中国が好きになるようです」と書いている。
留学生同士の写真のほか、少数民族、始皇帝陵などの文化財の写真も多く掲載されている。古希と結婚40年を記念し、出版した。
河上さんは「両国が理解し合い、友交を深めていけることを願って刊行した。私にとってこの2年は遠く離れた渡りがたい海であったが、それは時が解決してくれた。相互理解こそが最も重要である。そのために、両国を知る私たち留学生にできることが多くあるのではないか」と述べている。
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大西公彦氏(おおにし・きみひこ=元広陵東小学校長)24日、肺炎のため死去、81歳。通夜は25日午後7時、葬儀・告別式は26日午前11時、香芝市下田東3の1265の1、香芝メモリアルホールで。喪主は長男、徳彦(のりひこ)氏。
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685年ぶりの再興へ「春日移し」、本宮神社旧社殿を京都の笠置寺へ
春日大社(奈良市)の20年に1度の社殿大修理「式年造替」で、昨年社殿が新しくなった御蓋山山頂の摂社・本宮神社の旧社殿が23日、ゆかりの笠置寺(京都府笠置町)に移された。「春日移し」と呼ばれる古来の社殿再利用で、笠置寺では春日明神社が685年ぶりに再興される。
大社によると、春日移しは大社本殿の建て替えが行われていた幕末までを中心に近畿一円で摂社・末社を含め約150例が確認されているという。
本宮神社の旧社殿は前回の造替で建てられたもので千木までの高さ約2・6メートル、幅約0・7メートル、奥行き約1メートル、重さ約300キロ。移設を前に修復されこの日、大社末社の祓戸神社で清祓式が行われた後、関係者らが担いで参道を運び、トラックに載せて笠置寺に向かった。
鎌倉時代に興福寺から笠置寺に入った解脱上人貞慶は春日信仰にあつく、笠置寺に春日明神を勧請。六角堂近くに春日明神社を建立したと伝わる。同時代の絵巻「春日権現験記」にもその様子が描かれているが、元弘元(1331)年の「元弘の乱」で同寺は焼け、再興されないままだった。
今回は式年造替を機に、本宮神社の旧社殿を笠置寺に移設することに。移設場所は笠置寺の鎮守社、椿本護王宮の隣で、6月1日に御分霊される予定。
笠置寺の小林慶昭住職「これも貞慶さんによるご縁で、手をつないで頑張っていきたい」、春日大社の花山院弘匡宮司は「800年前と同じように行われ、感激している」と話した。
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知っていますか?物部氏のこと 青垣出版が古代氏族研究本第8弾
青垣出版(田原本町)が「古代氏族の研究」シリーズの8冊目となる「物部氏」(A5判、264ページ)を刊行した。
物部氏はもとは祭祀具などの製造・管理を行う氏族で、朝廷の軍事も担当。仏教導入をめぐって蘇我氏と対立し、河内を基盤にしていた物部本宗家は滅ぶが、大和の支族(分家)は生き残り、その後も朝廷内で高い地位を保った。
本では、物部氏の拠点があった現在の天理市の布留遺跡から鍛冶遺構が出土していることや、物部氏が当初から持つ「剣神祭祀」などを説明し、鉄生産を行った鍛冶部族の性格が強いことを指摘。権力の基盤に鉄生産があったことを解説している。
また、物部氏と「大和朝廷の武器庫」だったとされる石上神宮の関係についても説明しているほか、奈良・平安時代の氏族の動向、大和以外の物部氏についても詳述。系図も示されている。
著者は宝賀寿男さん。問い合わせは青垣出版(☎0744・34・3838)。
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〝駅前相談〟始めました よろず支援拠点が近鉄奈良駅近にサテライトオフィス
経営の相談、なんでもどうぞ―。中小企業や小規模事業者を対象とした無料の経営相談所「県よろず支援拠点」(奈良市柏木町)のサテライトオフィスが、近鉄奈良駅前の近鉄高天ビル2階(同市)にオープンした。
