大自然駆けるトレイルランイベント、10月31日に十津川村で 参加募集
世界遺産・熊野参詣道の大自然を走り抜けるトレイルランニングイベント「小辺路TRAIL JOURNEY in十津川」が10月16日に開催される。伯母子(53キロ)と三浦(34キロ)の2コースで8月31日まで、参加者を先着計150人募集している。
同村などでつくる実行委が企画。当日は、十津川温泉「昴の郷」(同村平谷)を午前6時にスタート(三浦コースは同7時)し、制限時間の午後6時までに同温泉へ戻る。両コースの各所には、給水や軽食地点も設置。千メートル級の峠を2~3回越えながら、雄大な山並みを堪能できる。
参加費は両コースとも1万円(保険代込み)。対象は18歳以上で、制限時間内に完走できる能力がある人。大会前日に村内の宿泊施設に泊まることが参加条件で、参加者全員に、十津川温泉無料入浴券の配布などの特典がある。
参加申し込みは、「スポーツエントリー」「ランネット」などインターネットサイトの所定の記入フォームから。詳細は大会公式ホームページ(http://kohechi-trail-j-totsukawa.com/)でも確認できる。
問い合わせは、十津川村観光振興課(☎0746・62・0004)。
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【リオ五輪】「大野選手の一本かっこよかった」、天理市で金メダル祝福ムード広がる
リオデジャネイロ五輪の柔道男子73キロ級で、金メダルを獲得した大野将平選手(24)の出身校・天理大がある天理市では9日、商店街や市庁舎などに横断幕が掲げられ、祝福ムードに包まれた。
この日正午ごろ、市の中心市街地である本通り商店街に金メダルを祝福する横断幕が天理大職員らによって掲げられた。家族で同市を訪れていた小学6年、椋本夢叶君(12)=五條市=は自宅のテレビで試合を観戦したといい、「きれいな一本を決める大野選手はかっこよかった。僕もサッカーで日本代表になってオリンピックに出たい」と笑顔を見せた。
天理大によると、同大学柔道部出身者が五輪で金メダルを獲得するのは、2004年アテネ五輪で3連覇を果たした野村忠宏さん以来12年ぶり。
同大学柔道部時代の同級生で、同じ73キロ級で大野と何度も対戦した「ライバル」という兵庫県加古川市の公務員、横山広伸さん(24)は「学生時代に増して、技の豊富さや応用力が際立っていてすばらしかった。自信に満ちた大野らしい柔道で見事だった」と絶賛した。
天理柔道会や天理市スポーツ振興課は、大野選手の帰国後、JR・近鉄天理駅前などで凱旋パレードの開催も計画。市の担当者は「大野選手や所属先の旭化成などとも交渉し、パレードを実現できれば」としている。
また、荒井正吾知事は9日の定例記者会見で、金メダルを獲得した天理大柔道部出身の大野将平選手について「すばらしいですね。柔道は負けるときはあっという間の厳しい勝負のスポーツ。勝ち抜かれてすごいと思う。お祝い申し上げたい」と祝福した。
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熊本復興応援フェア、10日から近鉄百貨店奈店で おいしいもの大集合
熊本地震からの復興を支援しようと10~15日、奈良市の近鉄百貨店奈良店で、熊本県の食などを販売する「熊本復興応援フェア」が開かれる。
熊本県内の企業が被災した地元事業者の再建支援を目指し設立した「日本震災復興支援機構」(熊本市)が主催。「SASAERUプロジェクト」として、熊本県内の商品を販売するイベントを開くなどしており、奈良でのイベント開催は初めて。
期間中は、地下1階のならファミリーフードコートで、からし蓮根や熊本ラーメン、馬肉の一口薫製や炭火焼きといった特産料理のほか、デコポンのゼリーやジャージーチーズケーキなどを販売。52業者の商品約250点を販売予定で、10日には、くまモンが来店するイベントもある。
被災した飲食店や製造メーカーには、営業再開の見通しがつかないところもあるという。近鉄百貨店の担当者は「少しでも復興の一助につながれば」と話している。
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天理市のメガソーラー疑惑 市が調査委員会設置、事業継続可否も検討
天理市の市有地で進められている大規模太陽光発電(メガソーラー)の事業者選定をめぐり、市役所などが官製談合防止法違反容疑で大阪地検特捜部の家宅捜索を受けた事件で、同市は9日、選定手続きの経緯や事業を継続していくべきか否かを検討する調査委員会を設置した。9月中に結果を取りまとめるという。
調査委のメンバーは並河健市長をはじめ、弁護士、公認会計士、住民代表、市の入札監視委員会委員の計5人で構成。並河市長は「家宅捜索を受け、市民の不信や不安を招いている。信頼回復に向けた措置が必要だ」と設置の理由を説明した。すでにメンバーの人選を終え、12日に第1回会合を開くとしている。
特捜部は今月3日、事業者選定の過程で情報漏洩があった疑いがあるとして、市役所のほか同市の男性市議(66)や元市幹部の自宅などを捜索していた。
並河市長は9日、市議会全員協議会で調査委設置について報告したが、捜索を受けた市議は体調不良を理由に欠席した。
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奈良県警本部長に安田氏就任へ 羽室氏の後任
県警本部長の羽室英太郎警視長(57)の後任に警察庁長官官房参事官(拉致問題対策担当)の安田浩己警視長(49)を充てる人事異動が8日、内示された。発令は22日付。

