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お笑いで相撲文化を考えよう 葛城市のけはや座で「お笑い道場」

 相撲発祥の地とされる葛城市を盛り上げようと、市と「よしもとクリエイティブ・エージェンシー」による相撲お笑いイベント「けはや座お笑い道場」の第1回公演が14日、市相撲館「けはや座」で開かれた。

相撲の禁じ手を解説する相撲コントも行われた

相撲の禁じ手を解説する相撲コントも行われた

 日本書紀によると、現在の葛城市出身の當麻蹶速(たいまのけはや)と野見宿禰(のみのすくね)が垂仁天皇の前で対戦したとされ、これが相撲の発祥とされる。

 その伝承にちなみ、相撲とお笑いを絡めたイベントで相撲文化の浸透と地域の活性化を図ろうと、「けはや座お笑い道場」を企画した。

 力比べで當麻蹶速は敗れたとされているが、この日は勝利するまでの物語を描いた劇を芸人らのふるさと劇団が公演。コントで相撲の禁じ手を見せる相撲お笑いステージも行われた。

 山下和弥市長は「お笑いと相撲の魅力を広げていけるようがんばりたい」と話した。

今くるよさんがトークショーを盛り上げた

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水に親しんで地域交流 奈良市の飛鳥小でカヌー体験教室

 幼児から中学生までが参加するカヌーの体験教室が、奈良市立飛鳥小学校で開かれた。

参加者たちは親子で2人乗りを楽しんだり、1人で懸命にパドルを漕いでカヌーを楽しんでいた

参加者たちは親子で2人乗りを楽しんだり、1人で懸命にパドルを漕いでカヌーを楽しんでいた

 海に面していない奈良で水遊びを楽しんでもらい、水難事故の防止にもつなげようと、同小学校の教職員や地域住民らでつくる飛鳥C・S(コミュニティー・スクール)協議会が開催。

 幼児や小学生、保護者ら約70人が参加し、パドルの使い方や救命胴衣について説明を受けた後、校内のプールで2人乗りのカヌー「ダッキー」に親子で乗り込んだり、1人乗りの「カヤック」で水遊びを楽しんだりしていた。

 飛鳥小の竹原康彦校長(59)は「子供たちも水遊びを楽しめるし、地域住民と学校の交流にもなる。今後も続けていきたい」と話した。

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奈良女子大生が考えたガッツリヘルシー弁当 9月にスーパーヤオヒコで販売

 奈良女子大(奈良市)の学生と、県内外でスーパーマーケットを経営する「八百彦商店」(本社・王寺町)のコラボから生まれた「大和の錦弁当」が来月から販売される。大和野菜や県産米、斑鳩町名物の竜田揚げなど奈良にこだわった弁当で、開発に携わった学生は「地元の人でも奈良の食の魅力を知らない人は多い。これをきっかけにPRできれば」と期待を込める。

奈良女子大の学生が「大和の錦弁当」のレシピを考案した

奈良女子大の学生が「大和の錦弁当」のレシピを考案した

 「八百彦商店」が今年創業88周年になるのを記念して、「奈良の食材をもっと食べてほしい」との思いから、奈良女子大生活環境学部の高村仁知教授に奈良の食材を使った弁当の開発を依頼した。

 奈良の食材を生かしたレシピの開発などを行っている奈良女子大の「奈良の食プロジェクト」に所属する学生11人が、「ガッツリヘルシーな奈良の弁当」をコンセプトに、レシピの考案や料理の試作などを繰り返し、7月上旬に「大和の錦弁当」が完成した。

 ごはんは、大和野菜の「大和まな」と県産のひとめぼれを使用した菜っ葉飯で、おかずは八百彦商店と斑鳩町商工会が開発した「斑鳩名物竜田揚げ」や、大和まなのだし巻き卵、卯の花のポテトサラダ風など野菜もたっぷり入っている。

「大和の錦弁当」

「大和の錦弁当」

 開発に関わった奈良女子大生活環境学部2年の金沢めぐみさん(20)は「大和野菜など奈良にはおいしいものがたくさんある。この弁当がきっかけとなって奈良の食のPRになれば」と期待。八百彦商店の上田秀明専務も「初の学生とのコラボで、奈良の食をPRするいいものができてうれしい」と話していた。

 「大和の錦弁当」は、9月17日からスーパーヤオヒコ12店舗で、1個500円(税別)で販売予定。問い合わせは八百彦商店(☎0745・73・3033)。

 スーパーヤオヒコのホームページはhttp://www.yaohiko.com/

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幻想的なあかりの中で 春日大社で「中元万燈籠」

 奈良市の春日大社で14日夜、約3千基の燈籠をともして無病息災などを祈る「中元万燈籠」が始まり、春日の杜が幻想的な明かりに包まれた。

燈籠に火がともされ幻想的な雰囲気に包まれた

燈籠に火がともされ幻想的な雰囲気に包まれた

 燈籠は平安末期から崇敬者らが家内安全などの願いを込めて寄進。花山院弘匡宮司の献燈で、廻廊に連なる釣燈籠や参道の石燈籠が次々とともされた。

 15日まで。三重県鈴鹿市の会社員、三宅知子さん(38)は「初めて見たが、厳かな感じできれい。明日も見に来たい」と話していた。

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阪大法律相談部が20日に無料相談会 奈良市の県文化会館で