「県よろず支援拠点」は、経済産業省の事業で平成26年6月から全国一斉にスタート。売り上げ拡大や資金繰り、商品開発や創業(起業)などさまざまな相談に、起業経営などに詳しい民間企業出身者がコーディネーターとして対応している。
県地域産業振興センターによると、「県よろず支援拠点」に寄せられた相談件数は26年度は1253件だったが、27年度は3358件と倍増。中でも「売り上げ拡大」に関する相談が最も多く、次いで「創業」、「経営改善・事業再生」―の順だった。
サテライトオフィスは利用者から「駅近くの便利な場所でも相談したい」との声を受けて開設。基本的に3人のコーディネーターが常駐して相談にあたっている。担当者は「よりたくさんの人に利用してほしい」と話している。
サテライトオフィスの相談受け付けは水、日曜、祝日、年末年始を除く週5日、午前10時~午後6時45分。事前に電話で申し込む。国や自治体、各支援機関の支援情報コーナーもある。問い合わせはサテライトオフィス(☎0742・81・3546)、よろず支援拠点(☎0742・81・3840)。
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5月で最早30度超 奈良市、十津川村、五條市、上北山村で軒並み真夏日
近畿地方を覆った高気圧の影響で県内各地でも23日、30度以上を観測する今年初の真夏日となった。奈良地方気象台によると、十津川村では32度、上北山村で31・7度を記録。奈良市も30・7度、五條市で30・5度となり、7月並みか最も暑い時期を上回る気温となった。
奈良市では先週から最高気温が30度近い天候が続いており、県消防救急課は「5月の第4週に入って真夏日に近い気温が続いている。急に暑くなると体も適応できず、熱中症も発症しやすいので気をつけて」と注意を呼び掛けている。
奈良公園周辺では、観光客らが半袖姿にサングラスや日傘をさして歩く姿が見られた。大阪市天王寺区から校外学習で訪れたという市立中学2年の浅野博貴くん(13)は「水筒の水は午前中でなくなった。今こんなに暑かったら8月はどうなるんやろう」と汗をぬぐっていた。
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地元に愛されてナンボ 成功者に学べ! まちおこし考える「地創研フォーラム」
全国のまちおこしや村おこしの成功事例について学ぶ「地創研フォーラム」が、奈良市の県文化会館で開かれた。
少子高齢化に伴う地域の過疎化に歯止めがかからない中、固有の文化や伝統、自然を生かした持続可能な地域作りを目指そうと、NPO法人地域創造政策研究センター(王寺町)が主催し今年で4回目。地域づくりに関心がある幅広い年齢層の人が参加し、県内外各地の事例紹介に耳を傾けた。
農業の6次産業化で有名な三重県伊賀市の自然体験施設「伊賀の里モクモク手づくりファーム」会長の木村修さんは、「農林漁業を未来産業にする取り組みから」と題して基調講演した。
伊賀のブランド豚を畜産しようと奮闘してきた経緯などを紹介し、「地域ならではのものを創造するには、他との差別化を図り、地元の人に愛され支持される〝土着性〟の強いブランド作りを目指す必要がある」と話した。
生駒市の南徹さん(26)は「地域のブランド力は、人々に共感してもらえるようなストーリーや、地元への愛着が重要と分かった」と話していた。
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南和と堺の深い関係に迫る 葛城市歴史博物館で企画展
江戸時代の南和地域と河内・堺の関係を資料で紹介する春季企画展「大和と河内・堺の往来-江戸時代の竹内街道と大和川」が、葛城市歴史博物館で開かれている。6月26日まで。
同館によると、竹内街道で結ばれた葛城地域と河内・堺は交流が深く、葛城の人たちは奈良より河内・堺に親近感を持っていたという。展示資料は約40点で、竹内街道が描かれた西国三十三所の案内図「西国巡礼道中絵図」や、二上山の挿絵がある「河内名所図会」、大和川の難所「亀の瀬」を描いた「亀の瀬絵図」などが並んでいる。