安田浩己・奈良県警本部長
安田警視長は東京大学法学部卒。平成2年に警察庁に入り、警視庁総務部広報課長や神奈川県警警備部長、警察庁警備局警備課警衛室長などを歴任した。
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【リオ五輪】豪快、華麗な天理柔道みせた大野 苦難乗り越えた頂点
【リオデジャネイロ=天野健作】圧倒的な強さに、スタンドを埋めた観客は総立ちになった。「泥臭く執念深くやる姿を見せたい」。柔道男子73キロ級を制した大野将平はリオデジャネイロに出発する前、そう話していたが、むしろ華麗でかつ豪快な柔道に観客は魅了された。
「弟には『よく頑張った。ご苦労さん』と声を掛けてあげたい」。共に柔道を習った兄の哲也さん(26)はリオのスタンドで満面の笑みを浮かべた。
山口市で育った大野は、兄の影響で5歳から柔道を始める。「大きな人を投げ飛ばせるのが面白くて、柔道にはまった」。だが、小学生のときはすぐに泣く子だった。勝っても泣いた。大野が入団していた松美柔道スポーツ少年団長の植木清治さん(65)は「強くなりたいとよく言っていた。彼はなんといっても心がある。負けん気だ。とにかく攻める子で、チャンスを身につける癖を持っていた」と語る。
結果が出るようになったのは小学校高学年。それでも体は小さかった。他の子供たちと比べ頭一つ小さく、なによりも細かった。体重を増やすため1日4食にし、あえて太りやすい就寝前に食べた。
3年前の夏、主将を務めていた名門・天理大柔道部で、先輩から後輩への暴行事件が発覚する。そのころ、「柔道を辞めたい」とつぶやいたこともある。
停学処分を受け、山口の実家へ身を寄せた。天理大柔道部の数人とやってきて泊まった。一人になるのが怖かった。毎日、かつて通ったスポーツ団に来て子供に稽古を付け、「ここが僕の原点だ」とかみしめた。
騒動は乗り越えたが、頭には白髪が増えた。「感謝の気持ちを忘れたら、人生はおしまいだからね」。母親の文子さんはそう念を押した。
連覇を目指した2014年世界選手権の4回戦で一本負けしたとき、「母さん、世界で一番強いのは俺でしょ」と意地を張った。でも文子さんは「負けを認めないと強くなれないよ」とハッパをかけ、五輪に視線を向けさせた。
リオのスタンドには騒動の舞台となった天理大柔道部のOBも大勢駆け付けた。会社経営の脇谷政孝さん(54)は「天理柔道の神髄を見せたいと言っていた。いろんなつらいことがあったけど、必ず頂点を取ってくれると信じていた」と胸を張った。
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【リオ五輪】柔道男子・大野が念願の「金」 天理は歓喜の渦
大野選手、おめでとう―。リオデジャネイロ五輪で日本時間9日未明に行われた柔道男子73キロ級で、天理大出身の大野将平選手(24)=旭化成=が、柔道日本勢としては初の金メダルを獲得。パブリックビューイング(PV)が行われた天理市では、市民や大学関係者らが歓喜の渦に湧いた。
「よっしゃー」「大野選手ありがとう!」。9日午前5時すぎに行われた決勝戦。試合開始3分15秒、大野選手の鮮やかな小内刈りが決まると、会場は大歓声と拍手の波に包まれた。
予選から安定した試合運びを見せていた大野選手。天理大柔道部の卒業生らでつくる天理柔道会の中西茂巳副理事長(62)は、「大変落ち着いている。この精神力が大野の強さだ」と振り返った。中西さんは大野選手がリオに出発する3日前、天理市内で2人で食事をした。「大野が『肉が食べたい』と言ってね。会話を交わしていると非常に余裕を感じられ、店主にも金メダル獲得を約束していた。今日は終始、安心して試合を見られた」と話した。
会場には、大野選手の活躍を見ようと、60人を超える市民らが駆けつけた。天理大4年、高見佳奈さん(21)は「有言実行を果たしてくれ、私たちの誇り」と笑顔。同大学出身の小西有希さん(35)も「メダル獲得の瞬間に居合わせることができて本当にうれしかった」と声を震わせた。
並河健天理市長は「最後まで平常心で1本を取りに行く姿勢に感銘を受けた。市民とともに心からおめでとうと伝えたい」。天理大の永尾教昭学長(59)は「執念で勝ち取る大野らしい柔道だった。この金メダルは大野にとっても天理大にとっても、特別の意味がある。心から『お疲れさま』と言ってあげたい」と涙を交えながら話した。
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伽藍復興と若手人材育成 薬師寺管主に就任した村上師が会見で抱負
薬師寺(奈良市)で8日行われた管主の交代式「印鑰(いんやく)継承式」で、新管主に就任した村上太胤(たいいん)師(69)。式でのあいさつや会見では、同寺の伽藍復興とともに若い人材の育成に努めることを強調した。
金堂での式の後に行われた会見で、村上管主は「伽藍復興に邁進したい」とし、現在、進められている東塔(国宝)の解体修理のほか来年5月に再建される食堂にも触れ、「伽藍復興へ写経勧進を始めて来年で50年。当時の高田好胤管主の志を受け継いできたので、これからもこの精神を引き継いでいきたい」と語った。
また、「若い人材を育てないといけない。仏法をもっと若い人に広めるために種まきをしたい」と強調。「年齢を超えて大勢の人に来ていただき、仏教への縁をつくってもらいたい。それが心の豊かさになっていく」と力を込めた。
就任披露の晋山式は11月20日に行われる予定。