 大阪大法学部の学生による無料の法律相談会が20日午前9時半~午後4時、奈良市の県文化会館で開かれる。

 阪大法学部の学生らでつくる法律相談部が、社会貢献や実地学習を目的に、昭和20年代の創部当初から開催している。

 相談会は大阪府内では毎月、関西を中心とした他府県では年3回開いていて、今回は先着で40件の相談を受け付ける。

 借金や相続、交通事故、近所での生活問題など、部員やOB・OGの弁護士らが相談に応対する。

 担当者は「身近な法律相談として気軽に来場していただければ」としている。

 事前申し込み不要。刑事、行政事件や裁判、調停中、すでに他の弁護士に依頼している事件は原則として相談を受け付けない。

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「春日大社万燈籠―奉納にこめられた祈り」展 奈良市の史料保存館で

 春日大社(奈良市)のお盆の恒例行事「中元万燈籠」(14、15日)にあわせ、「春日大社万燈籠―奉納にこめられた祈り」展が同市の史料保存館で開かれている。9月4日まで。

春日大社の燈籠に関する古文書などが並んでいる展示

春日大社の燈籠に関する古文書などが並んでいる展示

 同館が季節ごとに開く「ならまち歳時記」の一環で、平安時代末期から春日大社に奉納されてきた燈籠に関する史料を展示している。このうち、「大宮守統守根燈籠料請文案」は上杉家の家老として戦国時代に活躍した直江家が慶長5(1600)年に燈籠を寄進したとの記述がある古文書。また、市内の井上町や内侍原町に残る燈籠奉納や奈良奉行に関して書かれた古文書、春日大社の燈籠を紹介する写真パネルなど、計16点が並んでいる。

 訪れた奈良市の会社員、土井武さん(44)は「歴史上で有名な人物も燈籠を奉納していたりして、春日大社の歴史を感じさせる展示ですね」と話していた。

 無料。入館は午前9時半~午後4時半。月曜休館。14日午後1時半からは職員による解説を予定。問い合わせは奈良市史料保存館(☎0742・27・0169)。

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戦没者を追悼し平和願う 15日に天理の長岳寺で「平和の鐘を鳴らそう」開催

 終戦の日の15日午前11時から、天理市柳本町の長岳寺境内で、戦没者の追悼と平和を願う行事「平和の鐘を鳴らそう」が開催される。

「平和の鐘」を鳴らす参加者ら(昨年8月、長岳寺)

「平和の鐘」を鳴らす参加者ら(昨年8月、長岳寺)

 天理ユネスコ協会が同市教委などと合同で実施。原爆死没者や戦没者の冥福と世界平和を祈り20年以上続く恒例行事で、毎年一般市民ら50人以上が参加するという。

 当日は、正午に全員で黙禱をささげた後、一人一人が平和を願って鐘をつく。同協会の三原繁範平和推進部長(74)は、「若い世代が歴史をしっかりと学ぶ機会になれば。平和への思いを新たにしたい」としている。

 事前申し込み不要で、参加無料。寺には無料駐車場があり、会場内には高齢者のためにテントやイスも設置する。問い合わせは、市役所内の同協会事務局(☎0743・63・1001)。

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鑑真和上の半生を描いた「東征伝絵巻」の複製制作 唐招提寺と凸版印刷

 唐招提寺(奈良市)と凸版印刷(本社・東京都)、トッパン・フォームズ(同)は、奈良時代に中国・唐から来日し同寺を開いた鑑真和上の半生を描いた「東征伝絵巻」(重要文化財)の複製を制作した。

唐招提寺と凸版印刷などが制作した「東征伝絵巻」の複製

唐招提寺と凸版印刷などが制作した「東征伝絵巻」の複製

 東征伝絵巻は全5巻で、鎌倉時代に鎌倉・極楽寺の僧、忍性が描かせ、唐招提寺に奉納した。唐から5度の渡海失敗を乗り越えて来日し、戒律を伝えた和上の業績を伝える貴重な絵巻として知られている。より多くの人に絵巻を知ってもらおうと、複製を制作した。

 凸版印刷が開発した文化財専用の大型オルソスキャナを使って得た高精細アーカイブデータを活用し、絵巻を正確に再現。トッパンフォームズが福井県越前市の越前和紙メーカーと共同開発した絵巻に適した和紙を使って、最長約20メートルの絵巻を継ぎ目なく再現した。

 複製は唐招提寺に保管され、講演会などの際に活用されるという。

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【高校野球】智弁、春夏連覇の夢破れる 鳴門戦、九回に力尽き

 第98回全国高校野球選手権第7日の13日、第4試合に登場した県代表の智弁学園は鳴門(徳島)と対戦。初回に2点を先制したものの、中盤に追いつかれると九回に一気に3点を勝ち越される苦しい展開。エース・村上が粘り強い投球を続けたが最後に力尽き、春夏連覇の夢は消えた。