開館は午前9時~午後5時。休館は火曜と第2、4水曜。問い合わせは同館(☎0745・64・1414)。
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国際ソロプチミスト奈良が学業支援金贈呈 女性2人に
世界で女性の地位向上などに取り組む社会奉仕団体「国際ソロプチミスト奈良」(森川恵子会長)は女性のための学業支援金の贈呈と表彰式を奈良市の奈良ホテルで開いた。
支援金を贈られたのは作業療法士を目指す関西学研医療福祉学院(奈良市)作業療法学科の尾西敦子さん(46)と、言語聴覚士を目指している同学院言語聴覚学科の柳田ありあさん(26)の2人。
尾西さんは「作業療法士として身体だけでなく心の支援をしたい」、柳田さんは「学習障害を持つ子供の言語能力回復のためのリハビリ支援を頑張りたい」と語った。
森川会長は「支援できることを励みに、今後も奉仕活動に精進したい」と話した。
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【高校野球】智弁学園の初戦は紀央館(和歌山) 春季近畿大会
和歌山市の紀三井寺公園野球場で5月28日に開幕する高校野球の春季近畿地区大会の組み合わせが23日、決まった。
今春の選抜大会で優勝した智弁学園(奈良)は初戦で紀央館(和歌山2位)と対戦する。選抜8強の明石商(兵庫)は初出場の光泉(滋賀)と顔を合わせる。
大会は各府県の春季大会優勝校に加え、開催地の和歌山から準優勝校と3位校が出場し、計8校で近畿の頂点を争う。順調に日程が進めば、6月5日に決勝が行われる。
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「火葬場移転は最重要」、奈良市長が市民説明会で改めて訴え
奈良市は、老朽化が進む火葬場の移転計画に関する市民説明会を市役所で開いた。これまで地元住民らを対象とした説明会は開催してきたが、市民全体が対象となるのは初めて。約350人が参加し、仲川げん市長が計画の概要や移転の必要性を訴えた。

説明会終了後も市民らに応対する仲川げん市長(中央)
新火葬場について、市は同市横井町を移転候補地としているが、地元の理解は得られていない。仲川市長はこの日、事業費約57億円に「合併特例債」を充てられる期限が平成32年度末までに迫っていることにふれ、「合併特例債を活用できる時間は限られている。財源が厳しい状況にある市にとって、(移転は)最重要課題」と改めて強調した。
計画地周辺の災害リスクについて、市の委託で地質調査を行った技術者が「建設による影響は考えにくい」と指摘していることを説明し、「100%自然災害が起こらないようにするのは難しいが、事業を進めることで大きな影響は考えられないと結論づけている」とした。
その後の質疑応答では、「地元の理解が得られない以上見直すべきだ」といった反対意見の一方、「科学的に説明されている。議会の判断こそ納得がいかない」と賛成する声もあった。
説明会後、産経新聞の取材に応じた仲川市長は「新斎苑が必要なことは全市民の思い。全体的な理解を深める努力を今後も続けたい」と話した。
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【「B」が始まる バンビシャス】衛藤晃平ヘッドコーチが来季も指揮執る
プロバスケットボールチーム「バンビシャス奈良」は23日、前季ヘッドコーチとしてチームを率いた衛藤晃平氏(33)と契約を締結したことを明らかにした。衛藤氏は「Bリーグ」初年度となる2016-2017シーズンのチームの指揮を再び執る。
衛藤氏は「今シーズンもバンビシャス奈良で指揮をとらせていただくことになった。チームの新たな船出にヘッドコーチとして携われることは非常に光栄。現状、課題は山積しているが、一つずつ計画的に向き合い、チームの発展に寄与すべく、誠心誠意努めたい」とのコメントを発表した。