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ろうそくの明かりに平和願う 生駒で11日に「ピースキャンドルナイト」
ろうそくの明かりに平和への願いを託す「ピース*キャンドル*ナイト」が8月11日午後6時半~同8時、生駒市のベルテラスいこま・ベルステージで開催される。
市防災安全課が毎年開催していた「平和の集い」を、昨年からキャンドルイベントに変更し実施。当日は会場一帯に、市内の幼・保育園児が作成した約2千個のキャンドルが灯される。
午後6時50分ごろからは「平和のコンサート」として、生駒高校吹奏楽部によるアンサンブル演奏や、駅前図書室司書による詩の読み聞かせ、市内で活躍する「ゴスペル☆IKOMA」による公演も行われる。担当者は「日ごろ、何気なく過ぎていく平和な日々の大切さを、キャンドルの明かりを通じて感じてもらえたらうれしい」としている。
問い合わせは、市防災安全課(☎0743・74・1111)。
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子供たちが伝える伝統文化 「燈花会子ども能舞台」始まる
伝統文化を学ぶ県内の子どもたちが、実際の「能舞台」を使って日頃の練習成果を披露する「燈花会子ども能舞台」が8日、奈良市春日野町の奈良春日野国際フォーラム(旧・新公会堂)で始まり、和太鼓や能楽などが披露された。
日本の伝統文化の継承・発展と、子供たちの豊かな人間性の育成などを目指し、平成20年から県と奈良こども伝統文化協会が共催している。
今年は幼稚園児から高校生まで県内の13団体が参加。初日は、和装礼法や箏曲など4団体が披露し、会場は燈花会の見物に訪れた浴衣姿の観光客や外国人も来場してにぎわった。
同協会の藤間巡子会長は「子供たちに日本の文化の大切さを分かってもらえたら。多くの人に来てもらいたい」と話している。
10日まで。入場無料。問い合わせは奈良春日野国際フォーラム(☎0742・27・2630)。
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戦国時代の豪族・十市氏の謎に迫る 元高校教諭らが自費出版
戦国時代に現在の橿原市十市町(市北部)を拠点に大きな勢力を誇った豪族・十市(とおいち)氏についてつづった「戦国期の大和十市氏と本拠集落」(205ページ)を、同市の元高校教諭らが自費出版した。当主や十市氏出身の僧侶の姿にも触れ、その盛衰を詳細にまとめている。同氏のことが一般図書で本格的に紹介されるのは初めてという。本は国立国会図書館のほか、県立図書情報館、橿原市立図書館などにも寄贈された。
執筆したのは元高校教諭の中村昌泰さん(80)と、元同市職員で市文化財審議会委員の森本育寛さん(68)。中村さんは親類が十市町在住で、地元の人と親交を深める中、歴史書の出版を計画。森本さんの協力を得ながら古い資料を調べ、研究者の話を聞くなどして、約7年がかりで出版にこぎつけた。
十市町付近は古代、朝廷の直轄地として栄え、その後興福寺領となる中、土着の豪族・十市氏が力を伸ばした。十市氏は南北朝時代は南朝方で戦い、16世紀前半、当主の十市遠忠のときに大和の五大武将に数えられるほどに台頭。現在の桜井市、天理市、田原本町付近を含めて支配した。十市集落の北側には当時の巨大な平城跡が残る。
だが、動員できる兵力は数百騎程度だったとみられ、戦国武将・三好長慶ら大勢力によって翻弄される。
本ではそうした歴史とともに、「多聞院日記」の著者で十市氏出身の興福寺の僧・多聞院英俊の十市郷への思いとその生涯、遠忠の跡を継いだ遠勝の娘・おなえの波乱の足跡、十市集落の概要や十市城の構築についてもつづっている。
中村さんは「十市氏についてはこれまで紹介されておらず、おなえのことを含めてぜひ書きたかった。十市町の集落は昔の姿をとどめており、歴史的価値がある」。森本さんは「奈良では古代史についての関心が高いが、中世・近世についてももっと知ってほしい。十市城の城跡はよく残っており、調査して保存すべきだ」と話している。
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災害時基盤と自転車道整備で合意 明日香村で紀伊半島知事会議
奈良、和歌山、三重の3県の知事が、各地域の課題について意見交換する「紀伊半島知事会議」が8日、明日香村の県立万葉文化館で開かれた。地域活性化や災害時の救援ルートに役立つインフラ整備、自転車を活用した観光振興に向け、3県が協力して取り組むことで合意した。
会議は、紀伊半島が一体となって経済活性化や防災対策の強化を図ろうと、毎年3県の持ち回りで開催しており、今年で27回目。この日は荒井正吾・奈良県知事、仁坂吉伸・和歌山県知事、鈴木英敬・三重県知事が出席した。
会議では、紀伊半島沿岸部と内陸部を「いかり型」につなぐ幹線道路網「紀伊半島アンカールート」の早期整備や、「紀伊半島全域に効果を波及させる」(荒井知事)ため、リニア中央新幹線の「三重・奈良ルート」早期実現に向け、3県が一致して働きかけていくことを確認。
また観光面では、紀伊半島固有の歴史や自然を生かした「サイクリングロード」を共同で整備し、誘客や大会の開催を目指すほか、森林・林業の人材育成では、3県で林業を学ぶ学生同士の交流や講師の相互派遣、教育マニュアルの共有などを図り、半島一帯の林業振興につなげるとした。
会議後の共同会見で、荒井知事は、「紀伊半島がまとまってプロモーションしていくことが今後ますます重要になる。各取り組みの進捗を確認でき、有意義だった」と話した。