鳴門―智弁学園】帽子を飛ばしながら力投する智弁学園の先発・村上。粘り強い投球をみせた

【智弁学園-鳴門】帽子を飛ばしながら力投する智弁学園の先発・村上。粘り強い投球をみせた

 一回、1番納がヒットで出塁。3番太田が四球を選び2死一、二塁の好機から、5番高橋と6番村上の連続適時打で2点を奪う。高橋の父、知文さん(47)は「1回戦では当たりがなく心配していた。初戦のように楽に試合を運ぶきっかけとなれば」と息子の活躍に目を細めた。

 投げては村上が4回まで3安打無失点に抑える上々の滑り出し。しかし五回に1点を返され、六回に同点に追いつかれる。我慢の投球を続けてきたが九回、2死満塁のピンチから3点を奪われ、勝ち越された。コーチの亀岡秀郎さん(38)は「厳しい試合展開。相手が粘り強い野球をしている。何とか踏ん張ってほしい」とナインを鼓舞する。智弁 鳴門戦

 3点を追う九回、スタンドはこれまで以上に熱を込めて応援する。しかし、先頭打者が出塁したが後続が倒れゲームセット。主将・岡沢の母、文さん(43)は「欲を言えば頂点を取ってほしかったが、このチームの野球を甲子園で見られて幸せだった。よく戦ってくれた」と、ナインに向かって手を振った。岡沢は「勝ち切れなかったのは、自分たちの力不足」としながらも「最後は打たれたが、村上とバッテリーを組めて幸せだった。後輩たちには高校野球で学んだことを生かして、頂点を目指してほしい」と話し、甲子園を去った。

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地酒と地紅茶のハーモニー 奈良の新たな魅力発信へ 「わらしべの想い」発売

 清酒発祥の地で、茶の生産量全国6位の奈良。その〝地域力〟を生かし、県産紅茶と地酒で作った紅茶リキュール「わらしべの想い」が開発された。日本酒と紅茶それぞれの味わいが絶妙なバランスで口の中に広がる逸品で、関係者は「新たな奈良の魅力発信につながれば」と期待している。(神田啓晴)

開発された紅茶リキュール「わらしべの想い」を手にする今西さん(左)と福井さん

開発された紅茶リキュール「わらしべの想い」を手にする今西さん(左)と福井さん

■緑茶では埋没

 企画したのは、県内の酒造会社などでつくる「奈良のお酒を推進する実行委員会」委員長を務める酒類卸「泉屋」(奈良市)社長の今西栄策さん(45)。実行委は平成26年春から、季節に合わせた奈良の酒企画を展開してきたが昨夏、今西さんは「冷酒シリーズの3回目は清酒以外で」と考え、奈良市都祁の茶農家「福光園」15代目、福井周一さん(38)に「大和茶を使ったリキュールを開発したい」と相談を持ちかけた。

 だが、緑茶と日本酒のリキュールは京都の宇治茶を使った商品がすでに販売されていた。福井さんは「大和茶では類似品となり、埋没してしまう」と指摘、「これはどうだろう」と提案したのが、自身の茶園で生産している地紅茶だった。

■香りの高さ格別

 化学肥料や農薬を一切使わずに育てた茶葉で作る地紅茶は、香りの高さが格別。その味わいに驚いた今西さんは、紅茶のリキュールに計画を変更、桜井市の老舗蔵元「今西酒造」に依頼し、共同開発に取り組んだ。やや辛口の上撰酒と地紅茶をブレンドし、完成した。

紅茶リキュール「わらしべの想い」(左)と奈良市産の地紅茶(右)。紅茶の香りと日本酒のブレンドは絶妙だ

紅茶リキュール「わらしべの想い」(左)と奈良市産の地紅茶(右)。紅茶の香りと日本酒のブレンドは絶妙だ

 「わらしべの想い」は紅茶らしい薄茶色。冷やしてロックやストレートで飲むことを想定し、アルコール度数は10%だが、ほんのり甘いさっぱりとした味わいで、日本酒が苦手な人でもカクテル感覚で飲める。

 「奈良の良いものを届けたい」と取り組む人々とのつながりで、1年がかりで誕生したことから、商品名は「わらしべ長者」になぞらえて「わらしべの想い」と命名された。

■かつては紅茶の名産地

 あまり知られていないが、奈良は紅茶生産の歴史も古い。戦前から生産に関する記録があり、波田野村(現山添村)史には、昭和33年にロンドンで開かれた全世界紅茶品評会で、村の紅茶が最優秀賞を受賞したとの記述がある。

 当時は森永製菓(東京都)も大和高原に紅茶工場を設置。だが、昭和46年に輸入が自由化されると、生産は廃れたという。ならずーむ わらしべの想い④

 「福光園」では現在、年約200キロの地紅茶を生産。本場にひけをとらない高品質の紅茶を目指し、有機JAS認定も取得している福井さんは、「『奈良にうまいものなし』といわれる中で、全国に『おいしい』と誇れる商品ができたと思う」と自信をみせる。