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【ふるコレ】ものづくりのまち・高田が誇る 奈良さくらコットン
かつて綿栽培が盛んだった大和高田市。その綿で作られた織物「大和木綿」は「和州一之売り物」とも呼ばれ、全国的に知られていたという。明治時代に興った繊維産業は、今に続くものづくり力を培った。
その伝統と技術力を地域再生につなげようと、市内の事業者と大和高田商工会議所が取り組んでいるのが、「奈良さくらコットン」。農薬や化学肥料、殺虫剤、除草剤を使わずに栽培し、手摘み収穫した綿を編んで製品化したもので、「安全で、柔らかくやさしい肌触り」と高く評価されている。
同市ではふるさと納税の返礼品に、さくらコットン商品の乳幼児用ソックスとスタイ(よだれかけ)のセット、ベビーニットパンツ、大人用のはらまき、レディースタンクトップ-の4点を用意。1万円以上で1点、3万円以上なら2点が選べる。
同市出のニットセーター製造会社「髙井ニット」の髙井準雄社長(68)は、さくらコットン事業が始まった約10年前からかかわってきた1人だ。同社は返礼品の1つ、ベビーニットパンツを製造。おむつの上に履かせるオーバーパンツで、市のマスコットキャラクター「みくちゃん」のイラストも編み込みで描かれたかわいらしいデザインだ。
髙井社長は「綿は大和高田市と周辺の目の届く地域で栽培し、収穫も栽培メンバーの手摘み。どんな人が綿を栽培し、糸を作っているかまでわかる。これほど安心できるコットン製品はありません」と胸を張り、「実際に製品を見て、触って、『確かに違う』と良さを感じていただきたい」と話した。(山本岳夫)
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復興支援の音楽、熊本へ届け 斑鳩でチャリティーコンサート
熊本地震の被災地の復興を支援するチャリティーコンサートが22日、斑鳩町のいかるがホールで開かれた。県内外からプロの演奏家ら約50組約130人が出演。ステージ上ではピアノや声楽、管弦楽、合唱など多彩な音楽が奏でられ、観客らはじっくりと聴き入っていた。
コンサートは、同ホールで音楽コンクールを開催している一般社団法人「いかるが音楽コンクール」が主催。出演者はプロやアマチュアを問わず、主にインターネットを通じて募集した。
ステージでは、ショパンの「華麗なる大円舞曲」などクラシック曲や童謡などが演奏されたほか、関西で活動する吹奏楽団「上方ウィンズ」の有志メンバーによる演奏で、観客らが東日本大震災の復興ソング「花は咲く」を合唱する場面も。チケット代や会場で集められた募金、CDや書籍の販売収益金など全額が熊本県の音楽慈善団体へ寄付される予定だ。
同コンクール理事長の奥谷友子さん(39)は「音楽は言語や人種などを越えて心を一つにできるもの。その心を義援金とともに被災地に届けられれば」。大阪市の会社員、上田万里奈さん(25)は「祖母が熊本出身のため、何かできないかと思って訪れた。ピアノだけでなく、たくさんの楽器の演奏が聴けて楽しい」と話していた。
チャリティーコンサートは次回は6月4日に同ホールの小ホールで開催予定。問い合わせは同コンクール事務局(☎0745・47・1069)。
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学生援護賞など贈る 国際ソロプチミスト日本中央ベンチャーリジョン表彰式
働く女性の社会奉仕団体「国際ソロプチミスト日本中央ベンチャーリジョン」(神田真美代表)の第12回リジョン大会が22日、奈良市のホテル日航奈良で開かれ、昨年度の受賞者の表彰式などが行われた。
大会には会員ら計約170人が出席。身体障害がありながら資格取得など自己の研鑽に励む学生を対象とした「学生援護賞」や、小学生を対象にした「川柳コンクール」の受賞者らに賞状が手渡された。