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薬師寺管主に村上師が就任 「印鑰継承式」
法相宗大本山・薬師寺(奈良市)で8日、管主の交代式に当たる「印鑰(いんやく)継承式」が行われ、新しい管主に副住職だった村上太胤(たいいん)師(69)が就任した。

村上太胤師
この日同寺金堂で営まれた式で村上師は、前管主で今後長老となる山田法胤師(75)から寺の印と鍵を引き継いだ。
村上師は龍谷大文学部卒業。執事や執事長などを経て平成24年8月から副住職を務めていた。
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大仏さんもさっぱり 東大寺で本尊・盧舎那仏坐像のお身拭い
東大寺大仏殿(奈良市)で7日、「奈良の大仏」として知られる本尊・盧舎那仏坐像(国宝)の1年のほこりをはらい清める「お身拭い」が行われ、白装束の僧侶や関係者ら約180人が丁寧にほこりを落とした。
お身拭いは、お盆前の恒例行事。以前は住職の任期中に1度しか行われなかったが、昭和39年から毎年8月7日に行われるようになった。参加した大阪府高槻市の自営業、林田全弘さん(56)は「大仏様をきれいにすると夏が始まったと感じる。身が引き締まる思い」と話していた。
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障害者の喜び、悲しみの詩を歌に 奈良市で「わたぼうし音楽祭」
障害者が思いを込めた詩を歌にして届ける「第41回わたぼうし音楽祭」が7日、奈良市の県文化会館で開かれ、喜びや悲しみなどさまざまな感情がこもった歌が披露された。
わたぼうし音楽祭は、障害者の芸術活動を支援する一般財団法人「たんぽぽの家」などが開催し、今年で41回目。全国から寄せられた作詩、作曲両部門の計603作品から入選した8作品が演奏された。
札幌市在住で筋ジストロフィーを患う後藤友貴さん(17)は来春の高校卒業を前に、出会えた喜びと別れの寂しさをストレートにつづった「サクヨサクラ」で初入選。作曲者とともにステージに上がり、思いをこめた詩を曲にあわせて歌った。
このほか、支えてくれた亡き母への感謝の思いがあふれた「風の手紙」、障害がある苦しみを率直に表現した「欲しい」なども披露された。
奈良市の会社員、広谷隆美さん(56)は「すばらしい歌ばかりで、ただただすごいという言葉しか出てこない」と話していた。
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音楽で心のケアを 奈良市で「ミュージック・ケア」全国セミナー
音楽を通じて心のケアを行う「ミュージック・ケア」の全国セミナーが7日、奈良市のホテル日航奈良で開かれ、市民や福祉施設の職員、保育士らが参加した。
セミナーは、NPO法人「日本ミュージック・ケア協会」が、曲に合わせて体を動かしたり、合唱、楽器演奏を心のケアや子育てに生かす取り組み「音楽療法」について知ってもらおうと主催し、県内での開催は2回目。
この日は同協会の研究員、桶川千枝さんが「子育て支援としてのミュージック・ケア『笑顔が1番!!』」と題してワークショップを開催。童謡やクラシック音楽に合わせて、親子で体を動かしたり、鈴やオルゴールなど楽器演奏も交えて音楽療法を実演した。
桶川さんは「ミュージック・ケアでは親子でのスキンシップを通じて、喜びや感動を共有することが大事」と訴えた。
奈良市の保育士、木村史子さん(46)は長男の蒼心君(2)と参加し、「子供は最初は緊張して泣いていたけれど、音楽が流れると踊ってはしゃいで楽しそうにしていました。来てよかったです」と話していた。
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奈良県内の女性社長5年で1.4倍の2609人 名前のトップは「和子」
県内の女性社長の数が5年間で約1・4倍に増えたことが東京商工リサーチ(東京)の調査で分かった。県内の女性就業率は全国最低レベルで、家事や育児、介護の負担が女性にかたよりがちな現状が指摘されているが、自治体や金融機関による女性の起業支援で一定の効果が出始めているといえそうだ。
同社が個人企業を含む全国約280万社のうち、昨年の女性社長の割合を調べた。調査は平成22年から実施しており、今回で6回目。
その結果、県内の27年の女性社長の数は2609人で前年の2413人より増え、調査開始以来最多。23年の1912人から約1・4倍となった。全国順位は29位(前年30位)で、近畿2府4県では大阪、兵庫、京都に次ぎ4番目だった。
市町村別では奈良市が790人でトップ。続いて、生駒市の222人だった。産業別では、美容関連や飲食業などの「サービス業」が全体の約4割を占め最多。ネイルサロンなどは、小資本でも起業しやすいことが要因とみられる。
一方、全国の女性社長の数は33万2466人で、同じく調査開始以来最多。都道府県別で女性社長数が最も多かったのは東京都の8万6274人。次いで大阪府の2万9472人、神奈川県の2万2626人だった。
企業数と女性社長の数を対比させた「女性社長率」の全国平均は11・8%で、最高は東京都の14・3%。県は12・3%で全国9番目だった。
県内の女性社長の名前では「和子」がトップ。次いで「幸子」「洋子」だった。「和子」は全国でもトップで、昭和初期から昭和27年ごろまでの女性の名前ランキングトップだったことが影響しているとみられる。