 今西さんも、「『地元にこんないいものがある』ことを、お酒を通じて今後も提案していきたい」と意気込む。地酒と地紅茶という新しいコラボが、奈良の新しい「うまいもの」の魅力発信につながるか、今後の展開に期待したい。

 「わらしべの想い」は500ミリリットル入り。税別1500円(参考小売価格)で、県内の小売店などで販売されている。泉屋のホームページはhttp://nara-izumiya.co.jp/index.htm

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勾玉や海獣葡萄鏡をつくろう 明日香村で古代体験

 古代の勾玉(まがたま)や海獣葡萄鏡(かいじゅうぶどうきょう)づくりができる「飛鳥古代体験」が13日、明日香村の国営飛鳥歴史公園で行われ、訪れた子供たちが作業を楽しんだ。15日まで。

海獣葡萄鏡づくりに挑戦する子供たち

海獣葡萄鏡づくりに挑戦する子供たち

 子供たちに歴史に触れてもらおうと同公園が企画した。勾玉づくりは滑石というやわらかな石をやすりで削り、サンドペーパーで磨き上げてアクセサリーに仕上げる。

 海獣葡萄鏡は中国・唐代に流行した鏡で、高松塚古墳からも出土。型に溶かした合金を流し込み、鏡面を時間をかけて磨いて完成させる本格的な工程を体験した葛城市の小学5年、青島咲来さん(10)は「磨くのは大変だったけど、ここまできれいになるとは思わなかった」と笑顔で話していた。

 受け付けは午後3時まで。費用は勾玉づくりは300円から、海獣葡萄鏡づくりは500円から。問い合わせは国営飛鳥歴史公園飛鳥管理センター(☎0744・54・2441)。

海獣葡萄鏡づくりに挑戦する子供たち

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写経で先祖の冥福を祈る 薬師寺で盂蘭盆会

 薬師寺(奈良市)で13日、先祖の冥福を祈る「盂蘭盆会(うらぼんえ)」が営まれ、参拝者たちは写経を通じて先祖をしのんだ。盂蘭盆会は15日まで。

写経をして先祖をしのぶ参拝者

写経をして先祖をしのぶ参拝者

 盂蘭盆会は、釈迦の弟子が餓鬼道に堕ちた母親を救うために行った供養がもととされている。この日は法要の後、訪れた人たちが般若心経などを写経して先祖の菩提を弔った。

 また、11日に初めて迎えた祝日「山の日」を記念し、村上太胤管主が「山と信仰」と題した法話を行った。

 河合町から訪れた主婦、加藤恵子さん(66)は「ご先祖の供養になったと思う。孫たちのことを守ってくれるようお願いしました」と話していた。

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「生徒たちが興味持てるようにしたい」、青翔中の生田依子教諭が南極へ 現地からの授業も

 南極観測隊に同行し、現地から衛星回線を通して授業を行う「教員南極派遣プログラム」に県立青翔中学校(御所市)教諭の生田依子さん(40)が選ばれ今年11月、第58次南極地域観測隊とともに南極へ出発する。南極の微生物を調査し、青翔中・高校の生徒と共同研究する予定で、生田さんは「生徒たちが南極での研究に興味を持つようにしたい」と話している。

生田教諭(左端)と共同研究する生徒

生田教諭(左端)と共同研究する生徒

 幼稚園の時に科学雑誌を読んで南極に興味を持つようになったという生田さん。北海道大水産学部に進学、大学院ではウニの発生を研究、南極での研究を目指していた。

 だが、教員の道を選んだことで、南極で研究する夢はあきらめかけていた。そんなとき、県立奈良高校の男性教諭が、平成21年11月~22年3月に第51次南極観測隊に同行したとの新聞記事でプログラムの存在を知り、「南極に行って研究することで、生徒たちと共同研究できる」と応募。「昭和基地の汚水処理棟の汚泥の微生物が発電するのか確かめる」「昭和基地内の微生物の量が、場所によって異なるのか確かめる」の2つのテーマが採用され、派遣が決まった。

 生田さんは、現地での調査・研究データを青翔中学・高校の生徒らの研究データと比較するなどし、共同研究を実施。来年2月にはテレビ会議システムで昭和基地と青翔中学・高校とを結び「南極授業」を行う計画だ。

 生田さんは「『行ければいいな』と思っていた所に行くことができるのは本当にうれしい。夢を持ってそれに向かって準備をしておくことが大事だと思いました」。青翔高校の生徒らも「南極の微生物は日本の微生物より多く発電する可能性もあり、どのように違うのかわかればすごい」と期待している。

 第58次南極地域観測隊(隊長・小山内康人九州大大学院教授)は68人編成。今年11月下旬に日本を出発、豪・フリーマントルで南極観測船「しらせ」に乗船し、南極昭和基地へ向かう。生田さんは夏隊に同行し、来年3月下旬に帰国する予定。

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みやげ用の割り箸パッケージデザイン募る 発祥の地・下市町の組合