視覚障害がある県立盲学校高等部保健理療科2年の田原澄さん(19)は指圧師などの国家資格を目指しており、学生援護賞を受賞。「資格の取得はお世話になった方に恩返しする夢への第一歩。受賞はその大きな支え」と喜びを語った。
18歳で事故にあい、重度のまひが残る、日本福祉大4回生の藤井悠也さん(23)はバリアフリーの勉強や車いすマラソンの練習に励んでいる。同賞を受賞し、「勉強の幅を広げるとともに、東京パラリンピック出場を目指し一層励んでいきたい」と決意を新たにしていた。
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「責任持って実行を」 御所市長に東川氏、無投票で3選
任期満了に伴う御所市長選挙が22日告示され、現職の東川裕氏(54)以外に立候補の届け出がなく、無投票で東川氏の3選が決まった。
東川氏はこの日、JR御所駅前で出陣式を行った後、選挙カーで市内を回り有権者に政策を訴えた。しかし、午後5時までに他に立候補の届け出がなかったため、選挙戦とはならなかった。
3選を決めた東川氏は同駅近くで支援者らにあいさつ。「市政には課題が山積しており、責任の重さを感じている。覚悟を持って決断し、責任を持って実行して、市民に(課題解決の)実現が見えるようにする」と抱負を語った。
東川氏は少子化が進む中、学校の再編や子育て支援の充実、企業誘致や近鉄御所駅周辺の整備などの地域振興策を掲げている。
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進化し深化する自治体広報 生駒市の「いこまち」がコンクールで1席獲得
全国の地方自治体が住民向けに発行する広報紙が近年、進化している。従来の行政側の一方的な告知から一転、住民の顔や声を多く掲載する「住民目線」の編集を心がける自治体が増えてきた。優れた広報紙を審査・表彰する今年の「全国広報コンクール」(日本広報協会主催)の市部門で、特選に次ぐ「1席」を獲得した生駒市の「いこまち」から、近年の広報紙の特徴を探った。
■「ママの声」拾い上げる
「赤ちゃんに優しいまちになるために」―。生駒市が1席を獲得した昨年9月15日号の「いこまち」の特集は、親と就学前の子供が集う子育てサロン「みっきランド」のリニューアル告知に合わせ、子育てがテーマだ。
市内で乳児を育てる女性の2人に1人が専業主婦、男性の2人に1人が午後9時以降に帰宅する―という市の現状を受け、子育て中の母親ら30人を取材。「子供が泣くとにらまれる」「ベビーカーを押す隣を車が猛スピードで通り過ぎる」―など、母親たちの悩みを取り上げたほか、親子が笑顔で触れ合う写真も多数掲載。「行政や企業の努力だけでは子育てに優しいまちは実現しない。みんなで他人を思いやれるまちにしよう」と提起した。
■住民活動に主眼
「いこまち」はA4判約40ページ。毎月1日と15日の計2回発行し、自治会員らが4万7千部を全世帯に配布している。主に市広報広聴課の職員4人で、取材から編集、紙面のレイアウトまでほぼすべての作業を担当。6~10ページにわたる特集面は発行1カ月半前に行う「編集会議」でテーマを決めるという。
同課主事の村田充弘さん(31)は、「生駒は市民活動が盛ん。今回の受賞は、住民の活動が評価されたと思う」と話す。
村田さんによると、「いこまち」は平成20年ごろから紙面内容を大幅にリニューアル。それまでの「行政だより」といった市のお知らせではなく、住民目線を心がける特集記事の掲載を始めた。結果、同紙は21年度以降毎年、各種コンクールに入賞するようになった。
■住民参画促すアプローチ
全国広報コンクールを主催する公益社団法人「日本広報協会」(東京都)の藤本勝也さんは、入賞する広報紙の特徴について、写真技術やデザイン性のほか、「紙面に頑張っている住民を多く登場させている」と分析。広報紙の役割は「住民に自主的に動いてもらうための後押しをいかにできるかが重要」と指摘する。