東京商工リサーチの担当者は「少子化を背景に同族企業が多い中小企業では、能力が高く、事業意欲のある娘に経営を託す企業も増えている」と指摘。さらに「奈良でも女性の起業を支援する環境は改善されてきている。今後も女性の起業や経営者は増加するだろう」としている。
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近鉄大和八木駅の自動券売機で硬貨詰まり 1650円分は未返金
近鉄は7日、近鉄大和八木駅(橿原市)の大阪線大阪方面行きホームに設置されている特急券自動発売機1台で硬貨が詰まっていたと発表した。うち1650円が返金できていないという。
近鉄によると、7日午前11時45分ごろ、同ホームで特急券を買おうとした女性客から係員に「硬貨を入れても画面が反応しない」と申告があり判明。係員が確認したところ硬貨が計2160円つまっており、この女性客には投入分の510円を返金したが、残る1650円は返金できていないという。
硬貨投入口の真下にある硬貨搬送部に硬貨が詰まっていたことが原因で、同11時11分にはこの発売機は正常に作動していることが確認されているという。
同社は「ご迷惑をおかけし大変申し訳なく思っている。部品トラブルの原因を究明し、再発防止に努めたい」と陳謝した。
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石の魅力感じて 奈良公園で「石あかりの小径」
奈良の夏の風物詩「なら燈花会」に合わせ、石の彫刻をライトアップ展示する「石あかりの小径」が奈良公園で行われている。14日まで。
石の活用法や魅力を知ってもらおうと、日本石材産業協会県支部が企画し、今年で6回目。今回は石川県の「石川の石を彫ろう会」なども参加し、約40点の作品が展示されている。
同支部によると、奈良の石材彫刻は固い御影石を使うため、シンプルな石の美しさを生かした作品が多い。一方、石川は加工しやすい凝灰岩を使い、顔や建物など多彩な造形が特徴的という。
同支部の大石文彦支部長は「石にさまざまな魅力があることを展示を通して感じてほしい」としている。
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【高校野球】智弁学園、春夏連覇へ好発進 出雲を退け初戦突破
第98回全国高校野球選手権大会第1日の7日、第2試合に登場した県代表の智弁学園は出雲(島根)と対戦。3番太田の本塁打で先制すると、その後も好機を逃さず着実に得点を重ね、危なげない試合運びで初戦を突破。春夏連覇に向けて大きな一歩を踏み出した。
智弁学園は一回、1死二塁の場面で3番太田がバックスクリーンへ豪快な2点本塁打を放ち、先制。母、久美子さん(55)は「ナインの役に立ててよかった。これで肩の力が抜けたと思う」と一安心の様子。
エース村上は県大会では「序盤が苦手」と話していたが打撃の援護も受け一、二回を無難に抑え順調な滑り出し。三回に1点を返されるも、その後は出雲打線に反撃の機会を与えない安定した投球を続けた。応援団長で2年の米田真一朗さん(16)は「智弁らしい戦いができている。勝利を信じて気を抜かずに応援したい」と言葉にも力がこもる。
八回にも9番中村と1番納の連続タイムリーで2点を追加。投げてはエース村上が、七回以降をいずれも三者凡退に抑え、貫禄の初戦突破を決めた。
吹奏楽部1年の堀川真衣さん(15)は「春夏連覇に向けて一歩ずつ頑張ってほしい。音に乗せて選手にエールを送り続けます」と表情を引き締めた。
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【奈良移住物語】やりたいことやって地元になじむのが〝極意〟奈良・田原地区で29年
奈良市の中心地から車でわずか30分。茶畑や水田が広がる田原地区の同市茗荷町の一角でギャラリー&カフェ&料理教室「ギャラリーファブリル」を営むのは、大阪市から移住した安達泉さん(61)だ。「田舎暮らしが好きだったわけでも、あごがれていたわけでもなかった」と振り返るが、気づけば同地区で暮らして29年。肩肘を張らない自然な移住の在り方を体現している。(桑島浩任)
夫が家具作家で、仕事や材料調達に適した環境を探し求めた末、昭和62年3月に田原地区に移住した。大阪で生まれ育った安達さんにとり、自然に囲まれた環境は「たまに遊びに行くと楽しい場所で、あまり関心はなかった」という。両親も心配したが、「田舎暮らしもありかな」と、深く悩むこともなく移住を決意。田畑に囲まれ、コンビニもスーパーもない環境には驚くこともあったが、「すべてが新鮮で楽しかった」と振り返る。
そして、「暮らすうちに物事の考え方が大きく変わった」。近所の人々が田畑を耕す様子に、「田舎で暮らしてお米や野菜を作るということは、風景や環境を守ることだと知った」と話す。それまでは「安い」「おいしい」など、「自分にとって都合のいい商品を選んでいた」のが、「地元産品かどうかなど、少しでも自然を守るための選択をするようになった」。そんな風に自分の視点を広げてくれた田原地区のことが、気づけば好きになっていた。
移住から12年間は賃貸暮らしだったが、近所の土地を購入、一軒家を建てた。それを機に、平成15年から木工や陶芸品などを展示、即売するギャラリーを開設。ただ人に貸すのではなく、いいと思った作家に自ら交渉したり、告知や演出も考える。
その1年後には、料理教室も開始。料理を本格的に学んだことはなく、教えるのは簡単な家庭料理だが、自然に囲まれたのどかな環境は小旅行のような気分を味わえ、「10年以上続けてくれている人もいる」という。