 割りばし発祥の地・下市をアピールしようと、吉野杉箸商工業協同組合が県内の中学、高校生を対象に、みやげ用の割りばしパッケージのデザインを募集している。

「天削箸」(上)と「らんちゅう箸」

「天削箸」(上)と「らんちゅう箸」

 募集しているのは、頭部を削った「天削(てんそげ)箸」と、両端が細い「らんちゅう箸」の2種類を1~20膳収められる包装。収める本数や素材、形は自由。8月31日必着で、イラストや実物での応募も可能。優秀作品5点を商品化する予定。

 応募や問い合わせは〒638-0041 下市町下市3075 吉野杉箸商工業協同組合(☎0747・52・2229)。

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調査委が初会合、9月中に再発防止策まとめ 天理市のメガソーラー疑惑

 天理市の私有地で進められている大規模太陽光発電(メガソーラー)の事業者選定をめぐり、市役所などが官製談合防止法違反容疑で大阪地検特捜部の家宅捜索を受けた事件で、市は12日、選定手続きの経緯や事業継続の妥当性を検討する第1回調査委員会を開催。委員長に弁護士の川﨑祥記氏を選出し今後、再発防止策をまとめ、9月中に公表することを決めた。

 調査委は並河健市長や公認会計士、住民代表、市の入札監視委員会委員の計5人で構成。会合は非公開で行われ、市によると当時の事業者選定のあり方や、今後のスケジュールなどを確認。8月30日の次回会合までに手続き上の問題点などを委員で検証、会合後に公表することなどを決めた。

 終了後、会見した並河市長は「当時の事業者選定は市職員のみで、現行と異なる。第三者を交えた現行法をルール化し、市民の理解を得られるようにしたい」と説明。家宅捜索を受けた男性市議(66)が死亡したことについては「判決確定までは『推定無罪』がわが国の基本だ」とし、「心よりお悔やみ申し上げる」と述べるにとどめた。

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皇學館大生5人が神職の実地研修 桜井の大神神社で作法学ぶ

 桜井市の大神神社で、神職をめざす皇學館大学(三重県伊勢市)の学生5人が神社に宿泊しながら神前での作法や、神社での仕事を学ぶ実地研修に取り組んでいる。

大神神社で研修を受ける学生ら

大神神社で研修を受ける学生ら

 皇學館大学は全国でも数少ない神職を養成する大学。実地研修は夏休みを利用して全国各地の神社で行われている。

 5人は兵庫、三重、岡山、愛知、群馬県の出身。研修は8日から1週間の予定で、早朝に起床して身を清め、境内の清掃・朝拝に参列しながら研修に臨んでいる。

 すでに三輪山登拝や大祓詞・祓詞の清書、摂社・檜原神社の参拝などをすませており、12日は儀式殿で祭典について学ぶ「祭式実習」。白衣・白袴姿の5人は、神社神職の指導を受けながら、おはらいや祝詞の奏上、神饌の供え方などを繰り返し練習した。14日には成果を報告する奉告祭が予定されている。

 神戸市出身の3回生、豆多真空さん(20)は「神職を志望するのは『日本人の心』を大切にしたいから。研修は厳しいですが、神様を大事にして、神様が輝くお祭りができる神職になれるよう、頑張りたい」と話していた。

大神神社で研修を受ける学生ら

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これで外出も安心! 「おでかけトイレマップ」 生駒市が作成

 生駒市は、身体に障害を持つ人に外出先で役立ててもらおうと、市内のバリアフリー設備が整った公衆トイレの場所を示す「生駒おでかけトイレマップ」を作成した。

生駒市が作成した「生駒おでかけトイレマップ」

生駒市が作成した「生駒おでかけトイレマップ」

 4月に施行された障害者差別解消法に伴うサービス向上策の一環で実施。市によると、障害者支援団体や家族から、「大人用介護ベッドが設置された公衆トイレはないか」「外出時、いつも利用できるトイレ探しに困る」―などの意見が多く寄せられていたという。

 作成したトイレマップでは、市役所や公園、病院などのほか、飲食店やスーパーなど計27カ所のバリアフリー設備が整った公衆トイレの場所を地図で紹介。「車いす対応」や「温水洗浄便座付き」「手すりつき」などの設備の有無をイラストで示すほか、利用可能時間や住所、電話番号も記載している。

 計千部を作成。市障がい福祉課窓口のほか、市社会福祉協議会、市福祉センターなどで、希望者に配布している。担当者は「トイレマップによって障害を持つ方が積極的に外に出てもらう一助になれば」としている。問い合わせは、同課(☎0743・74・1111)。

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【訃報】佐々岡典雅氏 66歳 天理市議会議員

 佐々岡典雅氏(ささおか・のりまさ=天理市議会議員)10日死去、66歳。通夜は13日午後7時、葬儀・告別式は14日正午、天理市前栽町88の1、創葬館で。喪主は妻、しづ子(しづこ)さん。

 平成3年から天理市議を務め、現在7期目。議長を5期、副議長を1期務めた。

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「山の日」に雄大な自然満喫 上北山村の大台ケ原で山歩きツアー

 今年から新たな国民の祝日に定められた「山の日」の11日、日本百名山として知られる上北山村の大台ケ原で、地元ガイドの案内で山歩きを楽しむツアーが開かれ、近畿一円から約50人が参加した。