「行政が『まちをきれいにしましょう』といったところで読者は見向きもしない。『きれいにするために、こんな活動をしている住民がいます』と紹介することで、見知った顔が読者の目に留まり、活動に参加するきっかけややる気をつくる」と藤本さんは話す。
紙媒体に限らずフェイスブックやツイッターなどのSNSを用いた広報が増えているのも特徴。地域のイメージ向上に向けた多彩な情報発信が行われている。生駒市では昨年11月から、大阪府内の映画館で市への移住を促すPR映像の上映も実施。これらが評価され、同コンクールではウェブサイトや映像、広報企画部門でも入賞を果たした。
大きく変化している地方自治体の広報紙。それは今、行政が住民同士をつなぎ、まちのイメージやブランド力をも形成するツールとなっている。(浜川太一)
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宝蔵院流槍術の創始者・胤栄の位牌、発見法要営まれる
奈良発祥の古武道「宝蔵院流槍術」の創始者とされる僧胤栄(1521―1607)の位牌と尊像が大阪府箕面市内の個人宅で見つかり21日、奈良市の興善寺で流派関係者らが出席して「発見法要」が営まれた。
宝蔵院は興福寺の子院で、初代院主の胤栄は約460年前、穂先が十字型の「十文字槍」を使う宝蔵院流槍術を創始。この槍は「突けば槍、薙げば薙刀、引けば鎌」と評され、攻防どちらにも優れた槍術として発展。江戸時代には多くの藩で取り入れられ、国内最大の流派として栄えた。
胤栄の位牌と尊像は今月、大阪府箕面市の7代目院主・胤賀(明治40年没)のひ孫、山田静子さん(95)宅で見つかった。山田さんによると、胤賀は明治初期、廃仏毀釈の被害を避けるため初代~5代の位牌を、宝蔵院から避難させた。その後山田さんの父、正士さんが昭和初期に2~5代の院主の位牌を興善寺に預けたが、胤栄の位牌と尊像は、山田さんらが大切に保管していた。
初代の位牌を探していた同寺の関係者が今月8日、檀家の山田さん宅にあるのを確認、法要のため山田さんが位牌などを興善寺に運んできた。
法要には歴代院主の子孫らも含めて約30人が参列。興善寺の森田康友住職(45)は「初代~5代の位牌が100年ぶりに並んだことはありがたい。初代の位牌と尊像は今後も山田さんらに大切に供養していってもらえれば」と話した。
山田さんは「立派な法要を営んでいただき感動、感謝しています。先祖代々大切にしてきた位牌と尊像は今後も守っていきたい」と話していた。
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若手工芸作家の作品が並ぶ 大和郡山で「ちんゆいそだてぐさ」始まる
若手工芸作家の陶器やガラス細工などの作品を展示・販売する現代工芸フェア「ちんゆい そだてぐさ」が21日、大和郡山市の郡山城跡で始まった。晴天に恵まれ、家族連れや若者ら約2万人が来場した。22日まで。
会場では約150のブースが並び、20~40代前半の若手作家を中心に、全国各地の工芸作家のワークショップや作品の展示即売会が開催され、県内各地の飲食店も出店。奈良団扇や吉野杉の木工作品、ハンドメイドのガラス製品などが人気を集め、大盛況だった。
また、子供たちにも工芸品に興味を持ってもらい後継者育成につなげようと、小学生以上が参加できるワークショップも開催された。
フェアは、大和郡山市でガラス工芸教室を開いている堀部伸也さん(47)が発起人の実行委員会が平成25年から毎年開催。堀部さんは「レベルの高い作家が集まり、今の奈良の魅力が詰まったイベント。ぜひ多くの方に楽しんでほしい」と語る。
切り絵のワークショップを開催した奈良市の切り絵作家、石賀直之さん(31)は「作品制作を通じて来場者と交流できるし、地元の人も大勢来てくれて、いいイベントです」。ワークショップに参加した東大阪市の主婦(55)は「趣味で切り絵をしているが、実際に作家さんに教えてもらってとても勉強になった。奈良はこんなイベントがあっていいですね」と話していた。
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