年に数回、10日前後ずつ開くギャラリーと、月1回の料理教室。どちらも安達さんには重要な収入源だが、始めたのは「ここで展覧会をしてみたいな」という友人の言葉や、振る舞った料理を喜ばれたことなどのちょっとしたことがきっかけだ。「無理をせず、自然にやりたいことをやる。人生も移住もそれが大切」と話す。
一方、「田舎暮らしは桃源郷ではない。田舎ならではの不便さや、都会よりもお金がかかることもある」とも。車は1人1台必須、近くに塾や高校もないため、「子育て世帯なら、都会と変わらないぐらいお金がかかることもある」と話す。
「『地元の人に受け入れてもらえるよう、がんばろう』とか考えず、自分がやりたいことをしてほしい」と安達さん。それは、29年間の経験で気づいた〝移住の極意〟なのかもしれない。
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【私の働き方】子育て女性の居場所に 美容室・カフェ経営 松下千晶さん
大和郡山市内で美容室を経営するかたわら、母親と子供のためのカフェ「ちびっこ共和国ひなたカフェ」を今年6月にオープンした美容師、松下千晶さん(34)。3人の子供を育てる中で感じた「働きにくさ」「育てにくさ」を改善する力になろうと、奮闘している。
■働く原動力は子供
18歳で「手に職をつけたい」と美容師の道に進んだ。だが、「あこがれて美容師になったわけではなく、たくさんある『仕事』のうちの選択肢に過ぎなかった」と振り返る。
〝カットデビュー〟を果たすまで、下積み期間は6年間。「厳しかったが、あこがれがなかった分、ギャップもなくてよかった」と笑う。
21歳で結婚、22歳で長女を出産した。若いうちでの結婚、出産に「食べていけるか、将来への不安があった」ため、専業主婦という選択肢はなかった。「ブランクがあると美容師の腕も落ちる」と、仕事から離れようとは考えなかった。
勤めていた美容室に産休の制度はなく、出産直後でも「日曜日は出勤して」といわれ、働く店を変えた経験もある。ふと、「子供がいなければ…」との思いが頭をよぎることもあった。だが、「子供を言い訳に仕事ができないというのは、違う」と必死で働いた。
29歳で独立し、美容室「チアコア ヘアーアトリエ」を立ち上げた。独立の一番の理由は、自分の仕事が原因で、ぜんそく持ちの子供に無理をさせ、入院させてしまったこと。小学校に入学した子供を「鍵っ子」にはさせたくなかったからだった。
働く原動力は、今も「子供」。学校の行事や授業参観などには必ず参加し、子供の下校時間には仕事が切り上げられるように工夫している。
■思いが詰まったカフェ
美容室の経営も軌道に乗り、「新たな挑戦をしたいと」今年、母親と子供のためのカフェを作ろうと思い立った。6月6日、「ちびっこ共和国 ひなたカフェ」をオープンさせた。店には、松下さんの経験から生まれたアイデアが詰まっている。
小さな子供を持つ母親が子連れで外出した際、おむつ交換や授乳スペースは必須。また、子供がおもちゃで遊べる「キッズスペース」も設置し、のびのびと遊べるようにした。母親にゆっくり過ごしてもらうため、カフェは時間無制限の食べ放題だ。
松下さん自身、子供が幼かったころはなかなか外食もできなかった。「いつも『うるさい』と思われているんじゃないかと気が気でなかった」。そのため、同店は接客するスタッフも訪れる客もどちらも母親。「互いに気持ちのわかるカフェにしたい」と考えたからだ。子育て中の母親が一息つける場を提供するとともに、雇用で子供の教育費も稼げる場づくりをめざした。「働きたくても働くことができないママの受け皿になれれば」と話す。
■ママ美容師のサロンを
「実は、カフェとしてのもうけはほとんどないんです」と漏らす松下さん。時間無制限で大人2500円の「食べ放題」なので、客の回転率は悪い。だが、値上げは考えていないという。
「国や行政は『子供を産んで』『出生率を上げよう』というけど、具体的に何かをしてくれるわけではない。なら、私たちのような経験をした人が行動を起こさなければならない」と語る。いずれ、県内にカフェの2号店をオープンしたいと考えている。
夢は〝母親の美容師〟が働けるサロンを出店すること。美容師免許を所持する子育て世代の女性は多いといい、「美容室でも子育て支援と就労支援が行えれば。何年先になるかはわからないけど、新しい形として必要なサロンだと思うんです」。子供のため、母はこれからも、たくましく夢を追う。(石橋明日佳)
松下千晶(まつした・ちあき)さん 昭和57年、大和郡山市生まれ。夫と長女(11)、次女(8)、三女(7)の5人暮らし。美容室「チアコア ヘアーアトリエ」と、カフェ「ちびっこ共和国ひなたカフェ」を経営。カフェはランチタイム(午前11時~午後3時)大人2500円、カフェタイム(午後1時~午後3時)大人1800円。問い合わせは同カフェ(☎080・9464・4709)。
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【学童野球】下田スポーツ少年団が初優勝 県大会決勝で浮孔小野球部破る
県内の少年野球32チームが出場した「第57回県学童軟式野球大会」(県軟式野球連盟、産経新聞社主催)の準決勝と決勝戦が6日、橿原市の橿原運動公園で行われ、決勝戦では下田スポーツ少年団(香芝)が浮孔小野球部(高田)を7―3で破り、県大会初優勝を果たした。両チームは27、28の両日、滋賀県で開かれる近畿少年軟式野球大会に県代表として出場する。