コース一の見どころ大蛇嵓

コース一の見どころ大蛇嵓

 山に楽しむ機会を得て、山の恩恵に感謝するという「山の日」の趣旨に沿い、近畿地方環境事務所と上北山村などが共催。「神秘の森 荘厳の山 大台ケ原を歩く」と題して3コースを設定した。

 「東大台ツアー」コースでは地元ガイドの中垣内勉さん(67)が案内。シカの食害で立ち枯れしたトウヒの木などに触れ、山の環境保全の大切さを訴えた。頂上の日出ケ岳(1695メートル)や、落差800メートルの断崖絶壁が見渡せるコース一の見どころ大蛇嵓(だいじゃぐら)も見物。周遊約4時間、参加者らは雄大な山並みと、苔むす大地の登山道を堪能した。

 大阪府堺市から夫婦で訪れた会社員、西岡朋弘さん(37)は、「美しい山の風景に見とれる一方、シカの食害の現実も目の当たりにした。山を守る意識を大切にしたい」。また、大阪府藤井寺市の主婦、兼田レイ子さん(69)は「苦しいけど頂上に立つ達成感は爽快。ゴミは持ち帰るなどマナーを守りながらこれからも登山を楽しみたい」と笑顔を見せた。

枯れたトウヒの木が立ち並ぶ登山道を歩くツアー参加者

枯れたトウヒの木が立ち並ぶ登山道を歩くツアー参加者

 ツアーを企画・運営した上北山村地域おこし協力隊の木上陽介さん(23)は「上北には隠れた自然の魅力がまだまだある。『山の日』をきっかけに、これから多くの人に訪れてもらえたら」と話していた。

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登山道付近に姿を見せた子ジカ

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キラリ輝く作品楽しんで 奈良市の県文化会館で特別支援学校アート展

 県内の特別支援学校の児童生徒や卒業生が制作した芸術作品約150点を展示した「キラリと輝く!特別支援学校アート展2016」が奈良市の県文化会館で開かれている。16日まで。

個性豊かな作品が並ぶアート展

個性豊かな作品が並ぶアート展

 児童生徒らの社会参加・就労を支援するNPO法人ならチャレンジド(大淀町)などが障害者の作品を多くの人に見てもらおうと開催し、今年で5回目。

 会場には絵本を模した貼り絵や浮世絵をモチーフにした屏風、自作の詩、奈良の風景画など個性豊かな作品が並んでいる。

 奈良市の福祉施設職員、萩原規子さん(55)は「毎年来ていますが、作品はどれも個性的で、年々上達している。元気をもらえますね」と作品に見入っていた。

 同法人の赤川義之理事長(59)は「生徒らは作品が展示されることで制作意欲を高め、自信をつけることができる。今後も続けていきたい」。

個性豊かな作品が並ぶアート展

個性豊かな作品が並ぶアート展

 入場無料(15日は休館)。12、13、14、16日の午後1時からはペーパークラフトなどのワークショップが開催される。

 問い合わせは同法人(☎0746・32・3600)。

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補助犬のこともっと知ってほしい 14日に大和郡山でチャリティーイベント

 盲導犬や聴導犬などの補助犬について知ってもらおうと8月14日、大和郡山市の「やまと郡山城ホール・大ホール」で啓発チャリティーイベントが行われる。

 公益財団法人「日本補助犬協会」などでつくる実行委員会が主催。補助犬は盲導犬や聴導犬、介助犬の総称で、目や耳、手足が不自由な人の生活や社会参加を助けるために訓練を受けた犬のこと。

 イベントでは、補助犬についてまとめたパネル展示や、盲導犬、聴導犬、介助犬によるデモンストレーションも実施。実際の活動や現状について、担当者が説明する。このほか会場では、プロの作詞、作曲家が審査するカラオケ歌謡大会も開催される。

 主催者は「まだまだ補助犬の活動について知らない人が多い。興味を持ってもらうきっかけにしたい」と話している。イベント収益金は、全額が同協会に寄付される。入場無料。詳しい問い合わせは、実行委の事務局「エスアンドエス」(☎0742・35・5044)。

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明治から昭和の名品を一堂に 奈良市美術館で展覧会

 明治から昭和期にかけての奈良にまつわる美術作品約200点を集めた「奈良の街に眠る名品たち展」が奈良市美術館(イトーヨーカドー奈良店5階)で開かれている。14日まで。

展示されている鹿の彫刻

展示されている鹿の彫刻

 当時の様子を紹介しようと、市民から寄せられた作品をもとに同館が初めて企画。展示品は明治から大正期の奈良の風景写真、奈良の風景を描いた日本画・洋画、一刀彫などの彫刻、絵はがきやポスターの歴史資料など。

 明治期の東大寺大仏殿、奈良市役所、猿沢池の様子などを知ることができ、一刀彫で有名な橋本良寿の鹿の彫刻も並んでいる。

 奈良市の木彫家、太田佳男さん(78)は「奈良には素晴らしい美術品が埋もれていることがわかる。街の歴史に触れられるいい展示だと思います」。

 同館の説田晃大学芸員は「奈良の歴史資料を残す意味でも大事な展示。時代ごとの雰囲気や空気を作品を通じて感じてほしい」と話している。

 開館時間は午前10時~午後5時半。12日休館。13、14日は学芸員の作品解説がある。問い合わせは奈良市美術館(☎0742・30・1510)。

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「登山届も忘れずに」 吉野署が安全な登山呼びかけ

 吉野署は11日、「山の日」に合わせて、大淀町の近鉄下市口駅など吉野郡内4カ所で、安全登山を呼びかける啓発活動を実施した。

吉野署員から啓発グッズを受け取る登山者(県警提供)

吉野署員から啓発グッズを受け取る登山者(県警提供)

 遭難時などに助けを求める緊急用ホイッスル200個などの啓発グッズを配布。参加した署員16人は登山者らに「登山届の提出を忘れないで」などと声をかけた。

 同署の横畑恵造地域課長は「登山する際は無理のない計画と十分な装備、危険と感じたら引き返す勇気を持ってほしい」としている。

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大輪の花を楽しんで 五條市の遊休農地でヒマワリ見頃

 五條市上野町の遊休農地を活用した「ひまわり園」で、高さ2メートルあまりに育ったヒマワリが大輪の花を咲かせている。今月中旬ごろまで楽しめる。

大輪の花を咲かせているヒマワリ

大輪の花を咲かせているヒマワリ

 市は遊休農地を再生し、ごみを減らす「資源循環型社会」の実現を目指しており、市内の福祉施設に栽培・管理を委託。生ごみや刈草などを堆肥として利用している。

 ヒマワリは、同市上野公園の駐車場に隣接する5区画計約1万6千平方メートルに約9万本が植えられており、区画ごとに開花状況が異なるという。

 見学自由。問い合わせは市みどり園(☎0747・24・4111)。

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県発注の電球交換工事で業者がうその報告 631万円返還請求 

 県は10日、宇陀、奈良、吉野の3土木事務所が平成21~25年度に発注した道路照明の電球交換工事で、受注者が交換していない機器を「交換した」と虚偽報告し、県から工事代金計約631万円を不正に受け取っていたと発表した。県は同日付で宇陀市、奈良市、大淀町の元請け3業者に返還請求を実施。詐欺罪で刑事告訴も視野に検討するという。

 県によると、奈良市、大淀町の各業者は宇陀市の業者に下請けとして任せていたといい、実際に交換工事を行っていたのはこの業者という。

 3業者が「交換した」と虚偽報告していた機器は、明るさに応じ道路照明を自動的に点灯・消灯する自動点滅器計135台と、照明の明るさを安定させる安定器計210台。いずれも1台3千~8千円。宇陀市の業者は交換していないのに交換したと、偽の写真を見せて報告していたという。

 県は今後、3受注者の入札参加資格停止措置をとるとともに、詐欺罪で刑事告訴も視野に検討を進めるという。

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年金受給者から住民税計273万円誤徴収に 葛城市、ミス判明で即日返金へ

 葛城市は10日、年金受給者の年金からの住民税特別徴収で、8月15日に支給予定となっている252人の年金から計273万3300円が誤って徴収されると発表した。

 住民税徴収を一括して行う日本年金機構に対し市から徴収停止の連絡が行われなかったことが原因。市は徴収日の15日、252人に徴収額と同額を返金する。 市によると、年間の住民税額は毎年6月に決定する。年金支給は年6回あり、決定前の4、6月分の年金での税金徴収は前年の税額を基本に仮徴収の形で実施され、この2回でほぼ年間税額に近い額を納付していれば8月の年金での徴収は停止される。ところが今回は、市の担当者のミスで機構への連絡が行われていなかったという。

 機構への停止連絡はシステム上、徴収の2カ月前が原則。今月になって機構から税金支払いの連絡を受けた市民の指摘でミスが判明。誤って徴収される1人あたりの金額は200円~5万9500円という。

 市は「大変ご迷惑をおかけしおわびします。チェック体制を確立し再発防止に努める」としている。

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請求書なくし講演会費用〝自腹〟支払いの職員 田原本町が減給処分に

 田原本町は10日、担当した講演会の事業費を自費で負担したなどとして町教委の男性職員(52)を同日付で減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にしたと発表した。

 町によると、男性職員は昨年5月、町教委主催の講演会を担当。業者と契約を交わし、講演会は無事終了したものの契約書類や業者からの請求書を紛失。公費からの支払い手続きができなくなり、同9月に事業費91万8千円を自費で支払ったという。

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熱中症で病院搬送、最近1週間で73人 こまめな水分補給やエアコン使用を

 8月に入り県内では、35度以上の「猛暑日」が続くなど、猛烈な暑さとなっている。熱中症による搬送者も高齢者を中心に多くなっており、県は「特に小さな子供やお年寄りは注意してほしい」と呼びかけている。県内では今後も最高気温が30度以上の日が続くとみられ、こまめな水分補給や適切なエアコンの使用など対策が必要という。