下田スポーツ少年団は一回、3番酒井の左翼へのランニング本塁打で先制。五回には3番酒井、4番吉冨が2者連続本塁打を放つなど打線が繋がり試合を決めた。浮孔小野球部は三回に同点に追いつくなど粘りを見せ、七回にも1点を返したが及ばなかった。
下田スポーツ少年団の酒井優夢主将(12)は「一戦一戦大事に戦ったことが優勝に繋がった。個人的にもホームランが2本も打ててうれしい。近畿大会も優勝目指して頑張る」と笑顔。浮孔小野球部の若杉春杜主将(12)は「ミスを引きずり、態勢を立て直せなかった。近畿大会では自分たちらしい野球ができるように頑張りたい」と悔しさをにじませた。
準決勝の結果は次の通り。浮孔小野球部12―5前栽アスレチックス(天理)▽下田スポーツ少年団6―4奈良ジュニアファイターズ(奈良)
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特攻隊員の遺書から平和を考える 上牧町でパネル展
特攻隊員らが遺した手紙から、戦争の過酷さや平和の尊さを考えるパネル展「もう…あの悲涙は流すまい 知覧」が、上牧町のペガサスホール1階で開催されている。14日まで。
鹿児島県南九州市の「知覧特攻平和会館」の協力を得て開催。同町では毎年この時期に平和祈念展を開催しており今回で14回目。
会場には、20代の若さで命を落とした特攻隊員らの写真とともに、家族や愛する人にあてた遺書、辞世の句などを紹介するパネル30枚を展示。担当者は「どの手紙も重く、胸を打つ。平和の尊さを感じ取ってもらいたい」と話している。
訪れた同町の山内孝子さん(78)は「特攻で命を落とした若者たちは、今の私の孫と同世代。文面を見るとつらく、若い命が本当に惜しい。決して戦争はあってはならない」と話していた。
無料。開館は午前9時~午後5時。8日は休館。問い合わせは、ペガサスホール(☎0745・78・9900)。
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高次脳機能障害を考える 9月22日に奈良市でリハビリ講習会
事故や脳卒中などで脳に損傷を負ったことにより、脳の高次機能に問題が生じる「高次脳機能障害」について考える「奈良高次脳機能障害リハビリテーション講習会」が9月22日午後1時から、奈良市の学園前ホールで開かれる。
「発症から社会参加に向けて」をテーマに開催。当事者と家族でつくる「奈良脳外傷友の会あすか」の会員らが、「高次脳機能障害と就労」と題し体験談を話すほか、関西学研医療福祉学院作業療法学科専任教員で作業療法士の北野真奈美さんが「体を動かして脳を鍛えよう」をテーマにワークショップを行う。
また、東大医学部教授でリハビリテーション医学の確立にかかわった「日本障害者リハビリテーション協会」顧問の上田敏さんが「『見えない障害』を生きる―高次脳機能障害のリハビリテーションと当事者・家族の役割」をテーマに講演する。
定員250人、参加費無料。申し込みは8月31日までに「奈良脳外傷友の会あすか」の工藤さん(☎0745・77・2560、FAX兼)に電話かFAX、メール(naraasukatbi@yahoo.co.jp)で。
外見ではわかりにくく、社会的理解や支援必要
空間認知や言語、記憶、思考など、脳が持つ複雑な機能が、疾患や損傷によって問題を生じるようになる高次脳機能障害。損傷部位などによって起こる症状はさまざまなうえ、外見上は障害がわかりにくいため、社会的な理解や支援が必要とされる。
主な症状は、「覚えられない」「思いだせない」などの記憶障害▽「注意力、集中力がない」「2つ以上の物事を同時進行できない」などの注意障害▽「目標設定や計画が立てられない」「臨機応変な対応ができない」などの遂行機能障害▽「意欲の低下」「突然怒るなど、感情がコントロールできない」などの社会的行動障害-の4つ。症状により、日常生活や社会生活への適応も困難になるケースもある。
平成13年に発足した「奈良脳外傷友の会あすか」は現在、当事者35人と家族が所属。情報交換や悩みの相談のほか、社会的な理解を深めるための啓発活動などにも取り組んでいる。
当事者と家族には、「性格が変わったように感じる」「以前はできていた簡単なことができない」「古い記憶がなく、妻のこともわからない」―などさまざまな違和感や深刻な悩みを抱える人も。外見からは問題が見えにくく、一人で抱え込みがちになる当事者も少なくないという。
治療やリハビリには長い時間がかかるため、退職を余儀なくされ、再就職が困難なケースも。会では、そうした当事者に就労支援機関の紹介などもしている。
同会の担当者は「障害のことをなかなか理解してもらえないのが現状。それぞれ症状も異なり、支援の仕方も分かれる。当事者や家族にも正しい知識を持ってもらえたら」としている。
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「子供が自ら幸せをつくる力を育てる道徳授業を」 奈良で教育者研究会
道徳教育の充実を目指そうと奈良市のホテルで6日、「第53回教育者研究会」が開かれ、県内の小中学校の教諭ら約70人が参加。平成30年度以降、小中学校で教科化される「道徳」について今後のあり方や課題を考えた。
「公益財団法人モラロジー研究所」が主催。この日は国立教育政策研究所総括研究官の西野真由美さん(55)が「未来を拓く道徳教育」と題して特別講演した。
西野さんはこれまでの道徳教育について「子供が自ら幸せを見つける力を育ててきたか」と問いかけ、「考え、議論する道徳に質的転換することが大事だ」と主張した。