 県消防救急課によると、今月1~7日の熱中症による搬送者は73人。今年4月25日からでは累計で457人に上っている。このうち、75歳以上の高齢者は171人で全体の約37%、65歳以上だと231人で全体のほぼ半数を占めている。症状はほとんどが軽症で303人だったが、短期の入院が必要な中等症は143人、3週間以上の入院が必要な重症は11人だった。

 気象庁によると、奈良市内の最高気温は今月1~3日は30度以上の「真夏日」、4~9日は「猛暑日」を記録し、厳しい暑さ。

 県の担当者は「屋外での作業はもちろん、屋内であってもエアコンや扇風機などを適切に使ってほしい。特にお年寄りは『暑い』と感じる感覚が鈍くなっているため注意が必要。水分補給も大切」と話す。

 消防庁によると、熱中症の応急手当ては涼しい場所へ移動し、服をゆるめ、安静に寝かせる▽エアコンをつけ、体を冷やす▽首の周り、脇の下、太もものつけねなどを冷やす▽水分を少しずつ取る―など。同庁は「自分で水が飲めなかったり、脱力感や倦怠感が強く動けなかったりする場合は、ためらわずに救急車を呼んで」としている。

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マルチビジョンでもキトラ古墳壁画 9月開館の明日香村・四神の館

 国交省と文化庁は、9月24日にオープンする国営飛鳥歴史公園キトラ古墳周辺地区(13・8ヘクタール)の公園施設について概要や体験プログラムなどを発表した。中心施設の「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」(地上1階地下1階)では、実物壁画の展示とともに、四面のマルチビジョンで壁画の高精細映像を楽しめる。

マルチスクリーンに映し出された朱雀の頭部

マルチスクリーンに映し出された朱雀の頭部

 公園管理者は国交省だが、キトラ古墳の北側に建設された四神の館は同省と文化庁が共同運営する。

 朱雀や天文図などの壁画の実物は壁面ごとに5つのケースに分け1階で展示。四面のマルチビジョンは地下1階にあり、壁画を最大約100倍に拡大して見ることができる。また、原寸大の石室模型も展示され、壁画の発見から調査、石室の埋め戻しの経過も紹介している。

 このほか、園内には四神の館別館があり、海獣葡萄鏡や富本銭、勾玉づくりなど8つの体験プログラム(有料)を実施。飛鳥時代のガラスづくり(有料、毎月第1、第3日曜開催)を楽しむ体験工房や、農作業体験の拠点となる農体験小屋なども設けられている。

 入園入館は無料。四神の館などの開館時間は午前9時半~午後5時。壁画実物の見学は事前予約制で、事前予約が必要なプログラムもある。壁画見学を除く公園全体の問い合わせは飛鳥管理センター(☎0744・54・2441)。

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【奈良で涼】1000万ドルとはいきませんが…若草山からの夜景鑑賞にうっとり

 夏は夜-。平安時代の歌人、清少納言もそう言い切ったように、古都・奈良の夏もやはり夜だろう。

若草山から望む奈良の夜景。生駒山付近まで明かりがちりばめられたパノラマが広がる

若草山から望む奈良の夜景。生駒山付近まで明かりがちりばめられたパノラマが広がる

 涼しい夜風に吹かれる所、と思いついたのは普段、緑の芝に覆われた姿を見ている若草山(奈良市)。夜景といえば神戸だが、奈良の灯はいかに…。午後9時過ぎ、東大寺北側から奈良奥山ドライブウェイを山頂へと向かった。

 闇に包まれた山中、カーブを何度も超えて登っていくと、10分ほどで駐車場に到着。少し歩き、山頂(342メートル)付近の展望台に立つと、眼下に明かりがちりばめられた大パノラマが広がった。

 もちろん、神戸・阪神間のように「1千万ドルの夜景」とまではいかないが、西は生駒山まで、南は橿原市方面へと広がる静かな街の灯にうっとり…。大宮通り付近だろうか、西へのびる光の帯はひときわ明るく、平城宮跡らしい暗闇も見える。冬のほうが澄んだ空気のなかに灯が煌々として美しいだろうが、夏は吹き上げてくる風がなんとも心地良く、古都の灯を見ながらしばしロマンチックな気分に浸るのもいい。

緑の芝に覆われた若草山

緑の芝に覆われた若草山

 実は「新日本三大夜景」の一つに数えられ、最近は若いカップルも目立つ。夏の週末は夜景観賞バスも走っているので気軽に訪れることができる。シカがつぶらな瞳で出迎えてくれるから、〝お一人さま〟でも大丈夫。(岩口利一)

 若草山からの夜景観賞 若草山頂へは奈良奥山ドライブウェイが通じている。通行料金は普通乗用車で往復520円。9月25日までの金、土、日曜と祝日は、JR奈良駅前から近鉄奈良駅前を経て若草山頂に向かう「奈良若草山夜景観賞バス」が運行中。往復大人500円、小学生以下半額。問い合わせは奈良交通お客様サービスセンター(☎0742・20・3100)。

 奈良交通のホームページはhttp://www.narakotsu.co.jp/

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