その上で「日本の教育は『知・徳・体』の調和を保ってきたが、連携できていない」と指摘。能動的な学習の重要性を強調し「3つを一体に進めることで、対話的な学びや問題解決力を培い、子供が『自ら幸せをつくる力を育てる』道徳授業が実現できるのでは」と話した。
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原爆犠牲者を追悼し平和祈る 安堵町の極楽寺で「広島大仏平和祈念式典」
広島市の原爆ドーム近くの寺にあった「広島大仏」を安置する安堵町の極楽寺で6日、戦没者や原爆犠牲者の追悼と平和を祈る「広島大仏平和祈念式典」が営まれた。今年で6回目。
式典には約50人が参列し、同寺の田中全義住職らによる読経が境内に響く中、広島大仏に手を合わせ静かに冥福を祈った。広島大仏は原爆犠牲者を弔うため原爆ドーム近くの寺などに安置されていたが、その後行方不明に。しかし13年ほど前から極楽寺に安置され、平成23年6月に広島大仏と判明した。
田中住職は「年々、参列者も増えており、ずっと続けていきたい。将来的には大仏を広島の人たちにも見てもらえるような活動も行いたい」と話した。
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【高校野球】智弁ナインも甲子園の土踏みしめ 開会式リハーサル
7日に開幕する第98回全国高校野球選手権大会の開会式リハーサルが6日、兵庫県西宮市の甲子園球場で行われた。県代表の智弁学園の選手たちも、堂々とした足取りで甲子園の土を踏みしめていた。
リハーサルは午前9時に始まり、熊本地震で被災した熊本県の東稜高校の山門憲司主将(3年)が先導役を務め、出場校49校がそれぞれの大会優勝旗を手に登場。前回大会優勝の東海大相模(神奈川)を先頭に行進した。
智弁学園は大会第1日の第2試合で出雲(島根)と対戦する。
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奈良県内外に走る8つの活断層 大地震に備えて、日頃の準備重要
巨大地震や災害は、いつどこで起こるかわからない。県とその周辺には8つの活断層が通っているほか、近い将来、南海トラフ巨大地震の発生も予想されている。日ごろの備えはもちろん、いざというときに命を守る行動を取ることができるか。一人一人が防災への意識を持つことが重要だ。この夏、家庭、職場、学校、地域それぞれの場所で、改めて防災対策について考えてほしい。
■震度7の揺れが数十秒
今年4月に発生した熊本地震では、激しい揺れにより倒壊した家屋の下敷きになるなどして49人の死者と1人の行方不明者が出た。避難者は今でも5千人近くに上る。
奈良県でも、こうした災害は決してひとごとではない。平成16年に作成された県の「第2次県地震被害想定調査報告書」によると、県とその周辺には8つの活断層が通っている。そのうち、被害が最大と想定されているのが、京都府城陽市から奈良市、天理市を通り桜井市までの南北約35キロにわたる「奈良盆地東縁断層帯」だ。
この断層帯では、最大震度7から震度5強の揺れが数十秒間続くと予想され、約11万棟の住宅が全壊。死亡者は約5千人、避難者約43万人、断水は約43万世帯に及ぶと想定されている。
今後30年以内の発生確率などを公表している政府の地震調査委員会は、最大確率がおおむね3%以上を「高い」、0・1%以上を「やや高い」と評価しているが、「奈良盆地東縁断層帯」の今後30年間の発生確率は「ほぼ0%~5%」だった。いつ起きてもおかしくないのが現状だ。
■奈良盆地に人口集中で被害甚大に
同じく最大震度7の揺れと想定されているのが、「中央構造線断層帯」だ。大和高田市や橿原市、五條市、斑鳩町など奈良盆地内を中心とする13市町村で激しい揺れが起こり、死者は約4千人、避難者は約39万人に達するとされる。
同委員会によると、今後30年間の発生確率は「ほぼ0~5%」。県防災統括室は「奈良盆地に約9割の人口が集中している県にとって、ひとたび激しい揺れの地震が起きると数千人が犠牲となる恐れがある」と指摘する。
こうした活断層のほかに、南海トラフを震源とする南海トラフ巨大地震も最大で約4万7千棟が全壊し、負傷者は約1万8千人に上るとされるなど県内で大きな被害をもたらすと予想されている。県は「被害が広域にわたるため物流が滞り、食料、飲料水などの物資不足が考えられる」とし、1週間分以上の食料などの確保をすすめている。
■日ごろできることは?
では、具体的に日ごろからできる防災対策としては、どのようなものがあるのか。
室内では、倒れてきた家具の下敷きになったり、落下してきた食器でけがをする人が多い。そのため家具には転倒防止器具をとりつけ、窓にガラス飛散防止フィルムを貼る。部屋の出入り口や廊下、階段には家具を置かず、地震時の出火を防ぐため、火気の周辺には家具を置かないことも大切だ。
また、住宅の耐震化も大きなポイントだ。耐震基準が強化された改正建築基準法施行(昭和56年)以前に建築され、耐震性に不安がある住宅の場合、耐震診断を受け、耐震改修を行うことが必要だ。
ひとたび大きな揺れを感じたら①姿勢を低く②頭を守る③動かない―という3つの基本行動で身を守る。普段から避難経路を確認し、家族の集合場所について事前に決めておくのが望ましい。県防災統括室は「奈良でも激しい直下型の地震が起こる可能性は大きい。日ごろから防災意識を高め、自分の命を守ってほしい」としている。(有川真理)
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